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2022.04.04

成長・発育

【おうちでモンテッソーリ】0~2歳向けのアイディアと発達に合う手作りおもちゃも紹介

話題の「モンテッソーリ」教育。「難しそう」「専門の教育施設が近所にないからできない」などのイメージも持たれやすいですが、実はおうちでできることがたくさんあり、すでに取り入れているご家庭もじわじわ増えています。モンテッソーリ教師あきえ先生に、2歳頃までの赤ちゃん時代にぴったりな、おうちでできるモンテッソーリについて教えてもらいました。おすすめのおもちゃや、すでに実践中のママたちのインタビューも注目です。

モンテッソーリとは?

モンテッソーリとは、イタリアの女性医師が築き上げた「子ども主体」の教育方法です。子どもは生まれたときから「自ら育つ力を持っている」とされ、その子の持っている力を最大限に発揮できるように大人が手伝う、というのが基本的な考え方です。

とくに0~3歳は、やがてひとりで自立するために、まわりから何でも吸収して成長する時期。特別な何かを用意する必要はなく、今何に興味を持っているのか、どんな発達段階なのかをキャッチし、そのときどきにぴったりな環境を整えてあげるだけ。

モンテッソーリを知るだけで、大人も子育てが少しラクになるといわれています。おうちでできるモンテッソーリを取り入れ、赤ちゃんの「ひとりでできた!」の機会をたくさんつくってあげましょう。

モンテッソーリの考え方。発達の土台となる「敏感期」とは?

モンテッソーリ教育をはじめるにあたり、大切なキーワードとなるのが「敏感期」です。ある特定のことに強く興味を持ち、集中して同じ動作をくり返す時期のことを指します。0~6歳までにあらわれ、生きていくために必要な、いくつかの能力が身につく大切な期間です。

「言語」の敏感期(生まれる前~)

おなかの中にいるときからママの声を聞いて言葉を蓄積している。どんどん言葉を吸収して獲得する時期。

「感覚」の敏感期(0ヶ月ごろ~)

五感を使い、見る、聞く、さわる、味わう、においをかぐが洗練され、感じた情報を区別できるようになる。

「秩序」の敏感期(0ヶ月ごろ~)

順番や場所など「いつも同じ」であることに強いこだわりを見せる。「いつも同じ」ことで安心する。

「運動」の敏感期(6ヶ月ごろ~)

自分の意思で体を動かせるようになる。手指を使うこまかい動き、体を使った大きな動きが発達する。

また2歳を過ぎると「社会性」の敏感期が表れたりと、成長によって種類が変わっていきます。これら敏感期に合わせて、赤ちゃんがやりたいことができる「環境」を整えてあげたり、やりたいことをサポートしてあげましょう。

このモンテッソーリの考え方を取り入れて、いたずらのように見えるこの行動も「今は敏感期だから」と把握していられたら、子育てが少し楽しくなるはずです。

「おうちモンテッソーリ」4つのポイント

おうちでモンテッソーリを実践するにあたり、意識してほしい4つの基本的な考え方についてまとめました。

ポイント1:環境を整える

モンテッソーリまずは赤ちゃんが「今やりたい」ことをかなえてあげられる、環境づくりが大切。たとえば体を動かせるようになったら自由に動けるスペースを確保する、はいはいが上手になったらつかまり立ちしやすい台を置く、など発達に合わせた環境づくりを心がけましょう。

ポイント2:赤ちゃんを観察する

モンテッソーリどんな動きができるようになったか、今何に興味を持っているのか、くり返しやりたがっていることは何か、赤ちゃんを観察してみましょう。今どんなサポートをしたら、成長を助けられるかな?という気持ちで観察することが、モンテッソーリの原点です。

ポイント3:大人がやってみせる

モンテッソーリ何かを伝えたいときは言葉だけではなく、「実際にやってみせる」ことがおすすめ。洋服を着るときも、袖に腕を通すなどの動作をゆっくりとやってみせることで、徐々にやり方をインプット。その後に自分でもやってみよう、という行動につながります。

ポイント4:見守る

モンテッソーリ赤ちゃんが自分で失敗や間違いに気づく瞬間を待つ=「見守る」ことが必要です。やり方が大人の思う方法でなくても口や手を出さず、失敗する機会を奪わないように心がけましょう。失敗することで、ゆっくりと自分でできることが増えていきます。

「おうちモンテッソーリ」を実践しよう!

