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2021.08.23

成長・発育

赤ちゃんの成長曲線と男女別のグラフ、月齢別の発育値は?【小児科医監修】

毎日ぐんぐん成長していく赤ちゃん。わが子が育っていくのはうれしいけれど、「よその子と比べてちょっと小柄?」「おっぱいをよく飲むので、太りすぎてない?」など気になることも多いでしょう。そこで今回は、赤ちゃんの成長の目安となる成長曲線や月齢別の発育値、男女別の成長曲線グラフとともに、赤ちゃんの成長について解説します。

赤ちゃんの成長曲線とは?

赤ちゃんの成長の様子を知りたいときに、一つの目安となるのが母子健康手帳に記載されている「乳児身体発育曲線」です。まずは、この表がどのようなものかを知っておきましょう。

発育曲線は、赤ちゃんの成長の様子を知るためのグラフ

乳児成長曲線は、「パーセンタイル」という数値で表されたグラフで、これに記入することにより赤ちゃんの成長の様子を知ることができます。パーセンタイルというのは、「100%のうち、小さいほうあるいは大きいほうから数えて何%目にあたるか」を表しています。

このグラフのもとになっているのは、厚生労働省が全国の乳幼児を対象に10年おきに調べている「乳幼児身体発育調査」のデータ。最新のデータは、平成22年に調べられたものです。

母子健康手帳では、月齢ごとの身長や体重などの3パーセンタイル値と97パーセンタイル値を折れ線グラフで示し、その範囲に色をつけて帯グラフにして表示しています。この帯グラフの中には、赤ちゃん全体の94%が入ると母子健康手帳には記載されています。

つまり、身長・体重がこの帯グラフの中に入っていれば、赤ちゃんの成長はほぼ心配ないと言えるのです。また、この帯の範囲から多少はずれたとしても、小さめの赤ちゃんは下のラインに沿って増加していれば、まず安心と考えていいでしょう。ただし、健診で経過を見るように指導されている場合は、必ず定期的に受診することが大切です。

大きめの赤ちゃんでも、身長・体重ともにずっと上のラインをオーバーしているという場合は、大柄なタイプなのでしょう。ただ、体重だけ上のラインからどんどん離れて増えていくようなときは、離乳食の内容や母乳やミルクの飲ませ方を見直す必要になることもあります。その場合も健診のときに何か指導があるはずですから、指示に従いましょう。
低月齢 赤ちゃん 全身

男児・女児別の身長・体重の成長曲線をグラフで見てみたい!

赤ちゃんの健診は発育・発達の節目になる月齢ごとで行われ、毎月あるわけではありません。その間の赤ちゃんの発育や発達が順調か気になることもあるでしょう。そんなときに成長の具合をチェックできるのが、男女別の成長曲線です。

成長曲線のグラフは一般的な成長のペースを表しています

成長曲線のデータは、男の子と女の子でグラフが分かれています。それは、統計をとると男の子のほうが身長・体重ともにやや大きめだからです。最新の成長曲線のグラフは平成22年(2010年)の調査によるデータをもとに作られていますが、その前の平成12年(2000年)に行われた調査結果の数値と比べてみると、乳幼児の身長・体重は全体的にごくわずかですが減っていることがわかっています。

母子健康手帳に載っている成長曲線のグラフに、わが子の身長、体重を実際に書き込んでみましょう。赤ちゃんの発育は個人差がとても大きく、発育のペースもそれぞれ違います。健診時など身長・体重を計測したその時々の数値を見ただけでは、発育が順調かどうかいちがいには言えません。

そこで、できるだけ毎月、身長・体重を測って成長曲線に書き込み、できたグラフを見てみます。身長・体重ともに発育曲線の帯グラフの中(3~97パーセンタイルのラインの中)にずっと入っているようであれば、多少、大柄または小柄であっても問題はなく、発育は順調と考えていいのです。心配なときは、健診時などに小児科医に相談するといいですね。

・発育曲線 身長(男子)
発育曲線 身長(男子)・発育曲線 体重(男子)
発育曲線 体重(男子)・発育曲線 身長(女子)
発育曲線 身長(女子)・発育曲線 体重(女子)
発育曲線 体重(女子)出典:平成22年乳幼児身体発育調査報告書(概要)(厚生労働省)
おすわり 成長

男児・女児別の月齢ごとの具体的な発育値は?

