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2022.03.26

妊娠生活

赤ちゃんがおっぱいを吸う力ってかなり強いからね!ニンプさん向け「乳首の鍛え方」をベテラン産婦人科医が伝授

出産でこの世の終わりかと思うほどの痛みはおしまい!と思いきや、産後も次々と「痛いこと」がやってくるらしい…。産後の「痛い」の詳細と、軽減する方法を、ベテラン産婦人科医の天神尚子先生が教えてくれました。

先輩ママが、授乳で乳首が切れて泣いてました…。今から恐怖です(まさみさん・妊娠9ヶ月)

編集部(以下編):授乳で乳首が切れて激痛、おっぱいマッサージが激痛、乳腺炎で苦しむって、産後のママあるあるですよね。「産んだあともこんなに痛いことがあるなんて…(泣)」って。

天神(以下天):赤ちゃんがおっぱいを吸う力ってけっこう強いから、乳首が切れることもあるのよね。

:本当に!初めての授乳のとき吸引力がすごくて「ダイソンか!」って驚きました。そして私も乳首切れました。

:ダイソンって、あなた。妊娠中から乳首や乳輪の皮膚を強くしておくと、授乳による乳首切れがある程度防げるわよ。

:乳首を強くするとは?

:まずは、乳首を指でこする。刺激に慣れてきたらタオルでこすってみる。少しずつ刺激を与えることで多少は鍛えられます。

:たしかに。冬、いつも風に当たっている顔は寒くないけれど、服でおおっているおなかは寒いなーって感じたことがあるんですけどそれと同じ原理ですか?

:そういうこと。ただ、乳首を刺激しすぎると子宮が収縮してしまうから注意を。この乳首トレーニングは、安定期に入ってから、切迫流産や早産の傾向がないことが条件。おなかが張るようならやめましょう。子宮頸管長が短いといわれている妊婦さんもNG。

:安定期に入ったら乳首トレーニングですね。メモメモ。

:妊娠中、乳首に白いカスがついていたら、それは初乳。妊娠4~5ヶ月から出ることもあるの。綿棒にオイルをつけてやさしくとって清潔にしてね。

:乳腺炎も高熱が出るし、産後のママにとってはつらいですよね。

:乳腺炎は、予防するためには「砂糖や脂肪分が多いものを食べてはダメ」とか「カロリーをとりすぎないで」って助産師さんから指導されることが多いわね。でもそれで低カロリーにしすぎて、産後ゲソッとしてしまうママもいるのよ。乳腺炎は気をつけてもなる人はなってしまうし、授乳しているんだからある程度は栄養があるもの、おいしいものを食べたほうが心身ともにいいと私は思うわ。

:わかります。おやつだって産後の楽しみのひとつなんだから食べたいですよ!食べてましたよ!でも乳腺炎にはなりませんでした!

:乳首切れも乳腺炎も、気をつけられることはあるけれど、だからといって必ず防げるとは限らない。だからやれることはやって、あまり心配しすぎないでね。

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取材・文/佐藤真紀 『Pre-mo(プレモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。情報は掲載時のものです

【監修】 天神 尚子 三鷹レディースクリニック 院長

日本医科大学付属病院、同大学産婦人科を経て、2004年に現クリニックを開院。年齢によって異なる女性のライフステージを考慮した治療を行っています。2人の子育てをした経験からくるアドバイスは頼りになると評判です。

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