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2022.01.15

離乳食の基礎知識

離乳食の作り方がよくわかる【6つの調理の基本】先輩ママおすすめの調理アイデアも紹介!

赤ちゃんは、かむ力が不十分な上に消化機能も未熟。食べやすい形状にするためには、調理方法を工夫する必要があります。はじめて離乳食作りにチャレンジするママやパパのために「6つの調理の基本」をわかりやすく紹介します。

調理の基本1:裏ごしする

なめらかなトロトロにするため、離乳食初期(生後5~6ヶ月頃・ゴックン期)の特にスタートのころに重宝します。網の目を通すことで、かたまりや繊維がのぞけるので、すりつぶすよりも口あたりが良くなります。

トマトの裏ごし方

トマト 裏ごしざく切りにしたトマトは皮と種がついたままこし網にのせ、スプーンの背で押しつけます。皮と種が残り、実だけを裏ごしできます。

ブロッコリーの裏ごし方

ブロッコリー 裏ごしブロッコリーの穂先はやわらかくゆでても、食べ初めの頃は粒々が苦手な赤ちゃんも。丁寧に裏ごしましょう。網の裏についはぶんも、すくい取って。

調理の基本2:すりつぶす

離乳食初期(生後5~6ヶ月頃・モグモグ期)、離乳食中期(生後7~8ヶ月頃・カミカミ期)でよく登場する調理法。やわらかくゆでた食材をすり鉢ですりつぶし、かたまりのない状態に。それを水分で伸ばし、かたさを調節します。

かぼちゃのすりつぶし方

かぼちゃ すりつぶす1.ゆでて熱いうちに、すりこ木でつぶします。すり鉢の溝に入りやすいので、少し多めに作るのがコツ。
かぼちゃ すりつぶす2.すりつぶしただけでは、水分が少なくモソモソして食べにくい状態。湯冷ましやだし、スープ、牛乳などでゆるめて食べやすくします。

調理の基本3:すりおろす

根菜ははやわらかく加熱してから、すりおろすとなめらかに。ゆでて冷凍したほうれん草のほか、じゃがいも、りんご、高野豆腐、パンなどもすりおろして活用できます。

ほうれん草のすりおろし方

ほうれん草 すりおろし繊維のあるほうれん草の裏ごしは、なかなか大変。ゆでてからラップで棒状に包んで冷凍し、葉先だけをすりおろす方法がおすすめです。

にんじんのすりおろし方

にんじん すりおろしにんじんはやわらかくゆでてからすりおろすと、口あたりがなめらかに。ゆでて冷凍しても、かたくなるので手でしっかり持ちやすいです。

調理の基本4:つぶす・ほぐす

かむ力が発達する離乳食中期(生後7~8ヶ月頃・モグモグ期)以降は、食べやすくつぶしたり、ほぐしたりすることが増えます。野菜はつぶす、魚はほぐすなど、食材によって工夫を。

バナナのつぶし方

バナナ つぶすバナナはフォークでつぶすのがラク。やわらかくゆでたいも類、かぼちゃ、豆腐などもフォークで簡単にこまかくつぶせます。

にんじんのつぶし方

にんじん つぶすやわらかくゆでたにんじんは、ポリ袋に入れてすりこ木で押しつぶします。つぶし加減は、好みで調節して。

魚のほぐし方

魚 ほぐす1.熱湯でゆでた魚を平皿にのせ、フォークの背で身をくずしながらほぐします。このとき、小骨が残っていないかよくチェックして。
魚 ほぐす2.ほぐした魚はそのままではパサついて食べにくいので、おかゆやつぶしたいも類、ヨーグルトなどで「あえる」のもおすすめ。

調理の基本5:刻む

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃・モグモグ期)はみじん切りにし、成長に合わせて刻み方を大きくしていきます。刻んでゆでるより、大きいままゆでてから刻むほうが、やわらかい仕上がりに。

にんじんの刻み方

にんじん みじん切り1.やわらかくゆでて薄切りにする。さらに薄切りを少しずらして横方向に重ね、端から細切りにします。離乳食中期(生後7~8ヶ月頃・モグモグ期)なら2~3mm幅に。
にんじん みじん切り2.細切りをまとめて横にしておき、端から同じ幅で刻むと、均一な大きさのみじん切りになります。

ブロッコリーの刻み方

ブロッコリー みじん切りやわらかくゆでて穂先のみを切り落とし、離乳食中期(生後7~8ヶ月頃・モグモグ期)は包丁で細かく刻みます。離乳食後期(生後9~11ヶ月頃・カミカミ期)からは、5mm大くらいにほぐせばOK。

ほうれん草の刻み方

ほうれん草 みじん切り青菜は、繊維を断ち切ることが重要。十分にやわらかくゆでてから、縦に刻み、さらに横にも刻み、長い部分が残らないようにします。

調理の基本6:とろみをつける

赤ちゃんの食べにくさを解消してくれる「とろみ」。片栗粉があれば手軽にとろみをつけられますが、ベビーフードやとろみのある食材を利用するのも簡単でおすすめです。

鍋でとろみをつける

水溶き片栗粉1.水溶き片栗粉を作ります。基本は片栗粉1:水2の割合で、薄めに作ると失敗がありません。まずは片栗粉小さじ1/4と、水大さじ1/2くらいのごく少量でOK。
水溶き片栗粉2.材料が煮えたらいったん火を止め、①を鍋に回し入れる。
水溶き片栗粉3.すぐに手早く混ぜて再び火をつけ、混ぜながら水分をとばしてとろみをつける。

とろみ食材を使う

バナナであえる
バナナ 離乳食
バナナはすりつぶすとトロリとした強い粘りが出ます。甘みもあるので、赤ちゃんが苦手な青菜や葉野菜などとあえると、食べやすくなります。


ヨーグルトであえる
ヨーグルト 離乳食なめらかな舌ざわりとやわらかな酸味が特徴のプレーンヨーグルトは、離乳食中期(生後7~8ヶ月頃・モグモグ期)からOK。肉や魚などのパサつきをカバーします。

ベビーフードを使う

「とろみのもと」と混ぜる
ベビーフード とろみのもとベビーフードの「とろみのもと」は粉を振り入れて混ぜるだけでとろみがつきます。水で溶いたり加熱する必要がないので、外出先でも手軽に使えて便利。

「ホワイトソース」のとろみを活用
ベビーフード ホワイトソースミルク風味で赤ちゃん好みの「ホワイトソース」は、とろみ具合も絶妙。魚や野菜と混ぜて、クリームあえやグラタン風にもアレンジできます。

とろみあんを作る

水溶き片栗粉1.耐熱容器に片栗粉小さじ1/2、水大さじ3を入れてよく混ぜる。
とろみあん 電子レンジ2.電子レンジで10秒加熱し、取り出してかき混ぜる工程を3~4回繰り返す。好みのとろみ具合になれば完成。調理した食材に混ぜて食べさせます。だしやスープで作っても。

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『Baby-mo(ベビモ)』『はじめてママ・パパの離乳食』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 上田 玲子 管理栄養士、博士(栄養学)

小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。白梅学園大学・短期大学非常勤講師。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。監修書に『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(ともに主婦の友社)など。

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