母子健康手帳に掲載の男女別成長曲線のグラフのもとになる数値を、以下のような表で確認するといいでしょう。

各月齢の発育値の範囲なら、発育は順調と考えます

赤ちゃんそれぞれの身長や体重の増え具合を知るためには、成長曲線に書き込んだグラフを見るのがわかりやすいのですが、各月齢の身長・体重の範囲を知るには、以下の数値がわかりやすいでしょう。

この数値は、各月齢の0日目から最終日までのさまざまな赤ちゃんの身長・体重を測って集計したものです。月齢ごとの赤ちゃんの身長・体重にはかなりの幅があることがわかりますね。

たとえば、0ヶ月の男の子の体重は、2.10kg~5.17kgとなっています。2.10kgというのは、出生時(0ヶ月0日目)に小さいほうの3パーセンタイルにあたる体重で、5.17kgは0ヶ月30日目に大きいほうの97パーセンタイルにあたる体重です。

各月齢のどの時期に測っても、その月齢の身長・体重の範囲内の数値であれば発育は順調で心配ないと考えていいのです。
各月齢の発育値の範囲  グラフ

赤ちゃんの肥満度はどうやってチェックすればいい?

赤ちゃんが太りすぎているかどうかは、「カウプ指数」を見てみます。カウプ指数とは、身長と体重のつりあいを見るための数値です。

「カウプ指数」を計算して数値を見てみます

まずは、わが子のカウプ指数を出してみましょう。計算方法は以下の通りです。

【カウプ指数の計算方法】
体重(g) ÷〈(身長(cm) × 身長(cm)〉×10

⇒14~19 が普通

体重が90パーセンタイルすれすれの赤ちゃんでも、それだけで太りすぎと判断せず、カウプ指数を計算して身長と体重のバランスがとれているかをチェックします。2歳ぐらいまでの赤ちゃんの場合、カウプ指数の平均は16前後で、20以上で太りすぎとされています。

太りすぎとわかっても、1歳未満の赤ちゃんの場合は幼児期の肥満とは違います。成長するにつれて運動量が増えていくので、体重増加のペースも落ち着いてきて自然に解消することがほとんどです。ですから、あまり心配する必要はないのですが、どうしても気になる場合は実際に肥満治療が必要かどうか、医師に相談しましょう。

赤ちゃんがちょっと太めだから、とか肥満になったら困るから、などの理由でママの判断により離乳食を減らしたり、ミルクを薄めたりすることは絶対やめましょう。体や脳がぐんぐん育つ大切な時期に必要な栄養がとれなくなると、発育に影響が出てしまう心配があります。

やせていても、少しずつでも体重が増えていれば心配しないで

カウプ指数を見ることで、スリムな赤ちゃんがやせすぎでないかどうかもチェックできます。10パーセンタイルのラインぎりぎりくらいの赤ちゃんでも、カウプ指数が14あれば心配いりません。

13以下だとやせているとされますが、元気で発育曲線のラインに沿ってその子なりに少しずつでも体重が増えていて、運動発達も順調であれば経過を見ていきます。

ただし、体重がある時期から急にまったく増えなくなったり減ってきたりしたときは、その原因を突き止める必要があります。早めに小児科を受診しましょう。

たっち 成長赤ちゃんの成長曲線が変動する原因は?

赤ちゃんの身長・体重を成長曲線のグラフに記入していくと、必ずしもグラフと同じように増えていかないことも。その原因は次のようなことが考えられます。

赤ちゃんの成長のペースは、月齢が上がるにつれて変わっていきます

人間の体は、1日のうちでも身長・体重が多少変動します。測るタイミングが朝・昼・夜かによっても違いますし、体重はトイレの前後でも違ってきます。赤ちゃんも同じなので、できるだけ正確な成長曲線のグラフを得るためには、身長・体重を測るタイミングを1日のうち同じ時間帯にするようにしましょう。

