双子出産の場合、おなかの赤ちゃんと母体の安全面を考えて、管理入院をして経過観察を行うケースがあります。管理入院からお産入院、退院するまで約1カ月間入院していたМさんに、長い入院生活の様子を写真つきでレポートしてもらいました。
【Мさんのお産DATA】・双子の性別:女の子&男の子
・出生体重:姉2440g、弟2750g
・出生病院:個人の産婦人科
・入院日数:管理入院含め30泊31日
・分娩方法:予定帝王切開
・切開方法:横切り
・縫合方法:溶ける糸
・分娩費用:約74万円
双子を出産したMさんの〈お産入院レポート〉
【0日目(お産当日)】無事に双子誕生!その横でママはグロッキー
7時20分:最終の超音波検査を前日に終え、ナースステーション内の部屋に移動。早くも泣きそう。
7時50分:前日に自宅から里帰り先の私の実家に到着した夫が病院へ。夫の顔を見てまた泣きそうになる。
14時30分:手術室へ移動。こらえていたけど手術室で泣き出してしまった。楽しみ、不安、いろいろな感情が交錯・・・。
15時05分:双子のお姉ちゃん誕生!その2分後に双子の弟誕生!顔がまったく違う赤ちゃんが生まれた!
手術中に具合が悪くなり嘔吐。意識を失っていたので二人を目の前に連れてきてもらった時の記憶がない。双子は自分で呼吸もできるし異常はなかったけど、念のために保育器の中へ。
【1日目】帝王切開の麻酔が切れて痛い
手術前夜から飲まず食わずだったので、朝飲んだお水のおいしさに感動しながらも、下半身の麻酔が切れて何をしていても痛い~。産後1日目に弟を初抱っこ。お姉ちゃんはずっと保育器の中。
【2~4日目】ママの体調はイマイチだけど双子は元気!
2日目の朝におかゆを食べてお米のおいしさに感動。3日目に保育器の中の双子姉に初めて触れた。私の体調は、ひどいむくみと腰痛で悲惨だけど、4日目には弟と母子同室になり、お姉ちゃんはようやく保育器卒業!
【5~8日目】おかゆ生活が終了して入院食がおいしい
5日目にお姉ちゃんとも母子同室となり、姉弟二人並んだ姿にメロメロ。二人と初めて過ごした6日目の夜は、ミルクをいっぱい飲ませる作戦が成功してスヤスヤ寝てくれた。8日目に沐浴体験を。
おいしかった入院食。
【9日目(退院日)】長かった入院生活。3人一緒に退院できて万歳!
お姉ちゃんの体重が出生体重より少なくて退院できるか心配だったけど、姉2420g、弟2780gで退院決定。その連絡を受けてバタバタと退院準備。
同時ミルク中。
妊娠&1カ月の入院生活を振り返って
第一子は不妊治療の末に授かり、妊娠することは容易なことではないと分かってたので、双子妊娠が判明したときは本当に驚きました。
経腟分娩でもいけそうという話もあったけど、双子の安全を第一に考えて帝王切開での出産を決意。
妊娠33週後半で子宮口が少し開いているとのことで管理入院に。
管理入院中の1日は、朝起きてすぐ【モニターと血圧測定、検温、朝食、シャワー、昼食、検温、夕食前に心音チェック、夕食、先生の健診】。毎日このような生活を過ごし、私の管理入院生活はトータルで22日間でした。
管理入院含め約1カ月間お世話になったので、退院するときは感極まってボロ泣きでした!
子育ては悩んで解決しての繰り返し。特に双子は心配事も多いから、看護師さんや助産師さんに何でも聞くことが大事だと思います。
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出産経験は二度目のMさんですが、双子の妊娠出産は初めてのこと&予想外のことが多く戸惑うことも多かったよう。分からないことはどんどん周りに聞いて頼ることが、双子出産とその後の子育てをうまくやるコツのようです。