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2021.08.21

0歳

新生児や赤ちゃんの指しゃぶりはいつから? やめさせる方法は?【医師監修】

赤ちゃんの指しゃぶりは良くないもの、と思っている人もいるようですが、時期によっては発達過程で大切な意味があります。今回は、指しゃぶりの意味やいつから始まりどんな弊害があるのか、やめさせるとしたらどうしたらいいのか、などについて解説します。

新生児や赤ちゃんが指しゃぶりをする原因と、その心理は?

指しゃぶりというと、「よくないこと」「何かの不満があってすること」など、ネガティブなイメージを持つママもいるようです。でも、指しゃぶりは赤ちゃんの月齢によって意味合いや原因が違うことを知っておきましょう。

新生児~1歳

赤ちゃんは、生後1ヶ月ごろから自分の指が偶然口元に近づくとなめるようになり、生後2~4ヶ月ごろには自分の指や口の近くにあるものをつかんで、無意識に口に持っていくようになります。生後5ヶ月ごろからは、ますます指しゃぶりが盛んになり、近くにあるものに手を伸ばして何でも口にもっていってなめるでしょう。

生後4ヶ月ごろまではまだ、赤ちゃんは自分の手の存在さえ気がついていません。物と同じようになめてみて、温度やにおい、感触などを確かめながら自分の手であることに気づいていくのです。

赤ちゃんが指しゃぶりをしていると、「愛情不足?」などと心配するママもいるようですが、1歳ごろまでの指しゃぶりはまったく心配のないもので、どんな赤ちゃんでも発達の過程で必ずする生理的な行為です。

1~2歳

0歳代後半から、指しゃぶりはママの乳首を吸う行為のかわりとして、気持ちを落ち着かせるための行為の意味合いが強くなっていきます。ただ、1歳を過ぎると、はいはい、伝い歩き、あんよと動きが活発になり、両手を使って遊ぶことも増えてきます。

そのため、指しゃぶりは気持ちが不安定なときや退屈したとき、眠いときだけにする子が多くなります。

3歳~

保育園や幼稚園に入園してママと離れて集団生活を送るようになると、友だちと遊ぶことが多くなるので指しゃぶりはほとんどしなくなります。指しゃぶりが習慣化していた子でも、このころになると指しゃぶりはほぼ見られなくなるでしょう。

新生児や赤ちゃんの指しゃぶりは、いつからいつまでするもの?

赤ちゃんは、ママのおなかの中にいるときから指しゃぶりを始めます。これは、生まれてすぐに母乳を吸うための練習をしていると考えられています。

誕生後は、生後1~2ヶ月ごろから指しゃぶりを始めるようになり、自分で動くようになるまでは指しゃぶりを盛んにします。やがて、はいはいや伝い歩き、あんよなどが始まると、指しゃぶりをしていると移動ができないためにだんだん指しゃぶりが減ってくるでしょう。

中には指しゃぶりが習慣になってしまい、1歳過ぎても頻繁にする子もいますが、集団生活が始まり友だちと遊ぶようになるとだんだん減ってきて、5歳ごろにはほとんどの子がしなくなります。

新生児の指しゃぶりは、悪影響があるの?

1歳までは、指しゃぶりによる悪影響はありません

前述したように、1歳ごろまでの赤ちゃんにとって、指しゃぶりは悪影響どころか自分の手や物について学習するための生理的で大切な行為です。自由にやらせてあげてかまいませんし、無理にやめさせるようなことはしないでください。

1~2歳で頻繁にする場合は、専門家に相談を

動きが活発になり、遊びの幅が広がって手を使った遊びをする機会が増えるにつれ、指しゃぶりはたいてい自然に減っていきます。焦らず見守ってあげましょう。親が気にしすぎて頻繁に注意をしたりすると、かえって指しゃぶりが増えてしまうこともあります。

ただし、1日中頻繁に指しゃぶりをしていたり、吸い方が強くて指に「吸いダコ」ができているという場合には、このまま続くと習慣化してしまう心配があります。この場合は、小児科医や臨床心理士などに相談してみましょう。

3歳過ぎても習慣化していると、歯並びや噛み噛み合わせに悪影響が出る可能性があります

指しゃぶりをする子が少なくなる3歳を過ぎても頻繁にしていると、永久歯の歯並びや噛み合わせに次のような影響が出る可能性が高くなります。この時期に指しゃぶりが習慣になっている子は、小児科医、小児歯科医、臨床心理士など専門家の助けを得て指しゃぶりをやめる努力が必要になります。