また、「少し前まで体重がぐんぐん増えていたのに、最近横ばいになった」など、赤ちゃんの成長のペースを気にするママもいるようです。ただ、母子手帳の成長曲線の帯グラフを見てもわかるように、赤ちゃんはずっと同じようなペースで身長・体重が増えていくわけではありません。赤ちゃんの成長は生まれてから生後3ケ月ごろまでが一番著しく、3カ月間で身長は10㎝近く伸び、体重は生まれたときの約2倍になります。

その後はだんだん成長のスピードが落ちついてきて、ゆるやかな右上がりになっていくのが一般的です。ですから、生後4~5ヶ月ごろまでは身長・体重がぐんぐん伸びても、その後は徐々にゆるやかになっていくのが普通だと考えましょう。

ただ、赤ちゃんの成長のペースは個人差がとても大きいので、ぐっと成長する時期が一般的な時期とは違う子もいるものです。また、離乳食が始まってよく食べるようになったり、歩くようになって運動量が増えたら身長が伸び体重も増えた、という例もあります。

いずれにしても、母子健康手帳の成長曲線の帯グラフの範囲内に入っていれば、心配することはありません。身長・体重の増え方で気になることがあるときは、健診時に相談してみるといいでしょう。

赤ちゃんの成長曲線の描き方はどうすればいい?

母子健康手帳に載っている成長曲線にこまめに記入していくと、「うちの子の成長の様子」がよくわかります。記入の仕方はそれほど難しいものではないので、ぜひ覚えて記録しましょう。

毎月決まった時期に身長・体重を測り、母子健康手帳のグラフに記入します

母子健康手帳の成長曲線は、男の子のページと女の子のページに分かれているので、まず性別を間違えないようにしましょう。グラフには1つのページに2つの帯状のグラフが描かれていますが、上は〈身長〉を表し、下は〈体重〉を表しています。

また、グラフの横軸は〈月齢〉、縦軸の上部は〈身長を表すcm〉、縦軸の下部は〈体重を表すkg〉となっています。

まず、グラフ横軸で数値を入れたい月齢のところを見ましょう。次に、その月齢から伸びている線の上の方の身長と体重、それぞれの帯グラフ左横を見て、身長のcmと体重のkgを表す縦軸の赤ちゃんの数値の横線と月齢の縦線が交差するところに点を打ちます。

これを何カ月分かくり返し、最後に身長、体重それぞれの月齢ごとに打った点と点をつないで折れ線グラフを完成させます。つなぐ点の数が多いほどより曲線に近い正確なグラフができます。

成長曲線で身長・体重の増え方を継続的に見ていきましょう

また、身長・体重を計測する日は、できるだけ毎月同じくらいの時期にすることも大切です。ある月は月初め、ある月は下旬…などよりも、できれば「毎月〇日」と決めて測るといいですね。

身長・体重を測るのは、健診だけだと何ケ月かに1回になってしまいます。毎月測るために、地域の保健センターや支援センター、ショッピングモールやデパート・スーパーの授乳室など、身長計やベビースケールを置いている場所を利用するといいですね。また、ベビースケールをレンタルしてもいいと思います。

グラフに数値を記入するときは、月齢を間違えないように注意しましょう。グラフ横軸の月齢の範囲も間に線が2つあるので、各月齢の「0日ごろ」「10日目ごろ」「20日目ごろ」の3回記録できます。記録するときは、その月齢のどの時期で測ったかできるだけ正確な場所に点をつけることも大切です。

赤ちゃん時代の成長のペースや体格は個人差が大きいので、1回の計測の結果だけでは成長の様子を判断することはできません。一時的に、数値が帯グラフからはずれてしまうことも珍しくないのです。ですから、できるだけ細かく成長曲線に記入して正確なグラフを作っていくのもよいですが、継続して見ていくことのほうが大事です。

大きいほうでも小さいほうでも、曲線にそって成長していれば心配する必要はなく、逆に徐々に成長曲線からはずれていくようであれば、何か病気がかくれていないか、小児科医に相談するようにしましょう。

文/村田弥生 『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 澤田 雅子 澤田こどもクリニック院長

1991年東京大学医学部小児科入局。国立小児病院新生児科、愛育病院小児科、東大病院小児科アレルギー外来などを経て、2003年に澤田こどもクリニックを開業。明るく親しみやすい人柄と、わかりやすい説明が評判のママ先生です。

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