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ベッドとマットレスの間に取りつける柵のこと。寝返りの拍子にベッドから転落するのを防いでくれるのはもちろん、布団がベッドから落ちないようせき止めてくれたり、介護の現場ではベッドへの乗り降りや立ち上がりを助ける手すりとしての役割を果たすなど、さまざまな場面で活躍しています。
素材や大きさなど、さまざまな種類のあるベッドガード。ここからは、選び方のポイントになる要素を紹介します!
ベッドガードを選ぶ際「幅」と「高さ」はチェックしておくようにしましょう。
幅(80cm~100cmの範囲のものがベター)
photo by:amazon.co.jp
「なるべく広い範囲をカバーしてほしい」と思う気持ちもありますが、あまり幅の大きすぎるものだとベットに乗り降りする際に邪魔になってしまうことが。一般的なベッドはシングルサイズでもキングサイズでも、縦の長さは約2m。布団のずり落ち防止をメインの目的にするなら、小さめの80cm程度、寝相が悪い方ならベッドの縦の長さの半分にあたる100cm程度の大きさのものを選ぶのがおすすめです。「どのくらいのサイズが一番いいのか分からない!」という人の場合は、自分でサイズを調整できる機能がついたものを選ぶのがよいでしょう。
高さ(マットレスの高さに合わせたものを)
photo by:amazon.co.jp
マットレスの縦の長さと幅はベッドのサイズに合わせたものになっていますが、厚みはメーカーによって千差万別。中には30cmもの厚さがあるマットレスもあります。ベッドガードを設置する際、高さが低いものだと効果が薄くなってしまいますので、目安としては最低でも「マットレスの厚み+10cm」程度のものを選ぶのがよいでしょう。
ベッドガードが製作された国ごとに、安全性の基準を認定する機関が存在します。それらの基準をしっかりクリアしているものを選びましょう。
日本製の場合:SG基準
出典:一般財団法人 製品安全協会HP(https://www.sg-mark.org/)
「Safe Goods (安全な製品)」を意味する基準で、一般財団法人製品安全協会が定めたSG基準(安全性に必要な構造、寸法や強度、安定性などを商品の種類ごとに定めた基準)に製品が適合していると認証された製品に与えられます。1973年から続いており、認定された製品には「SGマーク」のシールをつけることができます。
ヨーロッパ製の場合:欧州安全基準ENEC、英国安全基準BS
欧州連合EUで採用されている安全基準が「ENEC」、イギリス製の製品に用いられる安全基準が「BN」になります。
アメリカ製の場合:米国安全基準ASTM
世界最大の国際規格認定機関ASTMインターナショナルが発行する安全基準。アメリカ以外にも、世界70カ国以上で公的な基準として採用される実績を持ちます。
また、同じ製品でも個体差によって、スチール製だと溶接部に突起があったり、木製だとトゲやささくれがあったりする場合もあります。ベッドガードを使用する前に、危ないところはないかチェックしておくのが大切ですよ。
photo by:amazon.co.jp
ベッドガードを取り付けると、シーツを交換するときなどで、どうしても邪魔になってしまうことがあります。そういったときは、差し込み部分や柵の部分が折りたたむことができるものを選ぶのがおすすめ。ベッドガードをつけたまま片付けや準備をすることができますよ。
また、収納用のケースや袋などがついているものもあります。コンパクトに収納できるタイプなら、「冬の厚い布団が落ちなければOK」という方や「旅行先や帰省先でもベッドガードを使いたい!」という人でも役立ちそうですよね。
「選び方は分かったけれど、いざ選ぶとなったら迷いそう…」という人は、自分が知っているブランドの製品を選ぶのがいいかもしれませんね。「ニトリ」や「アイリスオーヤマ」など、大手メーカーや有名ブランドもベッドガードを製作しています。また、子ども用のベッドガードの場合は「カトージ」や「西松屋」など、子供用品のメーカーも選択肢に入るでしょう。
小さな乳児はベッドガードとマットレスの間に挟まって窒息する恐れがあるため、「赤ちゃんや子どもと同じベッドで寝ている」というママ・パパは要注意です。ベッドガードの使用については、一般財団法人製品安全協会や日本小児科学会が「危険なので18ヶ月(1歳半)未満の幼児は絶対に使わないように!」と注意喚起を出しています。実際に「生後9カ月の赤ちゃんが、ベッドガードとベッドの隙間にはまってしまい、窒息死してしまう」痛ましい事故も発生しています。ベッドガードの使用にあたっては、必ず使用年齢を守るようにしてくださいね。また、使用前には取扱説明書をよく読んで正しく使いましょう。