生後8ヶ月赤ちゃんの心配・不安をドクターがアンサー!教えてとよこ先生
育児雑誌『Baby-mo』の連載も監修されている渡辺とよこ先生に、この時期の赤ちゃんの心配や不安を伺いました。
便秘について
Q.うんちが出ないと、かたくなってつらそう。すぐに綿棒浣腸してもいい?
A.赤ちゃんがいきめるきっかけを作ってあげましょう
赤ちゃんはきっかけさえつくってあげれば、少しいきだだけでウンチが出ることも。つらそうなら、肛門をベビーオイルでマッサージするなど方法はさまざま。ママがきっかけを作って、赤ちゃんの力でウンチを出せるようにしてあげましょう。でもまずは、水分や離乳食を見直してみることも大切ですね。
蒙古斑
Q.腕にくっきりと蒙古斑が。いつ頃から消えていく?
A.消える時期にも個人差が。3~10年かけて徐々に薄く範囲も狭くなります
蒙古斑はお尻だけでなく、背中や腕、足などにも見られます。濃さや範囲もさまざまです。だんだんと薄く、目立たなくなっていきますが、消える時期にも個人差があります。小学校にあがるときにもまだ蒙古斑が残っているという子も。3年~10年ほどかけて徐々に薄く範囲も狭くなり、いつのまにか消えていきます。ふだん目に入るところだと気になるかもしれませんが、治療の必要はないものです。長い目で見守りましょう。
任意の予防接種について
Q.保育園に行く予定がなくても、任意の予防接種は受けたほうがいいですか?
A.集団生活の予定がなくても受けておいたほうが安心
乳幼児の予防接種のうち、任意接種は、生後半年以内に受けることができるロタウイルスワクチンと、1歳以降のおたふくかぜワクチンです。自治体によっては、どちらも補助金が出るところもあります。ロタウイルスは乳幼児の下痢嘔吐症のワクチンで、初感染では激しい嘔吐と下痢が数日続くため脱水症をおこしやすく、入院が必要になることも。重篤な合併症として脳症などもあります。おたふくかぜは小児後天性難聴の一番の原因となるウイルスです。集団生活の予定がなくても、予防接種を受けておいたほうが安心ですね。
着替えが大変!
Q.着替えの時にいつも大泣き。スムーズに着替えさせるコツは?
A.コツは歌をうたったりくすぐってみたり、遊びながらやりましょう
着替えは雰囲気作りが大切です。泣いてしまったからといってオロオロせず、赤ちゃんに着替えが楽しいものであると思わせましょう。コツは、遊びながらやることです。歌を歌ったりくすぐってみたり。顔が隠れたときなどは「いないいないばぁ」と声をかけてあげるのもいいでしょう。無理な体勢にならないよう、着替えやすい服を選ぶのもポイントですね。
人見知り
Q.生後4ヶ月から始まった人見知り。いまだに続いています
A.大切な人との区別がついている証拠
ママはなかなか休まらないかもしれませんが、人見知りは身近にいる大切なママやパパと、それ以外の人との区別がついている証拠でもあります。人見知りもその子の性格と理解して見守ってあげましょう。
先輩ママの泣いた!笑った!頑張った!生後8ヶ月赤ちゃんの育児体験談
「8ヶ月のときに軽井沢へ、初めての1泊旅行。部屋に入ってまずは、誤飲しそうなものがないかチェックし、破壊しそうなものは隠し…………、大人2人の旅とは違うね~と、パパと笑いあいました。一方で、娘はうれしくてニコニコ」(Yちゃんママ)
「育児ストレスがたまり、イライラ爆発。日中に2人でいるのが苦しくて、泣きながら夫に訴えました。1日フリーの日をもらい、ウィンドーショッピングやカフェに行ってリフレッシュ。ひとりで子供をみてくれた夫にも感謝」(Yくんママ)
「離乳食が進んできたころ、便秘になって私の頭の中はいつも、どうしたらうんちが出るかでいっぱいでした。3週間くらい綿棒浣腸に頼っているうち、自力で出せるようになりました。今なら「悩みすぎだった」と笑えるんですが」(Nくんママ)
「なぜか、ずりばい→つかまり立ち→はいはいの順にできるようになりました。動き回り、目が離せなくなってくると同時に、後追い激しくなってしまった~!あのころはトイレにもゆっくり入れなかったな」(Hくんママ)
「腹ばいで後ろに進めるのに、なかなか前に進まなかったころ、お気に入りのおもちゃほしさに前進!3日もするとスピードアップ。その5日後、猫さわりたさに、ソファでつかまり立ちを。急成長した1週間でした」(Sくんママ)