赤ちゃんにとっては日常生活そのものが学びの場。特別な道具は使わず、赤ちゃんとの生活を楽しみながらできる、「おうちモンテッソーリ」についてご紹介します。マネできそうなことから、ぜひトライしてみてくださいね。

0~5ヶ月頃(ねんねの時期)

視野が広がり自分の意思で少しずつ動けるようになる時期。

①「いつも同じ」環境をつくる

赤ちゃんには「いつも同じ場所、同じ時間、同じ順番、同じやり方、同じ人」が大切なポイント。生活シーンごとに場所を決めると、ここで眠るんだ、ここでおむつを替えるんだ、と理解し、秩序を学び安心できるのです。モンテッソーリでは以下「4つのコーナー」づくりをおすすめしています。
モンテッソーリ【0~5ヶ月頃におすすめ!「4つのコーナー」の作り方】

寝る
寝ることに集中できる静かな場所を作りましょう。お布団がおすすめ。

授乳
ママが落ち着いて授乳できるイスや、飲み物、タオルなどを用意。

運動
日中過ごす場所。マットを敷き、モビールをつるしたり鏡を置く。
※絵や鏡は、落下などに十分注意して設置しましょう。

お世話
おむつ替えや着替えをする場所。お世話グッズをまとめて置いておく。

②コミュニケーションを大切にする

生まれてからの3年間は言葉を自分のものにしようとする時期。まだ話せなくても耳で聞き、大人の口元をじっと見て言葉を吸収しています。できるだけていねいな言葉づかいで話しかけたり、赤ちゃんの発した言葉に「そうだねー、きれいだねー」と反応し、豊かな言葉で返しましょう。

赤ちゃんの発達にはリアルな体験で五感を使うことが重要。ひとりでもママと一緒でも、スマホやテレビの見すぎには注意しましょう。

③リアルな絵の絵本を選ぶ

まだ世の中のことを知らない赤ちゃんにとっては、まずリアル(本物)なものごとを知ることが大切。ファンタジーな内容の絵本ではなく、野菜やくだものなど身近なものが出てきたり、実物に近いリアルなタッチで描かれているものがおすすめです。

【あきえ先生のおすすめモンテッソーリ絵本】

『フルーツめしあがれ』 880円(視覚デザイン研究所)
リアルでおいしそうなフルーツが登場。切る前と切ったあとの状態も描かれています。
フルーツめしあがれ 『赤ちゃんモンテッソーリ どうぶつ』 990円(すばる舎)
コントラストがはっきりした色の絵本。視力が未熟な赤ちゃんに。
赤ちゃんモンテッソーリ どうぶつ 『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』 1,650円(クレヨンハウス)
ぱぴぷぺぽの音を使って言葉遊びを楽しめます。色も鮮やかで見ているだけでも楽しい。
ぽぱーぺぽぴぱっぷ

④おもちゃは赤ちゃんの成長に合ったものを

ねんねのときは「目で追えるもの」、手の動きが出てきたら「握るもの」と、赤ちゃんの成長に合わせたおもちゃを選ぶと、赤ちゃんは「できた!」が増えて楽しくなります。今どんな動きをしたいのか観察してみましょう。

⑤モンテッソーリ発のお布団「トッポンチーノ」を用意する

新生児を乗せて抱っこする小さなお布団。ママのにおいがついていたり、誰が抱っこしても抱き心地が変わらないため、赤ちゃんが「いつも同じ」と安心することができます。
トッポンチーノ

