おむつがはずれると、育児もだいぶラクになりますよね。「そろそろうちの子も…」と、トイレトレーニングを考え始めている人もいるかと思います。
そこで、Baby-mo編集部では先輩ママ達の実態を調査。この記事では、トイレトレーニングをいつからスタートしたのか、いつ頃までかかったのか、みんなのトイトレ体験をご紹介します。
スタートや終わった時期には個人差が
ママ達を対象に行ったアンケート調査の結果を見ると、その子によって始める時期やかかった時間はマチマチ。
Q.トイレトレーニングはいつ頃始めた?
Q.トイレトレーニングが終了したのはいつ頃?
アンケートでは、1才半~2才、2才~2才半、2才半~3才のスタートがほぼ同じぐらい。3才以降に始める子も12
%いました。
また、半数以上が3才になるまでにトレーニングを完了しているようです。
Q.トレーニングにかかった期間はどれくらい?
トレーニング期間については、0才代でスタートした子は平均14カ月と1年以上かかっていますが、2才半以降にスタートした子は2.5カ月。体や言葉の発達に比例して、トレーニング期間は短くなっています。
トイレトレーニングを始めるための条件は?
トレーニングの開始には、大脳皮質の発達が不可欠です。おしっこがたまっている感覚、排泄の感覚、たまったおしっこをがまんできる能力などが育っていないと、トレーニングしても疲れるばかり。「お友だちが始めたから」などを理由に始めると、かえって長引くこともあるので注意して。
まずは、以下の3つのポイントをチェックしてみましょう。当てはまればトイトレの始め時かもしれません。
1 ひとりで歩くことができる
ひとりで歩けるまでに大脳皮質が発達すると、おしっこがたまる感覚やおしっこをしたいという意識が持てるようになってきます。トレーニングができる段階かどうかをはかるのに、「ひとりで歩ける」ことはわかりやすい目安なのです。
2 言葉の理解が進み、少しお話しできる
トイレトレーニングには、ある程度の言葉の理解が不可欠です。「チー出る?」と声をかけても、子どもに伝わらなければ意味がありません。また、自分で「おしっこしたい」意思を伝えられなければ、トレーニングはうまく進みません。
3 おしっこの間隔がある程度あいている
トレーニングスタートで最も大切な条件は、おしっこの間隔です。おしっことおしっこの間が2時間ぐらいあくようにならないと、膀胱におしっこをためたり、おしっこをがまんしたりということができないからです。
ママ達の体験談「こんなふうにトレーニングしました!」
先輩ママ達がどんなふうにトイトレを進めて行ったのか、おむつ卒業はいつだったのか、5人の実体験をご紹介。
1才代でスタートしたAさんの場合
少しずつ、膀胱におしっこがたまる感じがわかるようになってくる時期です。1才代後半になると膀胱がぐんぐん大きくなり、ためておけるおしっこの量も増えてきます。排尿間隔が2時間ぐらいあいてくる子も。
こちらのAさんのように、おしっこの間隔を見計らってトイレに誘い、それができるようになってきたらパンツに移行するパターンが多いようです。
●1才9カ月おもらししても洗濯がラクなはずと、夏にスタート。成功はほとんどしませんが、たまーに運がいいと、トイレでおしっこをすることができました。
●2才朝一番の、おしっこがたまっている時だけはトイレでできるようになりました。ほかの時間は誘ってもトイレに行きたがりません。窓がなく薄暗いトイレがこわいのかも。
●2才2~5カ月トイレに連れていけばおしっこをすることもあるけれど、自分で教えることはまったくありません。トイレに誘いすぎたせいか、だんだんトイレぎらいに。
●2才6カ月仲のいい女の子が「トレーニングを始めて2週間でおしっこを教えてくれるようになった」と聞いて、私自身にあせりが。つい叱ってしまって自己嫌悪に陥ります。
●2才8カ月ママが誘えばトイレに行く状態ですが、時々自分から「おしっこ」と教えてくれるように。まだ完璧ではないけれど、一応ゴールにたどり着いた感じ。
1才代でスタートしたBさんの場合
頃合いを見ておむつからパンツに移行するのではなく、最初からいきなりパンツをはかせるトレーニングの方法もあります。当然、おもらしの連続なので、ママには根気よくおもらしに付き合う覚悟が必要。
●1才4カ月初夏で季節もよかったことから、パンツにさせてみようかなと思い立ち、挑戦。最初は紙のおむつパッドもつけてみましたが、いやがってとってしまいました。
