誰にでもある「理想のママ像」。ですが、ときにその理想に自分自身が縛りつけられてしまうことも…。「ありのままの自分を受け入れられれば、心の負担は軽くなる」そう唱えるのは、子育てママ専門のカウンセラー、福田花奈絵さん。ママの心がふっと軽くなる、「心の処方箋」を教えてもらいました。
ママは、どんな時も赤ちゃんといっしょじゃなきゃダメ?
「赤ちゃんを泣かせてはいけない!どんな時もいっしょにいないと!」そんな風に考えてしまっていませんか?
「赤ちゃんが泣いている!自分のお手洗いは後回しだ~!」「絶対に泣かせない!」という風に思い込んでしまうと、自分でも気づかないうちに「やりたいことが何もできない」というストレスがたまってしまい、育児そのものがしんどくなったり、赤ちゃんのことをかわいいと思えなくなったりすることも。
もちろん、抱っこしてあげること、そばにいてあげることは大切だと思います。けれど「一瞬たりとも泣かせてはいけない!」というわけではないはず。
「すぐに抱っこできないこともあるよね」「トイレくらい行ってもいいよね」と、自分で自分を「許す」ことも、ついつい完ぺきな子育てをしようとしてしまうママには必要な息抜きかもしれません。
つらい気持ちを吐き出して、自分にやさしい言葉をかけてあげて
つらいときには言葉に出してあげることも大切です。誰かに向けた言葉でなくても、一人のときにポツリ、と口に出すだけでラクになりますよ。
「しんどいなぁ…」「苦しいな…」「また泣いてるよ…」「もう疲れちゃった…」そんなネガティブな言葉や感情も、頭の中だけに留めておくとどんどん大きくなって、その感情に飲み込まれてしまいます。だからこそ、こまめに吐き出してあげることを意識してみると、気持ちが自然と上向きになっていくはず。
そしてもう一つ、毎日一生懸命赤ちゃんに向き合っている自分に「がんばっているね」と、やさしい言葉をかけてあげてください。「自分で自分を認めてあげられること」それだけで、心の負担は軽くなりますよ。
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赤ちゃんや子どものことを大切に思うあまり、ついついママは自分自身を押し殺してしまいがち。「私はいつも頑張っているんだから、少しくらい休んでも大丈夫!」そう気持ちを切り替えられるよう、自分を認めてあげることを習慣にしてみてくださいね。
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