6~10ヶ月頃(おすわり・はいはいの時期)

行動範囲が広がりできることが増える時期。

①お着替えのときは「どっちを着たい?」と聞く

モンテッソーリ何でも大人が決めてしまうと、将来自分で選ぶ力が育ちづらくなります。実際にはまだ選べない月齢からでも、2着の洋服を用意して「どっちがいい?」と語りかけ、選択できる習慣を。今後の自立や自分で考える力にもつながります。

②洋服は動きやすいもの・脱ぎ着しやすいものを

歩行が安定するまでは、運動のじゃまをしない、動きやすさを意識した服を選びましょう。基本的に赤ちゃんは着替えは好きではないので、頭からかぶるタイプなら、脱ぎ着しやすい首元が広いタイプを。

何かお手本を見せるときには、ふだんよりも7~8倍くらいゆっくりのスピードで。大人が動くスピードは赤ちゃんには速すぎてマネができなくなります。

③器は陶器やガラス製のものがおすすめ

軽くて安心なプラスチックよりも、陶器やガラス製のものを選ぶようにしましょう。落とすと割れる素材、本物の重みのある素材を選ぶことで、物の使い方を学ぶことができます。

④離乳食は必ず足がつく体勢をキープ

モンテッソーリ足の裏が地面につかないと赤ちゃんは不安で居心地がよくありません。安心して食事ができるよう、床やイスの台に足がつくものを選びましょう。食事に集中しやすくなります。

⑤本物の食材を見せながら食べる

にんじんを使った離乳食をあげるときにも、カットする前のにんじんを見せて、「これがにんじんだよ」と伝えてあげるのがおすすめです。大きさやにおい、重み、色など、五感で感じることができるようになると印象に残りやすく、言語の発達にもつながります。

⑥つかまり立ちできる道具を用意する

はいはいが上手になってきたら、次は「立つ力」をサポートできる道具の準備を。つかまり立ちがしやすいようなもの、低いテーブルや棚、ソファなど、赤ちゃんの手が届きやすそうな高さのものを置いてあげて。

⑦危険なこと以外は見守る

机の上のものを落とす、ティッシュペーパーを引き出す、などこの時期にいたずらとみなされる行動は、「運動の敏感期」そのもの。危険なこと、やってはいけないこと以外は「今はつまむ練習をしているんだね」などと理解し、見守ってあげて。

⑧お出かけにはいつもと同じおもちゃを用意

「いつも同じ」が安心する赤ちゃんは、はじめて行く場所や知らない人が多い場所は不安でいっぱい。お気に入りのおもちゃやお菓子、ブランケットなどを持ち歩くと安心して過ごすことができます。

公共の場でやってはいけないことをしたら、しかるのではなく、やってほしい行動を具体的に、くり返し伝えることで徐々に理解していきます。「走っちゃダメ!」と一方的に否定するのではなく、「ここは危ないから手をつないで歩こうね」など、伝え方を変えるように意識してみましょう。

11ヶ月頃(たっち・あんよの時期)

歩きはじめてやりたいことが増えてくる時期。

①おもちゃはひとまとめより「ひとつずつ」収納

遊びたいおもちゃを「自分で選んで最後は自分で戻す」、ができる環境づくりが大切。扱いきれない量のおもちゃは自分で選べなくなるので、厳選したおもちゃを置くようにするとお片づけの習慣も身につきやすくなります。
モンテッソーリモンテッソーリの環境づくりにおいて重要なのが「棚」。赤ちゃんの背丈に合った高さで、自分で取りやすいようにひとつずつ収納できるものを用意しましょう。

②背丈に合わせたイスと机を

モンテッソーリ歩くことで両手が自由になると、大人のマネをしてさまざまなことに挑戦しようとします。存分にやりたい作業に集中できるように、机と座って足が床につく高さのイスを用意して、自発的な活動をサポートしましょう。

