プレゼントや贈り物は、親しい間柄でも失敗してしまうこともあるものです。出産祝いとなると、遠い親戚、パートナーの職場の人など、ふだんあまり関わりのない人から頂くことがあるため、中には「ん、これは・・・」というものも出てきてしまいますよね。「正直いらない・・・」を防ぐ方法はあるのでしょうか。今回も日本礼法の齊木由香さんに教えてもらいましょう。
出産祝いで不要なものをもらってしまった(沙織さん/妊娠7ヶ月)
出産祝いに、うちでは到底使わないであろうベビー家具をいただきました。5000円のお返しをしましたが、家具は使わないし、お金は出ていくしで損した気分です。不要なものをもらわないためにできることはあるのでしょうか。
必要なものを、さりげなく先方にお伝えしておきましょう
お気持ちはありがたいですが、自分がまったく使わないもの、欲しくないものだと残念に思うお気持ちもわかります。せっかく赤ちゃんのものをくださるなら・・・と思ってしまいますよね。
お祝いをお贈りくださりそうな方には、さりげなく不必要なものや、これが足りないと思うものを、会話の中で言葉に残しておくのが手です。
私の知人にそういうのがとても上手な方がいます。
その方は金銭的にゆとりがあるので、お祝い事があるたびに、私としては「何でもお持ちだろうし、何を差し上げたらいいかしら」と悩んでしまうのですが、会話の中で、「〇〇と〇〇を買おうかなと悩んでいるんですよね」と、さりげなく相手の負担にならなさそうなものを挙げられます。
そしてその品物をお祝いとしてお贈りすると、「欲しかったのですが、まだ買っていなかったのでとっても嬉しいです」と喜んでいただけるのです。
誰しもがそうだと思いますが、お祝いの品は不必要なものではなく、喜んでもらえるものを選びたいと思うのが常です。
ですから、そのようなものをさりげなく先方に伝えることも、思いやりにつながるのではないでしょうか。
必要ではないものをいただいてしまったら、使いたい方にお譲りしても
もし、先方とそういったことをお伝えできる関係性ではなく、必要ではないものをいただいてしまったら。「人生、そういうこともあるよね」といった気持ちを持てるといいですね。
お気持ちはありがたくいただいて、本当に使いたい方にお譲りしてもいいと思いますよ。
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もらう側も、贈る側も。「出産内祝い」でモヤモヤ事件簿