好奇心旺盛な子供たち。パパやママが目を離したすきにあっという間にどこかにいってしまった・・・。そんなヒヤリとした経験を持つ人も多いのではないでしょうか?子供たちが危険な事故に巻き込まれないために役立つのが迷子紐です。今回は迷子紐を使うシーンや実際に使用している人の意見など、迷子紐に関するアレコレをまとめてみました。
迷子紐ってどんなもの?
迷子紐とは「子供用ハーネス」とも言われ、子供が道路など危険な場所に急に飛び出したり、一瞬目を離したすきに親が子供を見失って迷子になってしまうのを防ぐために、子供の体に固定しておく道具のことです。
最近、SNSなどで認知度も高まり、使用する人も増えつつあります。
ひと昔前の迷子紐は、子供に結び付けた紐をママが手で持っているタイプだったので、「まるでペットを連れているみたい」なんて批判の声も上がっていました。
しかし、最近では迷子紐もデザインが豊富。リュック型や手首型などさまざまなデザインのものがあるので、「ペットのよう」というイメージは払拭されつつあり、周りの人にも受け入れられやすくなっています。
特に、歩き始めた子供たちは、自分の足で歩くのがとっても楽しく、「自由に歩きたい」という意思が強くなっています。
そんな子供たちに迷子紐を使用してあげれば、子供の自由を奪わず、かつ親子とも安心してお散歩を楽しむことができます。
上手に使えばとても便利なメリットがたくさんあるのが迷子紐です。
迷子紐はどんなシーンで使用するの?
では、迷子紐は実際にどのようなシーンで使用すればいいのでしょうか。迷子紐を実際に使用する機会が多い場所を具体的にご紹介しましょう。
スーパーやデパート
スーパーやデパートには、子供たちの興味をひくお菓子やおもちゃがたくさん。ちょっと目を離したすきに、子供がお菓子コーナーへダッシュして見失ったという経験があるママも多いのではないでしょうか。
またスーパーでは他のお客さんが商品を持っているので、子供がぶつかって商品を落としてしまった、なんてことが起こる可能性もあります。
そのため、スーパーやデパートなど、買い物をする場所では迷子紐が非常に役に立ちます。
イベント会場やお祭り
人がたくさんいるイベント会場や、魅力的な屋台が並ぶお祭りは、子供がもっとも迷子になりやすい場所。
「手を繋いでいようね」と声をかけても、あちこちに誘惑があるので子供はソワソワして、隙あらばママの手を離そうとしてしまうことも。お祭りで迷子になってしまうと、見つけるのにとても苦労します。
そんな状況を防ぐためにも、イベントやお祭りに出かけるときは迷子紐を装着する、というママも多いようです。
テーマパーク
非日常の空間を味わえるテーマパーク。大人でさえワクワクしてしまうのですから、子供に興奮するな、と言うほうが無理というもの。
広々としたパーク内に入った瞬間に子どもが猛ダッシュ!なんて経験をしたママも多いのではないでしょうか。
テーマパークを心おきなく楽しむために迷子紐を使用するという意見も多く聞かれました。
外出先のトイレで
外出先で、ママがトイレに行きたくなった時に子供が外に出たいとぐずったり、カギをあけようとしたなど、ヒヤヒヤした経験をもつママも多いのではないでしょうか。
トイレで焦りたくないからと迷子紐を使用する人も多いようです。
迷子紐を装着して、紐を短く持っておけば、子供が外に出てしまう心配はありません。
基本的に人ごみや交通量が多い場所で迷子紐を装着する、というママが多いようです。
逆に公園やオープンスペースなど、子供が遊ぶための場所では、迷子紐をはずしておもいっきり遊ばせてあげたいですよね。
大切なのは、使用する場所をしっかり決めておくことなのかもしれません。
迷子紐に関する周囲の反応は?
「迷子紐は子どもの安全を守るために必要」という意見もあれば、「周りの目がどうしても気になる」という意見もあります。そこで今回は、迷子ひもに関する周囲の反応はどのようなものだったのか、ママに聞いてみました。
・「リュック型の迷子紐をつけてデパートを歩いていた時、通りすがりの女性に『あら可愛い。最近は便利なものが出ているのね』と声をかけてもらいました」(2歳の女の子のママ)
・「ママ友達とお祭りに行った時のこと。迷子紐を装着していると、みんなに『それいいね!どこで買ったのか教えて!』と言われました」(1歳7カ月の男の子のママ)
・「夫の両親と食事に出かけた時に迷子紐を装着していると、義母から『まぁ、これな急に飛び出したりしないから安全ね。いいもの買ったわね』と感心されました」(2歳の男の子のママ)
一方でこんな意見も聞かれました。
・「迷子紐でお出かけしていたら、通りすがりに『犬みたい』と言われました」(3歳の男の子のママ)
・「迷子紐をつけているのを見た実母から『親の都合で子供の行動を制限してかわいそう。手を繋げばいいだけのことでしょう』と言われ、険悪な雰囲気になったことがあります」(2歳の男の子のママ)
最近では、リュック型や手首型など、一見して迷子紐とわからないデザインのものもたくさん出ています。
「使用したいけれど周囲の目が気になる」と言うママは、そのようなデザインのものを選んでみるのもひとつの方法です。
迷子紐を使用する際の注意点
迷子紐を使用する際の注意点をいくつかご紹介します。
紐を強く引っ張らない
子供が走り出したからと、あわてて紐をグイッと引っ張ると、子供が転倒してしまい、ケガをする危険があります。
引っ張るときは力を入れてしまわないよう、力加減に気をつけましょう。
使用する場所や時間を決める
外出している間ずっと迷子紐を装着してしまうと、子供も行動を制限されてしまい、ストレスを感じてしまうことも。
迷子紐や外出が嫌になってしまわないように、使用する場所や使用時間を決めておきましょう。
無理強いしない
子供が嫌がっているときは使用しないでください。迷子紐を嫌がり逃げ回ることで、かえって危険な行動に出てしまう場合もあります。
特に出先で嫌がるようなら、その場は使用しないという判断をすることも大切です。
あまり紐を長くしない
紐を長くしていると、他の人が紐に引っかかって転んでしまうことも。
紐はできるだけ短く持つこと、これも迷子紐を使用する際に気を付けたいポイントのひとつです。