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2022.05.08

妊娠生活

【医師監修】つわりはいつから始まる?うまく乗り切るにはどうしたら?

吐き気がする、においが気になる、食べないと気持ち悪くなる……など、妊婦さんの9割が経験する「つわり」。始まりやピークはいつなのか、いつまで続くのか、症状と解消法をご紹介します。

つわりの症状と程度は個人差があります

そもそもつわりとは、吐きけや食欲不振、消化不良など、妊娠初期に起こる不快症状のこと。一般的に妊娠5週目ぐらいから始まり、10週ごろにピークを迎え、16週ごろに終わります。

なぜつわりが起こるのか、そのメカニズムについては妊娠によってホルモン分泌が変化するからとも、赤ちゃんという異物に対するアレルギー反応が起こるからともいわれていますが、原因ははっきりとわかっていません。

つわりには個人差があり、まったくない人もいれば、中期に入ってもおさまらない人も。つわりを引き起こす原因や程度も、それぞれです。自分のつわりのタイプを知って、このつらい時期を乗り越えたいものです。
つわりつわりの症状は大きく分けると、主に4つのタイプがあります。食材や体臭などにおいに敏感になる“においづわり”、とにかく眠くて憂うつな気分に陥る“眠りづわり”、食欲がなくなる、食べるとすぐに吐く“吐きづわり”、反対におなかがすくと気持ち悪くなる“食べづわり”。吐くことはないけれど、朝や夕方は気分が悪くなるというつわりもあります。

つわりの時期は1日3食にこだわらず、基本的に食べたいものを食べればOK。3時間おきぐらいに冷やしたものを口に入れるのがおすすめです。

ほとんど食べられない状態なら点滴が必要になることも。その状態が続くと体内のエネルギー源が不足し、栄養失調になるからです。放置すると肝臓と腎臓の働きが悪くなるだけでなく意識障害を起こすこともあるので、そんなときは受診を。

よくあるつわりの症状別乗り切り術

「とにかくつらい」「気持ち悪い」「助けて!」と叫びたくなるほど、つわりがひどい人も。ではいったいどうすれば、うまく乗り切ることができるのでしょうか?よくある症状別にご紹介します。

【症状1】体がだるくて眠い

事情が許せば、眠いだけ寝てもOK。実家に帰って母親に甘えるのもよいでしょう。お仕事ママは窓をあけて換気をしたり、休憩時間は横になったりして、眠けをやり過ごしましょう。

【症状2】朝、気持ちが悪い

空腹だと胸がムカムカするのもつわりの症状の一つ。特に起き抜けは空腹感を感じて気分の悪くなる人が多いようです。起きたらすぐに口に入れられるよう枕元にパンやクッキーなどつまめるものを置いておくとよいですね。コップ1杯の水も効果的です。

【症状3】食欲がない

食べられなくても赤ちゃんの成長に影響しませんので、食べたいときに食べられるだけでOK。ただし食べられなくても水分だけはとりましょう。氷をなめるのもおすすめ。

【症状4】においが気になる

炊きたてのごはんや人工的な香料など、ある種のにおいをかいだだけで、吐き気をもよおすことがあるようです。苦手な食べ物がある場合は、なるべく避けるのがいちばん。身の回りの嫌いなにおいは好きなにおいに変えるだけで気分はラクに。マスクをしたり換気したりするのも大切。

【症状5】吐く&よく吐き気がする

嘔吐を繰り返すと水分不足になりがちなので、少しずつでも水分をとるようにしてください。フルーツやトマト、炭酸水などはさっぱりしていて、気持ち悪さを感じにくいようです。
レモン

【症状6】食べないとムカムカする

食べづわりの症状ですが、だからといって常に食べ物を口にしているとつわりが終わるころには体重オーバーに。少量食べる、低カロリーのものを選ぶといった工夫が必要。

つわりに関するQ&A

Q.つわりが全然ないのですが、赤ちゃんは無事に育っている?

出血や腹痛などの異常がなければ、つわりがなくても特に心配する必要はないでしょう。妊婦さんの中には、つわりがまったくないという人もいるのです。

ただし、ひどいつわりだったのに、突然気分がよくなったなど、急な変化があった場合は、念のためかかりつけの病院を受診してみましょう。

Q.どうしても気持ちが悪いときは胃薬を飲んでもいいの?

胃薬を飲んでも赤ちゃんに特に悪い影響はありません。でも、つわりのムカムカ感はホルモン分泌の変化なので、胃薬を飲んでもおさまらないでしょう。

薬に頼るよりも空腹にしない、外に出て気分転換するなどのほうが効果があるのでは? 自分なりのリフレッシュ方法を見つけてください。

Q.母親はつわりが重かったそうです。つわりの程度は遺伝するのですか?

お産については何かと母親と似ている点もあるでしょうが、つわりの有無や程度が遺伝することはありません。「母親が重かったから、私もつわりが重いだろう」と思い込むと、それがストレスになり、本当につわりが重くなることも。つわりは一時的のものなので、あまり深刻に考えすぎないように。

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【監修】 安達 知子 総合母子保健センター 愛育病院名誉院長・東京女子医大客員教授

1978年、東京女子医科大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。米国ジョンズ・ホプキンス大学研究員、東京女子医科大学産婦人科助教授をへて、2004年から愛育病院産婦人科部長に。2006年より東京女子医科大学の客員教授に。2013年より愛育病院副院長を兼務し、現在は名誉院長。厚労省、文科省、内閣府などの各種委員会の委員などを務める、わが国の産科学会を担う中心的存在の一人。

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