赤ちゃんが生まれてから半年がたちました。寝返りが完成し、そろそろおすわりができる子もいて、毎日新しい世界を体験しています。生後6ヶ月赤ちゃんの成長や特徴など、ドクター監修のもと、詳しく紹介していきます。
生後6ヶ月の赤ちゃんの特徴
・寝返りをしたり、早い子はおすわりできるようになってきます
・手足の動きはますます活発に。体重の増加はペースダウン
・ママからの免疫が切れて、初めての発熱を体験することも
このころになると胎児の時にもらったママからの免疫が切れてくるので、病気にかかりやすくなります。そのほか手足が意図をもって活発に使えるようになってくるのも特徴です。
生後6ヶ月赤ちゃんの成長
生後6ヶ月のころの成長の特徴をご紹介します。個人差があるので、神経質になりすぎずおおらかに見守りましょう。
人見知りが始まる時期です
赤ちゃんによっては人見知りが始まり、久しぶりの親戚や近所の人、着ぐるみなどを見て泣いてしまうことがあります。これは、顔の見分けがつくようになった証拠。その分、赤ちゃんはママとパパが大好きです。たくさん話しかけながら、コミュニケーションを楽しみましょう。
大人が顔を隠して「いないいないばぁ!」をしてあげると、大喜びするはずです。カーテンの陰から「ばぁ」と顔を出したり、赤ちゃんの前にタオルをたらしてはずしたりと、色々なバリエーションを楽しんでください。
早い子はおすわりするように
個人差はありますが、早い子はおすわりができるようになります。ただし、多くの赤ちゃんの場合、安定しておすわりができるようになるのは、生後7~8ヶ月ごろです。
乳歯が生える子も
そろそろ歯が生え始める子もいます。生える時期は個人差が大きいので、まだ生えていなくても大丈夫です。
生後6ヶ月赤ちゃんの身長と体重について
母子健康手帳に記載されている、生後6ヶ月~7ヶ月未満の赤ちゃんの身長・体重の目安です。
【男の子】身長63.6cm~72.1cm
体重6440g~9570g
【女の子】身長61.7cm~70.4cm
体重6060g~9050g
上の数字はあくまで目安となっています。体重や身長の数値について悩むママが多いですが、注目してほしいのは赤ちゃんの成長曲線。短期間の数値で判断せずに、全体の曲線の流れを見ましょう。
早い時期に大きくなる子、ゆっくり成長する子などいろいろな赤ちゃんがいます。体重が増えなくて気がかりな場合は、かかりつけ医や助産師さんに相談してみましょう。
生後6ヶ月の赤ちゃんの1日の生活リズムや過ごし方
生後6ヶ月の赤ちゃんは1日をどのように過ごしているのでしょうか。育児誌『Baby-mo(ベビモ)』で紹介されたDくん(生後6ヶ月15日目)の様子をみてみましょう。
AM0:00 ねんね
AM1:00 ↓↓
AM2:00 ↓↓
AM3:00 ↓↓
AM4:00 ↓↓
AM5:00 ↓↓
AM6:00 ↓↓
AM7:00 おっぱい/ママ・パパ起床
AM8:00 ねんね/ママ家事
AM9:00 ↓↓ ↓↓
AM10:00 離乳食
AM11:00 おっぱい
PM0:00 あそび
PM1:00 ねんね/ママ家事
PM2:00 ↓↓ ↓↓
PM3:00 おっぱい
PM4:00 お散歩/ママ買い物
PM5:00 ↓↓ ↓↓
PM6:00 家事見学/ママ家事・夕食準備
PM7:00 おっぱい
PM8:00 あそび/パパ帰宅
PM9:00 ↓↓ /ママパパ夕食
PM10:00 お風呂+おっぱい
PM11:00 ねんね
生後6ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間
この月齢はまだ夜泣きが続く子もいますが、残念ながら夜泣きの原因はよくわかっていません。就寝のリズムをつくってあげるのも大切なことなので、夜は決まった時間に電気を消し、大人が大きな音でテレビをつけたり、パパが帰宅後に赤ちゃんを起こしたり、ということがないよう気をつけて。夜になったら携帯はマナーモードにしましょう。
夜泣きについて
生後6ヶ月というと、人の区別がつき、ママとそれ以外の人が判別できるようになる時期。昼間の精神活動も活発になるので、その神経の興奮が夜泣きとなり現れるのでしょう。
この時期の赤ちゃんは可愛いのですが、あやしすぎには注意しましょう。
夜にまとめて眠れるようになってからも、急に夜中に起きて泣いたり、せっかくできたねんねのリズムがくずれてしまったり。ママは不安になるでしょうが、ちゃんと眠れる日が来るので安心して。
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生後6ヶ月の赤ちゃんの授乳について
生後6ヶ月頃の赤ちゃんの、母乳とミルクの1日あたりの飲む量の目安について紹介していきます。
1日あたりの母乳とミルクの飲む量と回数
【母乳】・回数:
4~5回/1日・飲む量:600ml~1100ml/1日【ミルク】・回数:3(+2)回/1日
※( )内は、離乳食後に飲ませるミルクの回数です。
・飲む量:
200~220ml/1回生後6ヶ月頃になると、おっぱい・ミルクだけでは、必要な栄養が不足することになってきます。
授乳でとる栄養と食事でとる栄養の比率については、離乳食が1回食のときは母乳・ミルクが90%、離乳食が10%がよいとされています。
離乳食が2回食(生後7ヶ月が目安)になると、母乳・ミルク70%、離乳食が30%に。
そのため、おっぱい・ミルクからすべての栄養をとる「飲む食事」から、離乳食で「かんで食べる食事」の練習がスタートします。食べる楽しみも教えていきましょう。