「結婚式でファーはダメ」「新築祝いにキャンドルはダメ」など、お祝いごとの時にダメなルールは多いもの。今回は内祝いで贈るのはよくないと言われている「お茶」について、マナーの専門家、日本礼法の齊木由香さんに教えてもらいました。
内祝いにルピシアのお茶を贈りたい(まみりんさん/妊娠8ヶ月)
出産内祝いに、私が大好きなルピシアのお茶を贈りたいのですが、特に目上の方にお茶はNGだと聞きました。人によって贈るものを買い分けるのは正直面倒・・・。どの世代にもOKな内祝いがあったら教えてください。
お茶でも、華やかな印象のお紅茶ならOK
弔事によく使われる日本茶は、「境界を区切る」「仏事に適切」という理由で、お祝いの贈り物には不適切といわれています。
ただ、結納品に日本茶を贈る地域もあり、現代では多様化しています。
挙げてくださったブランドの、華やかな印象のお紅茶であれば、内祝いとしてお贈りしても問題ないでしょう。
マナーは時代とともに変化していくものなので、特に日本茶がお好きという方であれば、喜んでいただけるので、内祝いにお送りしてもよろしいと思います。
妊娠後期に入ったら、内祝いのセレクトを始めましょう
内祝いの品選びは、相手の生活様式を年齢別に想像し、心を込めて考えることが大切ですが、産後は赤ちゃんのお世話で忙しくなりますし、体も本調子ではありません。
ですから妊娠後期に入ったら、どの店のどんなものをお返しするか、候補をピックアップしておくといいでしょう。
産後のバタバタと重ならないように、妊娠中にある程度準備をしておくことをおすすめします。
消え物や生活用品は重宝されます
どの世代にもOKの内祝いといえば、もらっても困らないお菓子などの「消えもの(消耗品)」が定番です。タオルなどの「生活用品」も重宝されます。
内祝いの基本ルールを、今から頭に入れておくと産後がスムーズです。
【内祝いの基本ルール】
・贈る時期は、赤ちゃんが生後1ヶ月になるお宮参りの時期が目安
・のしは「紅白で蝶結びの水引」。表書きは「内祝」。差出人は赤ちゃんの名前をフルネームで書き、ふりがなをふりましょう
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