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2022.08.17

育脳・知育

赤ちゃん連れで行きやすい【水族館】は脳育てに最適!楽しみ方のコツを脳科学者がアドバイス

水族館は赤ちゃん連れでも行きやすい人気スポット。暑い夏でも寒い冬でも室内ならゆっくり楽しむことができます。「水族館での体験は子どもの脳育てにもいいんですよ」とおすすめする小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子先生に、脳科学の観点から親子で水族館を楽しむポイントを教えてもらいました。

「お魚さんだよ」。親子で共感しながら楽しく脳にインプット

たくさんのいきものに出会える水族館は、赤ちゃんにとって新鮮で楽しい未知の場所。ゆらゆら揺れる水の世界に、ママやパパもリフレッシュしますよね。ここで大切なのが、「お魚さんだよ」「きれいだね」など、たくさん話しかけて体験を共有すること。

親とそういったコミュニケーションをとることで、いきものの色や形、名前、音、においなど、さまざまなことを脳にインプットし、それが深い体験として残ります。

また、普段とは違う表情やしぐさを見せたり、思わぬことに興味を示すこともあるので、赤ちゃんの様子をじっくり観察し、リアクションしてあげましょう。

水族館で脳育て①カラフルな色やハッキリとした色のいきものを見せる

明るい色や鮮やかな色は、赤ちゃんにとっても認識しやすい色。低月齢の赤ちゃんの目にもぼんやり動いて見えるので、落ち着いた色のものより反応を示してくれます。

また、白と黒、オレンジと黒など、コントラストがはっきりした色にはさらに好奇心が向きます。

赤ちゃんには「ゆったりとした動き」のほうが見やすい

色だけでなくスピードもポイント。0歳代ではまだすばやい動きを目で追い切れず、焦点が合いません。そのため、ゆったり動くいきもののほうが反応を示します。1歳をすぎると、すばやい動きも目で追えるようになります。

水族館で脳育て②できるだけ間近で見せてあげよう

赤ちゃんの視力は、生まれたときは0.1以下、7ヵ月で0.7ほど。そのため、遠くにいるいきものは、なかなか認知ができません。1歳をすぎると見えてきますが、0歳代のうちはできるだけ近距離でいきものを見せてあげると楽しめますよ。

赤ちゃんのゴキゲンのいい時間を選んで

赤ちゃんに興味を持ってもらうためには、やはり、ゴキゲンのいい時間に行くのがいちばんです。生活のリズムを考えると、ぐずりがちな夕方に近い時間帯より、午前中に行くのがよいでしょう。

水族館で脳育て③1ヶ所でじっと見ているだけでもOK

数多くのいきものを見せようと次から次に見せてまわるのは、赤ちゃんの集中を中断してしまうとてももったいない行為。

お気に入りのいきものがいるのなら、動かずにずっとながめていてもOK です。赤ちゃんがどんな反応をしているのか、大人はよく見てあげて。

切り上げるタイミングはママやパパが誘導を

「そろそろ満足したかな」「あきてきたかな」と感じたら、声をかけて切り上げましょう。気分転換でほかのいきものを見に行ったり、周囲を散歩してもいいですし、疲れる前のタイミングで帰るのもアリです。

水族館で脳育て④音やにおいが感じられるコーナーもおすすめ!

いきものにふれ合ったり、じかに見られるコーナーがあれば、ぜひ近くに行ってみましょう。日常生活では体感できない、いきもののにおいや鳴き声、息づかいを感じることもよい経験です。

いきものへの抵抗が少なくなり、たくましさが生まれるかもしれません。

赤ちゃんのアレルギー対策になる?

一度行っただけではアレルギー対策と結びつきにくいですが、動物の毛などにふれると、「これは異物だ」と体が反応して免疫機能ができていきます。いきものにふれあうことは、アレルギー対策になるかもしれませんね。

水族館で脳育て⑤大人はたくさん話しかけてあげて

いきものをただ見せっぱなしにするのはNG。さらに、ママが無言になってしまってもダメ。「お魚さんきれいだね」「いっぱいいるね」など、言葉に出して伝えることが大事。

親子でコミュニケーションを楽しむことで、いろいろな言葉を覚えることにもつながるのです。

「いきもの絵本」を持参して脳を刺激!

赤ちゃんは、絵本の中と実物のいきものの区別がまだはっきりつきません。いつも見せている絵本を持参し「ニモだよ」「サメさんだよ」など、一致させるように話しかけて。脳の中で一つにつながり、記憶にとどまります。

水族館で脳育て⑥ゆっくりお散歩しながら赤ちゃんの興味を観察しよう

同じ水族館内でも、赤ちゃんによって興味を持つポイントは違います。いきものをじっと見る子もいれば、周囲をキョロキョロする子も。

また、照明や装飾などいきもの以外に目を向ける子もいます。館内を散歩しながら、赤ちゃんが何に反応するか観察しましょう。

いきものを見てくれなくても残念がらないで

「いきものを見なくて残念」と思うのは大人の感覚。水族館に連れてきたからといって、思惑どおりいきものに興味を示すわけではありません。対象は何であれ「興味をもってながめる」という行動がとても大事です。
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刺激いっぱいの水族館は育脳体験ができる場所がたくさん!0歳代の赤ちゃんとのお出かけにはぴったりのスポットなので、週末のお出かけ先候補に加えてみるのはいかがでしょうか?

記事を読む⇒⇒⇒【お出かけで育脳】公園、動物園、水族館…外出先で脳を育てるための働きかけとは?注意点もチェック【専門家アドバイス】
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協力/すみだ水族館 『Baby-mo(ベビモ)2019春夏号』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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