歯並び、噛み合わせへの影響

①上顎突出(じょうがくとっしゅつ)
いわゆる「出っ歯」のことです。上の前歯や上あごが前に突き出しています。
上顎突出 症例写真②開咬(かいこう)
奥歯を噛みしめた状態でも、上下の前歯や横の歯にすき間があいてしまいます。開咬になると、うまくかむことができにくくなります。
開咬 症例写真③交差咬合(こうさこうごう)
上下の奥歯が横にずれているため、正面から見ると上の前歯と下の前歯の中央の線がずれてしまいます。放置すると、顎変形症になることも。
交差咬合 症例写真

歯並びに影響が出ることで起こるトラブル

①発音が舌足らずになりやすい

「開咬」で歯の間にすき間ができると、そこに舌を押し込むくせがつきます。すると、しゃべるときに前歯のすき間に舌が入るため、サ行、タ行、ナ行、ラ行などが舌足らずな発音になりがちです。

②口を開けっぱなしになりやすい

「前顎突出(出っ歯)」で前歯が出ていると、くちびるを閉じにくくなるため、いつも口を開けたままになりがちです。そうすると鼻呼吸ではなく口呼吸をするようになるので、口の中が乾いて虫歯ができやすくなったり、のどにウイルスがつきやすくなったりする危険があります。

新生児や赤ちゃんの指しゃぶりをやめさせる方法は?

1歳までの赤ちゃんにとって、指しゃぶりは大切なことです。無理にやめさせるようなことはせず、自由にやらせてあげましょう。1歳過ぎても続いている場合は、やめられるような工夫が必要です。

3歳までは、大らかに見守ってあげましょう

1歳過ぎても、基本的には3歳までは無理にやめさせるのではなく、焦らずに様子を見ていきます。ただし、何もせず見守るのではなく、3歳を目標に自然にやめられるように接し方などを工夫しましょう。

以下に、指しゃぶりを防止して自然にやめられるようなポイント5つ挙げました。これらのことを日常的に心がけて、3歳までにやめられるようにしたいですね。

指しゃぶりの防止方法&自然にやめるための5つのポイント

幼児期の指しゃぶりは、不安だったり退屈だったり、さみしいときなどにする子が多いようです。ママやパパはそんな気持ちをやわらげるような工夫をしてあげましょう。特に、夜寝つくときの気持ちのケアが必要です。また、日中は手や口、体をしっかり使って遊び、メリハリのある規則正しい生活を送ることも大切です。

1.外遊びをしっかり

退屈したり手持ちぶさたになると、赤ちゃんは指しゃぶりをしがちです。日中は体をしっかり動かして遊び、エネルギーを十分に発散させることで、退屈しないようにしましょう。

2.手遊びを楽しんで

手指を使った遊びをよくしているうちに、指しゃぶりが自然に治るケースも多いものです。ママと一緒に歌ったりおしゃべりをしていると、指しゃぶりをすることも忘れるはず。

3.手を握ってスキンシップする

夜寝るときは電気を暗くする家庭が多いので、不安から指しゃぶりをする子はよくいます。やさしく手を握って話しかけてあげることで、指しゃぶりしなくても安心して眠れるような習慣づけを。

4.ゆったりと絵本の読み聞かせを

入眠時の不安をやわらげるには、絵本の読み聞かせもおすすめです。何冊でも満足するまで読んであげると、眠りにつくまで大好きなママやパパの声や愛情に包まれて、安心して眠ることができるでしょう。

5.タッチケアも効果的

赤ちゃんの体をやさしくさすってあげる「タッチケア」も不安の解消には有効です。気持ちを安定させて、スムーズに眠りにつくことができるはず。指しゃぶりの卒業にもつながるでしょう。

「無理なく自然に」やめられるのが理想

指しゃぶりは、年齢が高くなるほど精神的面でのケアが必要になり、やめにくくなります。歯並びや噛み合わせに影響が出てから無理にやめさせようとするとストレスになり、かえって頻繁になったり、チックなどほかの症状が出てしまうこともあります。
上記の5つのポイントは、赤ちゃんとのコミュニケーションとしても楽しく大切なことばかりです。これらを実行することで、無理なくやめられるようにしてあげましょう。

取材・文/村田弥生 症例写真出典:『はじめてのママ&パパの病気とホームケア』『はじめてのママ&パパの育児』(主婦の友社)

【監修】 澤田 雅子 澤田こどもクリニック院長

1991年東京大学医学部小児科入局。国立小児病院新生児科、愛育病院小児科、東大病院小児科アレルギー外来などを経て、2003年に澤田こどもクリニックを開業。明るく親しみやすい人柄と、わかりやすい説明が評判のママ先生です。

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