一生使うものだからこそ大切に決めたい赤ちゃんの名前。命名辞典やネットの名付けサイトとしばらくにらめっこが続いて煮詰まっているというパパやママ、「誕生石」をヒントにするのはいかがでしょうか?星座と同じように、誕生石は月別に決まっています。赤ちゃんの誕生石を調べてみると、意外なヒントが得られるかもしれませんよ。今回は、宝石の中でも誕生石について紹介し、それに由来する名前に迫ります! 赤ちゃんの名付けで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
宝石の中でも誕生石とは?
誕生石とは、生まれ月にちなんで決められている宝石のこと。その起源には、諸説あります。たとえば、
・「旧約聖書」の「出エジプト記」にある、ユダヤ人の高僧が胸に飾った12個の宝石
・「新約聖書」の「ヨハネ黙示録」にある、新エルサレムの12個の門に使われた基礎石
・占星術の「誕生石を身に着けると厄病を免れ、幸せになれる」という信仰
などです。
それらがもとになり、誕生石の概念は約18世紀からユダヤ人を中心にヨーロッパで広まりました。さらに、1912年に米国の宝石小売商組合が、1937年に英国の貴金属商組合が、それぞれ誕生石を選定。日本では、1958年に全国宝石商組合が「日本の誕生石」を定めています。
宝石(誕生石)の名前を付ける由来が知りたい!
誕生石にちなんで赤ちゃんに名前を付けたいとき、宝石のどこに注目してヒントを得れば良いのかを紹介します。
宝石(誕生石)そのものの名前
まずは、誕生石の名前をダイレクトに使う方法があります。たとえば、「大愛(だいあ)」・「大也(だいや)」・「真珠(パール)」などが挙げられるでしょう。ひとひねりある名前を赤ちゃんに付けてあげたいパパやママに、このような名前が好まれるようです。
宝石(誕生石)の和名
後ほど紹介しますが、誕生石にはすべて和名が付いています。誕生石の和名をヒントに、赤ちゃんの名前を考える人もいるのだとか。パールが「真珠」というのは有名ですよね。ほかにも、コーラルは「珊瑚(さんご)」、ジェイダイトは「翡翠(ひすい)」、ルビーは「紅玉(こうぎょく)」などとなっています。それらをヒントに、「真珠(まじゅ)」・「珊瑚(さんご)」と和名をそのまま使ったり、「翠(みどり)」・「紅子(べにこ)」と和名に含まれる文字を使ったりするようです。
宝石(誕生石)の宝石言葉
もっとも多いのが、宝石言葉をヒントにすることではないでしょうか。たとえば、1月の誕生石であるガーネットの宝石言葉は「貞操、真実、友愛、忠実」。その宝石言葉から、赤ちゃんの名前に使う漢字を選ぶことができますよね。宝石言葉をそのまま使って読み方を考えたり、1文字だけ選んであとは好きな言葉や画数の良い文字と組み合わせたりすることも可能です。
宝石(誕生石)の見た目・イメージ
さらに、宝石の見た目やイメージから連想するという方法もあります。たとえば、エメラルドやルビーのカラーからは「緑」や「紅」、ダイアモンドのまばゆさから「輝」という漢字を使うなどです。