③歩行を支える手押し車がおすすめ

1歳前後の赤ちゃんの重要なテーマの一つが「歩く」ための準備。歩行を補助する手押し車は、おすすめのアイテムです。逆に、簡単に歩けた感覚になる歩行器は、モンテッソーリ教育ではおすすめしません。

④歩きはじめたら自分の荷物は自分で持たせる

自分で歩けるようになったら、お出かけのときには自分のおむつや着換えを持てるように、赤ちゃんのサイズに合ったリュックを用意するといいでしょう。無理やり持たせる必要はありませんが、自分で持つようになると少しずつ自立感が生まれます。

⑤玄関には小さなイスを置いて「自分で履く」をサポート

歩きはじめは「履かせやすさ」を重視、歩行が安定してきたら「赤ちゃんが自分で履きやすいか」を重視して靴を選びましょう。ママは赤ちゃんがひとりで履くためのお手伝いというスタンスで。ママが隣に座ってゆっくり履く姿を見せたり、赤ちゃんがちょうど座りやすい高さの低い踏み台を用意してあげると、より自分で履きやすくなるでしょう。

⑥危険なもの以外は何でもふれさせて

五感を刺激することで発達につながる時期なので、家でも外でも本物にふれることが大切。基本的には何でも体験させる気持ちで、見守るようにしましょう。ただしたばこや刃物など、命にかかわるような危ないものに興味を持ったときは、「これは危ないからちょうだいね」と声がけし、代わりになるものを渡しましょう。

⑦歯みがきは鏡を使って見せながら

歯が生えはじめたら、ほんの数秒でも食事のあとに歯ブラシをくわえさせると、徐々に習慣化するように。また鏡を用意して一緒に歯を見ながらみがくことで、「無理やりされる」「こわい」という感覚が減り、いやがらずにみがけるようになっていきますので、一度ぜひ試してみて。

⑧歩きはじめたらスタート「トイレットラーニング」

モンテッソーリトイレは訓練をして身につけるのではなく、経験を重ねて徐々にできるようになるのが理想的。おまるや着替えの踏み台、お着替えスペースなどを用意して、ぬれたら自分で着替えられる環境を整えましょう。無理じいをせず、トイレに誘い、おむつ以外の場所でするもの、ということをゆっくり伝えましょう。

発達別におすすめ!「おうちモンテッソーリ」のおもちゃ

モンテッソーリでおすすめのおもちゃは、ほとんど手作りできるものばかり。赤ちゃんの発達をサポートするにはどんなおもちゃがいいのか、モンテッソーリ教室・上野毛モンテッソーリこどものいえ 「バンビーノ」で教えてもらいました。

上野毛モンテッソーリこどものいえ「バンビーノ」

上野毛モンテッソーリこどものいえ 「バンビーノ」モンテッソーリ教室

モンテッソーリ教育を体験し学べる幼児教室。0〜1歳半までは母子参加型のクラスで、赤ちゃんの発達によい環境を紹介したり、発達に必要なかかわり方を教えている。
https://bambi-no.net/kodomonoie/

〈0~5ヶ月頃〉目で追えるもの

視界が狭い新生児期から、動くものを目で追えるようになる時期。視覚の発達を促す、ゆっくり回転するモビールを用意しましょう。

【モビール】
新生児期は白と黒のコントラストがはっきりしたものを、赤ちゃんが見やすいよう顔から約30㎝の距離につるす。腕がよく動くようになったら、ふれても安全な素材でできたもの、色みも明るいものに変えていきましょう。 モンテッソーリ白と黒のモビール
モンテッソーリモンテッソーリ素材や距離、形を変えて吊るしたモビール

