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1歳半を過ぎた頃から、トイレトレーニングを始めるママも多いのでは?でも、無理に教え込もうとすると嫌がってしまい、思うように進まないことも。そこで、子どもが大好きな「ごっこ遊び」をとり入れた、画期的なトイレトレーニング法を紹介。楽しく練習できるから、きっと子どもたちも夢中になるはず!
子どもの準備が整わないうちに始めるのは失敗のもと。下記の3つの項目をクリアしていたら、トイレトレーニングの始めどきです。
膀胱の筋肉が十分に発達してくると、おしっこの間隔が2~3時間あくようになります。また、一度にある程度まとまった量のおしっこが出ていればOK。
パンツをおろしたり、おまるにまたがったりを自発的に行う必要があるので、上記の2つの動作ができるようになっているかが大切。まだなら、もう少し時期を待って。
「お人形をおまるに座らせて」など指示に、正しく従えますか?言葉の理解が進み、トイレトレーニングに挑戦可能なレベルにまで発達しているかどうかも重要です。
Q.トイレトレーニングを始めたのはいつから?
1歳7ヶ月~2歳6ヶ月までに始めた子が半数以上。ある程度言葉の理解が進んできてからのほうがスムーズにいく場合が多いようです。
Q.実際におむつがはずれたのはいつ?
トイレトレーニングは早い子で1週間でマスターした子もいれば、子どもによっては何ヶ月もかかることも。その間「失敗してつい怒ってしまった」「後片づけでげんなり」と、疲れてしまうママが多数。
子どもが使うだけでなく、人形がおしっこするシーンでも使用します。子どもが喜んで使うキャラクターものなどでもOK。
トイレに補助便座をつけて行っても構いませんが、人形がおしっこするシーンを何度か見せるので、おまるのほうが手軽でやりやすいようです。
おまるにまたがるのに適した大きさのものを用意しましょう。おしっこするふりを演じるので、できるだけリアルなもののほうが説得力が増すのでおすすめです。
最初からうまくできる子はほとんどいません。失敗しても部屋を汚さなくていいようにトレーニングパンツを用意しておきましょう。
じょうずにできたら、おやつや飲み物のごほうびで子どものやる気をアップ!尿意を感じさせるために、普段より多めに飲み物を与えると成功しやすくなります。
人形に水を飲ませるふりをしておまるに座らせ、「ちっち出たね~」などと、あたかもおしっこをしているかのようなシーンを子どもに見せます。ママは人形をほめて、子どもから人形にはごほうびをあげさせて。
今度は「おもらし」を実演。人形のパンツをこっそりぬらして子どもにさわらせ、ママは人形をたしなめます。子どもには人形のぬれたパンツをはき替えさせましょう。
▶▶1と2を何回か繰り返す
人形のおしっこシーンとおもらしシーンを交互に2~3回繰り返して、子どもの印象に残るようにします。
子どもに自分でパンツをおろさせ、おまるに座るように誘います。おまるに座ったら、ママは言葉がけを控え、できるだけ静かに見守りましょう。出なくても10分間くらいは座らせるように頑張ってみて。
〈成功のコツ〉
●水分をたくさんとらせましょう
●パンツが上げ下げしやすい服装で
おしっこが出たら思いっきり抱きしめて、おやつなどのごほうびも与えながらたくさんほめてあげましょう。パンツを上げるのも自分でできたら、さらにほめてあげて。
〈成功のコツ〉
●大げさなくらい、派手にほめて
●失敗しても怒らない
▶▶誘われなくてもひとりでおしっこができるようになったら、おむつはずし大成功!
【12:00】人形のトイレに興味津々!
機嫌のよい時間帯にスタート。お人形の「メルちゃん」にミルクをあげてからおまるに座らせ、ママが「メルちゃん、トイレでちっち出てえらいねー」とほめます。
すぐにあやのちゃんもメルちゃんをトイレに座らせてみたりと、興味津々。
【12:10】人形がおもらし。とっても心配そう
あやのちゃんがもう一度人形にミルクをあげている間に、ママは床に水をこぼして「大変!メルちゃんがおもらししてパンツがぬれちゃった!」。
パンツをさわらせて、一緒に新しいパンツに着替えさせました。あやのちゃん、床の掃除をすごく真剣な表情でしています。
【13:00】おまるに誘ってみたら・・・出た!
おまるに興味があるようだったので、パンツをおろして座らせてみることに。
「メルちゃんみたいにちっち出るかなぁ?」と声をかけていたら、驚いたことにおしっこが!大げさなくらいにほめるママ。たった1時間で、すごすぎる!
【16:00】お昼寝後のチャレンジは失敗
お昼寝中、お兄ちゃんがおもちゃで遊ぶ音で起きてしまい、不機嫌なあやのちゃん。おまるに誘ったり、メルちゃんを見せたりしてもグズグズ。
おまるに座ろうとせず、おしっこ失敗。ぬれた床を自分でタオルでふきました。
【17:15】自分からおまるに座った!
ママが夕飯の支度をしていたら、自分でズボンを下げながら足にからまったパンツをとってほしいと言ってきました。
ズボンとパンツを脱がせると、みずからおまるに座って、すぐにおしっこが。「自分でちっちできたね。すごーい!」と思いっきりほめるママ。あやのちゃんも、とってもうれしそうです。
●ママの感想
正直言って、半信半疑。まさか、初めておまるに座らせた日に成功するとは思いませんでした。娘はまだ1歳11ヶ月。「できなくても当たり前。もしも成功したらラッキー♪ 」という気持ちで試したので、失敗してもイライラしませんでした。
月齢が低いからかおしっこの量はそれほど多くなく、失敗後の掃除も簡単。心のゆとりが持てる早い時期のトイレトレーニングも悪くないな、と思いました。
補助便座が嫌いなようで、トイレに行くことを嫌がっていた息子。人形がおしっこするところを見せたら、すごく興味を持ったようで、人形をよしよししてかわいがっていました。
その後なんと、自分からおまるにまたがり、2分ほど座リ続けることができました。おしっこは出なかったのですが「嫌がらずにおまるに座った」ことは大きな一歩。
下の子がいてゆっくりトイレトレーニングの時間がとれなかったので、トイレを身近に感じさせる、いいきっかけになりました。
3歳目前なのに、トイレが大嫌いで困っていました。人形のおしっこを見せるとすごく興味を持って、パンツを替えるのを手伝ったり、リビングで人形に絵本を読んだり。
その後、誘うとすんなりトイレに行って、なんと成功!トイレ断固拒否の子だったので、本当に驚きました。その後も、何度も成功して、確実に前進。
でも、うんちはこれまで「うんちがしたくなったら、出る前に教えてね」「はいっ!」というやり取りを何回もしてきたのですが、いつも事後報告。このトレーニングでも同様でした。
ただ、それまでの「うんち、出た!(えっへん!)」から「うんちが・・・出てしまいました」というニュアンスに変化。「おむつでするのはまずいのかな?」という気持ちが芽生えたようです。息子なりに進歩かな?
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実際には数日かかることもあるようですが、イライラしながら「おしっこはッ!?」なんて子どもに迫るのにくらべたら、気楽なもの。「こんな方法もあるのね」という軽い気持ちで、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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文/佐藤真紀 『Baby-mo(ベビモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです