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「友達と会う約束をしていても、必ず毎回遅刻してしまう」「スマホや財布を忘れて、家に取りに戻ることがよくある」。こんなうっかりミスに心当たりがある人は、もしかしたら「大人の発達障害」が関係しているかもしれません。大人の発達障害に詳しい星野仁彦先生が監修する『ママにいいこと大全』から紹介します。
発達障害の人は、物事を一時的に処理・記憶するための「ワーキングメモリ」が通常よりも小さいため、複数のことを同時にこなしたり、物事の優先順位を決めたり、複数の選択肢の中から最適な答えを見つけたりするのが困難。
そのため、忘れっぽくなったり、時間を守れなかったり、こまかいミスを繰り返してしまいます。
発達障害の人は、あれもこれもとやっているうちに大事なことを忘れてしまいがち。待ち合わせの30分前にアラームを設定しておくなど、時間管理にはアラーム機能が便利。物忘れを防ぐこともできます。
口約束だけだと忘れてしまう可能性があるので、メールやメモなど「目に見える形」で残しておくこと。また予定が近くなったら再度確認するなど、こまめにフォローしてあげるとお互いストレスになりません。
翌日必ず持っていかなければならないものや外出時の約束事は、メモに書いて目に留まりやすい玄関などに貼っておくのがおすすめ。もしくは、物自体を玄関先に置いておくのもいいでしょう。
子育てママの「プチうつ」は、行動・睡眠・食事ですべて解決。各分野のエキスパートが科学的根拠に基づいたうつヌケ法を伝授します。
『ママにいいこと大全 育児のうつヌケ95の習慣』1,430円(主婦の友社)
第1章 このもやもやには理由がある!「育児がツライ」の正体は?
第2章 「行動」でうつヌケ。毎日やってるそれ、実はうつの原因かも?
第3章 「睡眠」でうつヌケ。寝ることは自律神経をととのえる最良の方法
第4章 「食べて」うつヌケ。食事を変えると人生が変わる!
コラム 「大人の発達障害」自分もまわりもラクになる対処法/夫婦関係を解決して、夫にイラつかない妻になる
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監修/小野陽子先生(産婦人科専門医)、星野仁彦先生(児童精神科医)、愛波 文さん(乳幼児睡眠コンサルタント)、細川モモさん(予防医療コンサルタント)、石蔵文信先生(循環器科内科医・心療内科医)
イラスト/松元まり子