〈3~5ヶ月頃〉握るもの

興味のあるものに向かって自分から手を伸ばしはじめる時期。手指の動きが発達する、引っ張るもの、握りやすいものを用意。

【鈴・リング】
引っ張りやすい、長めのリボンに鈴やリングをつけたものをつるす。やわらかい布製のボールなら、足でける遊びもできます。 モンテッソーリ鈴つきの布製ボール
モンテッソーリ握りやすいリング

【ガラガラ・歯固め】
赤ちゃんの手のひらサイズで、握りやすく音の出るガラガラ。口に入れても安全な素材でできた歯がためもおすすめ。 モンテッソーリガラガラ
シリコン製の歯固め
木製の歯固め

〈5~12ヶ月頃〉転がるもの

ずりばいやはいはいがはじまる時期には、前に進むことを促進できるような、適度に回転するボールやラトルがおすすめ。

【ラトル・ボール】
鈴を中に入れたかぎ針編みのボールや、横にして転がすと音が鳴る木製のおもちゃ。ボールは明るいカラフルな布が目で追いやすいでしょう。 モンテッソーリ転がしやすいラトル布製のボール

【トラッカー】
モンテッソーリ定番の市販のおもちゃ(教具)。ボールを穴に落としたり溝に入れて遊び、動体視力を促進できるおもちゃ。つかまり立ちを助ける高さで作られています。 トラッカー

〈9ヶ月頃~〉つまむ・落とす・入れるものなど

指先で上手に物をつまめるようになる時期。手の動きを洗練させられる、ものをつかんで離すような動きができるものを。

【リング落とし】
つかみやすい太めのリングから、徐々に小さいリングへとステップアップ。誤飲防止のため直径40㎜以上のものを選ぶようにしましょう。 モンテッソーリ100円ショップの材料で作ったリング落とし
モンテッソーリ柔らかい素材でできたリング落とし

【ポットン落とし】
穴にものを落として楽しむおもちゃ。穴の大きさを小さくしたり、大きいボールや薄いカードなど、落とすものの形や素材を変えて徐々にレベルアップしましょう。 モンテッソーリまずは穴の大きいポットン落としからスタート
モンテッソーリ穴を小さくしたり落とすものの種類変えてステップアップ

〈1才5ヶ月頃~〉つまむ・ねじる・その他

さらに両手の手先が器用に使えるようになる時期。また、日用品や本物に近いおもちゃもおすすめです。

【つまむパズル】
3本指でつまむ練習になる、取っ手つきのパズル。下に絵が描かれている、絵合わせができる簡単なものから、複雑な形の型にはめ込むものへとステップアップを。 モンテッソーリ動物やフルーツなど、つまみつきのパズル

【シュレッダー・日用品やリアルなミニチュアなど】
手首と腕を使って遊べるシュレッダーは、集中して遊べるおもちゃのひとつ。また、動物のミニチュアなどなるべくリアルなものを用意して、徐々に物の名前を教えていくと、言葉の獲得につながります。 モンテッソーリ赤ちゃんに大人気のシュレッダー
モンテッソーリ日用品もそのままおもちゃに 
※家電は必ず電池を抜いて、安全な状態で使用しましょう

わが家の「おうちモンテッソーリ」体験談

おうちで過ごす時間が増えた昨今、「おうちモンテッソーリ」を取り入れるママと赤ちゃんが増えています。実践してみてよかったところ、おすすめの手作りおもちゃなどを教えてもらいました。

場所を決めたら片づけが得意に/K・Mさん、Rくん(1歳6ヶ月)

おうちモンテッソーリはいつから?
1歳頃から

実践してみてここがよかった!
おもちゃの置き場所を決めたら、少しずつ自分で片づけができるようになってきました。私も整理整頓ができ、毎日の片づけがラクに!

