自律神経は、私たち人間が環境に適応して生きるために絶対に必要な装置。ところが今、自律神経が正常に働かない子どもがふえているのだそう。成田奈緒子先生監修、自律神経をととのえる62の習慣を紹介した書籍『子どもにいいこと大全』から、子どもの成長にいい習慣をご紹介します。
【子どもにいい習慣】大泣きも大歓迎!どんどん感情を外に出させて
▶喜怒哀楽の全身表現で自律神経を強力に刺激!
▶感情を出してもいい、という安心感が生まれる
いざという時、危険から逃げるためにもネガティブな感情は必要
いつもニコニコ笑顔で、嫌なことがあっても泣いたり、怒ったりしないのがいい子、というイメージはありませんか?これは大きな間違い。自律神経を育てるためには、ネガティブな感情も必要です。
喜びがあるから、次もやってみようと意欲がわくし、不安や怒り、恐怖があるから、危険から逃げることができるのです。
楽しかったら「キャー!」と喜ぶし、悲しかったら「うわーん」と泣くし、腹が立ったら「やだー!」とジタバタして全身で感情を表現する。
自律神経が刺激されて、それによって反応が起こっているわけで、動物的本能を育てるべき時期の子どもにとって至極真っ当な姿です。
どんどん感情を出すことで、子どもの心は豊かに育つ
子どもは、ネガティブであれポジティブであれ、どっさりいろいろな感情を出すべきです。子どもが大泣きしたり、ケンカしたり、カンシャクを起こしたりすることがあったなら、ぜひ「よし、いいぞ!」と喜びましょう。
子ども時代に、感情を抑え込む必要なんてありません。どんどん感情を出すことで、心も豊かに育っていきます。
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』
『子どもにいいこと大全-自律神経をととのえる62の習慣-』1,430円(主婦の友社)
【目次】序章:自律神経をきたえると子どもに“いいこと”がたくさんあります!
第1章:まず身につけたい基本の生活習慣17
第2章:子どもに睡眠は何より大切!ぐっすり眠り、すっきり目覚めるための習慣9
第3章:ちょっとの工夫で変わる!朝から食欲モリモリになれる習慣11
第4章:ストレッチ、ヨガ、ツボetc.体を動かして自律神経をきたえる習慣13
第5章:アロマ、洋服の着せ方、検温etc.ほかにもとり入れたい“いいこと”習慣12
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