どんなママにも「こんなママになりたい!」という理想がありますよね。ただ、時にはその理想が自分自身を縛りつけてしまうことも…。「ありのままの自分を受け入れられれば、心の負担は軽くなる」そう唱えるのは子育て専門のカウンセラーとして、のべ1万人以上のママの相談に乗ってきた福田花奈絵さん。ママの心がふっと軽くなる、「心の処方箋」を教えてもらいました。
ママは、役に立たないと認められない?
「私は役に立たなければ認められない」というような思い込みがあると、ふだんの生活の中で「役に立つことができていない」現実を目の当たりにした瞬間に、ものすごく苦しくなってしまいます。
どんなにがんばっても泣き止まないのに、パパにあやされると笑顔になって…ナーバス…
人は本来、存在そのものに価値があります。昨日も、今日も、明日も、どんなときでも、あなたはただそこにいるだけで、誰かの役に立っていたり、誰かを幸せな気持ちにさせていたりするもの。
「自分で何か行動をしなければ」「(分かりやすく)誰かの役に立たなければ」自分に価値がないだなんてことは、決してないのです。
子育てをしていると、自分ひとりの力ではどうすることもできず、無力さを感じてしまうことが何度もありますよね。これまでの人生では、勉強や仕事など、自分のがんばりと結果はある程度比例していたかもしれません。
ですが、子育てはがんばってもがんばっても、「赤ちゃんがすぐに泣きやむ」とか「赤ちゃんが周りの子より早く歩きはじめるようになる」などの結果に結びつかないこともたくさんあります。
あなたはそこにいるだけで、誰かを幸せにしています
現代社会において、多くの人は「自分がやっていること」や「その結果」にこそ価値があると思い込んでしまっています。だからこそ「そこに存在しているだけで価値がある」ということを、意識的に自分自身に伝えていくことはとても大切なことなんです。
自分に対して「そこに存在しているだけで価値がある」と思えていると、子どもや家族に対しても「そこにいてくれるだけでありがたいな」「生きているだけで幸せだな」と思えるようになっていきます。
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ママが自分自身のことを「できる、できないに関係なく、そこにいるだけで価値がある!」と思うことができていると、そんなママの姿を見て育った赤ちゃんも、成長していく中で自然に「私(僕)は存在そのものが尊いんだ」と思えるようになるはずですよ。
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