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2021.08.20

0歳

新生児のうんちの回数は? 多い? 少ない? ママたちの体験談も紹介【小児科医監修】

この記事は、新生児のうんちの回数についてまとめたものです。赤ちゃんのお世話を初めて間もないころは、ちょっとしたことで不安になったり、いろいろなことが気になったりするママも多いようです。「うんちの回数」も、そのひとつかもしれません。「新生児のころは何回ぐらいうんちをするの?」「多い子、少ない子がいるのはなぜ?」そんなママたちのギモンについて、小児科の先生に聞きました。先輩ママたちの体験談も紹介します!

新生児のうんちの回数について、先輩ママの体験談を聞かせて!

1日1回出ればよし。2~3日出ないことも

ネットなどで見ると、みんな1日に何度かうんちが出ている子が多かったので、「うちの子は少ない?」と感じていました。量も多かったり、少なかったりとバラバラ。助産師さんに相談して「毎日出なくても心配しなくて大丈夫」と言われて安心できました。
11ヶ月の今も便秘気味なので、小児科の先生のアドバイスで、出ないときは市販の浣腸薬を使っています。
親が気にしすぎると余計出なくなってしまう気もするので、「排便回数もその子の個性」と、あまり気にしすぎないようにしています。
Y・Sさん(赤ちゃん11ヶ月)

1日5~10回、日によって違いがありました

新生児のころは、1日5回の日もあれば10回の日もあるというふうに、うんちの回数はバラバラでした。量も、少ないときもあれば、おむつからはみ出るぐらい多いときもありましたね。完全母乳だったので、黄色いうんちで水状に白いツブが混じることも。
でも、上の子がいて、新生児のころのうんちの回数には個人差があるとわかっていたので、回数が多い、少ないということは、とくに気にしたことはありませんでした。
生後4ヶ月経った今は、うんちの回数は少し減って、1日2~3回ほどになりました。
Y・Sさん(赤ちゃん4ヶ月)

1日10回以上、ちょこちょこうんちが

生まれたばかりの頃は、飲むたびにちょこちょこうんちが出るという感じで、1日10回以上出ていました。「新生児のときはそういうものかな」と思っていたのですが、ある一時期だけ、急に1日1回になってしまったことがありました。
母乳だったのですが、退院してしばらく私の食生活が乱れてしまったせいか、うーうー唸ったり、頻繁におならをしたり。そのときは心配しましたが、私自身が食生活を改善したせいか、すぐ戻りました。
生後6ヶ月の今は、1日1~2回どっさり出ています。
K・Cさん(赤ちゃん6ヶ月)

新生児のうんちの回数の目安は?

うんちの回数はさまざまな要因により個人差があります
赤ちゃんは生後、通常36時間以内(約90%は24時間以内)に、初めてのうんち(胎便)をします。ただし、低出生体重(2500g以下)の赤ちゃんでは、胎便が出るのが少し遅くなることがあります。

新生児期のうんちの回数は、赤ちゃんによって違います。例えば、飲んでいるのが母乳かミルクか、正期産で生まれた赤ちゃんか、早産で生まれた赤ちゃんか、低出生体重児かどうかなど、さまざまな要因によって変わります。赤ちゃんひとりひとりで腸内環境も異なるため、うんちの回数には個人差があるといえるでしょう。

うんちの回数が「多いから良い」「少ないから悪い」など、回数だけで判断することはできません。大人は、基本的に毎日排便するのが正常とされますが、赤ちゃんの排便回数にはかなり個人差があるため、1日に何回もちょこちょことうんちをする子もいれば、1日、2日出なくてもケロッとしていて、3日目ぐらいに大量のうんちをする子もいます。

新生児のうんちの回数はミルクと関係しているの?

一般的にはミルクより母乳のほうがうんちの回数が増える傾向が

うんちの回数は、ミルクか母乳かという栄養方法や、飲む量などに影響を受けます。おおまかな目安として、母乳の赤ちゃんで1週間に5~40回(1日1回弱~6回弱)、ミルクの赤ちゃんで5~28回(1日1回弱~4回)が平均的な排便回数といわれており、一般的には、母乳のほうがうんちの回数が多い傾向があります。

ミルクと母乳では、含まれる成分やその量が異なります。そのため、ミルクを飲んでいる赤ちゃんと、母乳を飲んでいる赤ちゃんとでは、腸内細菌のバランスも異なります。
母乳は、ミルクに比べて乳糖が多く含まれています。乳糖は、腸内のビフィズス菌を活性化させるため、排便が促されてうんちの回数が多くなると考えられます。
完全母乳だった赤ちゃんにミルクを足すようになったり、母乳からミルクに替えたりすることで、うんちの回数が減ることもあります。

新生児のうんちの回数が変化したらどうすればいい?

「減った」「増えた」だけで判断せず赤ちゃんの様子をよくみて

うんちの回数が「減った」「増えた」ということだけで、心配することはありません。体重が順調に増えているか、元気はあるか、おなかが張るなど苦しそうな様子がないか、嘔吐や発熱、血便などの症状はないか、母乳やミルクは十分に飲めているか、など、ほかの症状や赤ちゃんの様子を総合的にみることが大切です。

うんちの回数が減った場合、ミルクを変えたことが原因になっていることがあります。また、あまり知られていませんが、抗菌薬の影響でうんちの回数が減ることもあります。

逆にうんちの回数が増えた場合は、ミルクを変えたことのほか、胃腸炎、抗菌薬の影響などが原因になっている可能性もあります。

うんちの回数が減ると「便秘なのでは?」と心配する人がいますが、とくに苦しそうな様子がなく、元気で、ミルクや母乳の飲みも良いなら、あまり心配せずしばらく様子をみてもいいでしょう。ただし、おなかが張って苦しそう、あるいは母乳やミルクの飲みが悪い、綿棒浣腸などで排便を促してもなかなか出ない、という場合は便秘の可能性があるため、小児科で相談しましょう。

うんちの回数が増えたことに加え、嘔吐や発熱、血便、元気がない、ミルクや母乳の飲みが悪い、などの場合は、病気が隠れている可能性も考えられます。なるべく早めに小児科を受診してください。

記事を読む⇒⇒⇒赤ちゃんのうんちが黒・赤・白は病気のサイン? 症例写真で見る病気の見分け方

文/出村真理子

【監修】 十河 剛 済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科副部長

1995年、防衛医科大学校医学部卒業。複数の病院勤務を経て2007年に済生会横浜市東部病院小児科医長、13年より現職。専門は肝・胆道疾患。武道の有段者で、二児のパパでもあります。

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