今、実践中のおうちモンテッソーリ
おしりふきを引き出していても、指の動きやつまむ勉強をしているのだなと思い、見守る。

【机とイス】
モンテッソーリ座って遊べるように、背丈に合わせたイスと机を1歳4ヶ月のときに購入。大和屋のもの。

【おもちゃ収納】
モンテッソーリ【カード落とし】
モンテッソーリ取り出しやすいように息子の背丈に合わせたおもちゃ棚を購入。カード落としはダイソーで購入した箱とカードで手作りしました。

モンテッソーリ流の楽しい遊びを実践中/M・Iさん、Yくん(1歳4ヶ月)

おうちモンテッソーリはいつから?
9ヶ月頃から

実践してみてここがよかった!
子どもに「敏感期」があることを知り、イヤイヤ期のときもわがままではなく「今は秩序の敏感期ね」と、少し心の余裕がもてるようになりました。

今、実践中のおうちモンテッソーリ
長男、次男ともに、お皿や服などそれぞれ2種類を用意して「自分で選ばせる」を実践しています。

【ぽっとん落とし】
モンテッソーリ【つまむ・移し替え】
モンテッソーリ
長男と一緒に「ぽっとん落とし」「製氷皿からぽんぽんをつまむ」「ぽんぽんをペットボトルに入れる」など、手指を使う遊びを実践中。

食器を替えたら大切に扱うように/C・Kさん、Mちゃん(2歳)

おうちモンテッソーリはいつから?
1歳6ヶ月頃から

実践してみてここがよかった!
本物のガラスや陶器の食器を使うことで、乱暴に扱うと壊れることを理解したようで、テーブルから食器を落とさなくなりました。

今、実践中のおうちモンテッソーリ
買い物で野菜を選んでカゴに入れる体験や、テーブルをふいてもらっています。

【陶器のお皿】
モンテッソーリ食器を落とさなくなっただけでなく、大人と同じ食器を使うことで前よりたくさん食べてくれるようになりました!

成長に合わせた環境を用意/Mさん・Mくん(1歳3ヶ月)

おうちモンテッソーリはいつから?
4ヶ月頃から

実践してみてここがよかった!
表紙が見える絵本棚にしたことで、1歳を過ぎたころから「ないないしてね」と伝えると自分で片づけができるようになりました。

今、実践中のおうちモンテッソーリ
自分でやりたがったときは、求められるまでは手を出さず見守るよう意識しています。

【おもちゃ収納】
モンテッソーリ【絵本収納】
モンテッソーリ
絵本棚やおもちゃ棚、子どもサイズのたんすを用意したことで、環境を整えると自分でできるようになることが増えるんだな、と実感。

マステはがし】
モンテッソーリ【ボンゴ】
モンテッソーリ指先を使えるようになってきた7ヶ月のころ、幅が細いマステはがしに挑戦。9ヶ月のときに床をよくたたくようになってきたので、ボンゴを購入しました。

【ストロー落とし】
モンテッソーリ100円ショップのストローがさせるフタつきのコップ、10㎝くらいに切ったストローを用意し、ストロー落としを楽しんでいます。
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昨日できなかったことが今日できるようになったり、日々の経験で急激に成長していく赤ちゃん。「できることが増えると楽しい!」という気持ちをたくさん育てられる「モンテッソーリ」を、おうちで取り入れてみませんか?

記事を読む⇒⇒⇒夜泣き&寝ぐずりに。睡眠改善でいちばん大切な「睡眠の土台」について【第6回子どもの睡眠コンサルタント愛波文】
記事を読む⇒⇒⇒【3・4歳のモンテッソーリ】あきらめずに子ども自身でおりがみを完成させるには?

撮影/土屋哲朗 イラスト/こやまもえ ※『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。

【監修】 あきえ モンテッソーリ教師

国際モンテッソーリ協会(AMI) 公認教師・幼稚園教諭・保育士。1児の母。Instagram、Voicy、YouTubeなどのSNSで子育て情報を発信中。著書に『モンテッソーリ教育が教えてくれた 信じる子育て』

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