④「絶対トイレで!」とプレッシャーをかけない
おしっこはトイレでできるのに、うんちはいつもパンツの中にしてしまう、という子も。トイレでできないのは、いきみづらいからかもしれません。
便座に座ると足が床に届かず、立っているときのように力を入れていきめないのかも。足踏み台を用意したり、おまるに切り替えるなど対策を。
もう一つ考えられるのは場所見知りです。場所見知りの場合の多くは、子供がいきんだときに「待って待って! トイレに行こうね!」などと言ってびっくりさせたり、失敗したときにきつくしかりすぎたことが原因で起こります。
おまるやトイレでできなくても、決してしかってはいけません。
最初は、うんちをする「場所」へのこだわりをもたせないことが大切。ママから見えない扉の陰や部屋のすみに隠れてしまったり、ひどい場合はうんちをしてはいけないと思って便秘になってしまうケースもあります。
あせらずに長い目で見守っていれば、場所見知りの問題は自然と解消されていきます。
⑤胃腸の働きが活発になる朝食後に、おまるやトイレに誘って
食事をすると胃や腸の働きが活発になり、うんちがどんどん送られてきます。特に朝食のあとは、うんちが一番出やすいタイミング。長い睡眠のあとの食事で、胃や腸の働きがとても活発になるからです。
朝食のあとに、おまるやトイレに誘ってみましょう。うんちを習慣化させる、という点からもおすすめです。
1歳前後になると、1日のうんちの回数がだいたい1~2回程度になってきます。個人差がありますから、子供のうんちを見ながら誘ってあげましょう。
⑥トイレで気持ちよくできるような声がけを
うんちの気配を感じたら、あわてずにおむつやパンツをはずし、そっとおまるやトイレに移動させて。肝心なのは、おまるやトイレで気持ちよくうんちができること。この気持ちいい体験をしていくうちに、自分ひとりでうんちができるようになっていきます。
終わったら「出たね」「キレイにしようね」と言葉かけをして、ふいてあげましょう。