●1才6カ月週1回通うことになった保育園がおむつはずしに積極的で、お友だちのトイレ姿が刺激になったようです。でも家ではおもらしばかりでつらくなって、中断。
●中断●1才11カ月保育園の先生から「トイレでできていますよ」と言われてびっくり。本人は得意げです。自信がついたのか、家でもトイレに行かれるようになりました。
●2才1カ月終日パンツで過ごすように。園に行っている間は失敗なしですが、行き返りの途中やお休みの日には失敗も。「1歩進んで2歩戻る」ような状態が続きます。
●2才6カ月園で年上の子たちのトイレの様子を見てまねをしたくなったのか、いつの間にか立っておしっこをするように。ズボンの上げ下げも覚えて失敗しなくなりました。
1才代でスタートしたCさんの場合
こちらも同じく、いきなりパンツにチャレンジしたママの体験です。
●1才6カ月保育園の方針で、日中は布おむつ。1才半ごろ、おむつが汚れるといやがって「しーしー」「うんち」が言えるようになったので、思いきって布パンツに。
●1才7カ月ソファやじゅうたんなど部屋中におもらしされ、ママは常にぞうきんをスタンバイ。下の子が生まれるため、一時中断しておむつに戻し、「おしっこ出た?」の声がけだけに。
●中断●2才2カ月弟の誕生に保育園の転園が重なり、それまでできていた「おしっこ出た」の報告もなくなる日々。大好きなキャラクターのおまるを用意したら、興味津々で自発的にまたがるように。
●2才3カ月おまるを使い始めて1週間で、おしっことうんちが完璧に。保育園ではトイレに行くものの家ではおまるが続きましたが、少しずつ補助便座を使えるようになり完了。
2才代でスタートしたDさんの場合
2才代になると膀胱におしっこをため、「おしっこがしたい」感覚が自分でわかるようになってきます。おしっこが出たあとに教えるなど、排尿感覚もはっきりしてきます。タイミングを見てトイレやおまるに誘ってみても。
●2才3カ月周囲でトレーニングを始める子が増えてきたので、好きなキャラクターのついたトレーニングパンツを10枚用意してスタート。まずはトイレに誘うことから。
●2才カ4カ月トイレでおしっこが出ることもあるけれど、それはまったくの偶然。おもらしのほうが多く、苦戦の日々が続きます。季節は秋に入り、無理するよりはと休戦決定。
●3才2カ月暖かくなってきたのでトレーニングを再開。毎日公園で遊んでいるうちに、立ちションができるようになりましたが、トイレではなかなかできません。
●3才3カ月公園に立ちションライバルが出現。おしっこをしていると必ず横に並び、負けじとおしっこ。この競争で「おしっこを出す」感覚がわかったようで、トイレでの成功が増えました。
●3才6カ月親戚の披露宴に出席した日、突然ひとりでトイレに行っておしっこをすることができました。この日をもって、トレーニングを完了としました。
3才代でスタートしたEさんの場合
トレーニングが進む子が多い年齢。おしっこをしたいと感じると、だんだん自分でトイレに行けるようになってきます。ただし、遊びに夢中だったりすると失敗することも。自尊心を傷つける叱り方はしないよう注意が必要です。
●3才入園予定の幼稚園は、パンツで登園が条件。なんとか入園式までにはパンツにしたいと、3才の誕生日を境にトレーニングを開始。食事の前後にトイレに誘います。
●3才1カ月トイレにはいやがらずに行きますが、おしっこはさっぱり出ません。便座からすぐにおりたがるのを少しでも長くすわらせようと「10数えて!」と言いましたが、失敗続きでした。
●3才2カ月トイレで成功しないまま、ついに入園式。幼稚園でのパンツ生活に突入して、園からは失敗の報告も。声がけしてトイレに連れていくことを根気よく続けました。
●3才3カ月通園し始めて、お友達のトイレ姿に刺激を受けたのか、ある日突然、家のトイレでおしっこができるように。でも園では相変わらず失敗が続いています。
●3才4カ月入園して3カ月。幼稚園の男の子用トイレでおしっこに成功!先生にほめられてご満悦です。同じころ、夜もほとんど失敗しなくなり、トレーニングが完了しました。
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できるようになったと思ったら、またおもらし…の繰り返して、心が折れそうになることもあるかもしれませんが、いずれ必ずできるようになるもの。あせらずに適切なタイミングを見きわめましょう。
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