女優として活躍する一方、家に帰れば1才7カ月の女の子、めいちゃんのママでもある篠田麻里子さん。仕事が忙しいなか、めいちゃんとの時間も大切にし、親子2人旅に出かけるなどめいいっぱい楽しんでいる篠田さんですが、0歳のころは「育児がつらい」と感じたこともあったそう。つらい0歳育児をどう乗り越えたのか、うかがいました。
「自分の限界」に、早めに気づくとラクになる
0歳育児の最重要課題は「自分の限界を自分で知ること」。これに尽きると思います。育児や家事は終わりがないし、やることが無限にあるから、自分で限界を決めないとキリがない。特に育児は、ママ自身が「自分でやらないと」って思いがちですよね。私もそうでした。
0歳の頃の娘はよく泣く赤ちゃんで、ずーっと抱っこしながら「なんでこの子は泣いてるんだろう?」と原因を探し続けていました。なにか理由があったのかもしれないけれど、赤ちゃんて理由なくなくこともあるんですよね。今ならそれがわかるけど、少なくとも当時の私は答えを見つけらないことに疲労困憊だったんです。
「これはもう、限界だ・・・」。そう思ったときにはじめて母にお願いして、少しの時間ひとりでお茶をしに出かけたら、自分でもびっくりするほど元気に回復したんです。帰ったらまた、楽しんで娘と向き合える自分になっていて、そのときしみじみ「赤ちゃんだけじゃなく、自分の機嫌もとってあげよう」と思ったんですよね。
自分の機嫌を自分でとって、ニコニコしていられるママに
それ以来、一時保育や母に娘をお願いしてひとり時間を作ることで、育児がラクに、楽しくなりました。今でもずっと、自分がいっぱいいっぱいになりそうだなと思ったら、その少し前に周りにSOSを出して、自分のご機嫌をとるようにしています。ひとりでお茶したり、買い物をしたり、友だちと会ったり。こうすることで心に余裕ができて、娘と遊ぶ時間を楽しく過ごせています。
「もう限界」と思うまでのキャパは人によって違うから、「自分の限界を自分で知る」ということは本当に大切だなと思います。しかも、なるべく早めに(笑)。
そして、限界かなと思ったらすぐに対処すること。1時間だけでもひとりでボーっとお茶を飲んだり、好きなスイーツを食べるでもいいし、自分がご機嫌になれる方法を普段からいくつか探しておくといいですよね。ママが元気でニコニコしていることが、赤ちゃんにとって一番だと思うから!
篠田麻里子(&めいちゃん♡)
●1986年福岡県生まれ。2013年にAKB48を卒業後、女優、タレントとして幅広く活動中。19年に一般男性と結婚、20年出産。舞台「酔いどれ天使」が2021年9月明治座にて公演中。YouTubeチャンネル「篠田麻里子ん家」 インスタグラム@shinodamariko3 @shinomama_diary〈篠田さん〉ワンピース 33,000円/BELLE スニーカー7,700円/コンバース(コンバースインフォメーションセンター) その他スタイリスト私物 〈めいちゃん〉トップス2,400円/LALA CLOSET ロンパース9,680円、ヘアバンド1,650円/ともにライリー アンド クルー(ライリー アンド クルー表参道店) シューズ参考商品/LALA CLOSET