今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
賢久こちら、一見すると難読ネームには見えませんが…?普通の読み方ではないのでしょうか。まずはそれぞれの字について、調べてみましょう。
「賢」(音:ケン)(訓:かしこい さかしい)
1.才知・人格がすぐれている。かしこい人。
2.相手への敬意をあらわす語。
「久」(音:キュウ ク)(訓:ひさしい)
1.時間が長い。ひさしい。長く続くさま
(出典:weblio )この字面だけ見れば、どちらかというと古風で品のある、お堅い感じ…そんな印象を抱く方も多いのではないでしょうか?
実際、そのイメージ通りにいけば「たかひさ」や「かつひさ」「よしひさ」と読んでも自然ですよね。
しかしそう一筋縄ではいきません!さて、正解は?
ますく「マスク」
1.面。仮面
2.鼻や口を覆う不織布やガーゼ製などの衛生用具
3.野球の保守・球審・フェンシングの選手などが顔面につける防具
4.ガスマスク
5.顔立ち。容貌
(出典:weblio)「賢」の字は名のりとして「まさ」「ます」と使用できるため、度肝を抜かれるような難読ではありませんが、このご時世にこのネーミングは注目せざるを得ません。
この名前に遭遇したユーザーさんによると、「コロナ禍以降に生まれたお子さん」とのことなので、おそらく衛生用マスクの意味も入っているでしょう!
花粉やウイルスが体内に侵入するのを防ぐ衛生用マスクは、特にコロナ禍以降、私たちの日常生活に欠かせない存在となりました。一時はマスクを求めてお店に行列ができたこともあり、「悪いことから守る」「健やかであり続ける」「みんなから必要とされる」というイメージが連想されるのかもしれません。
生まれたときの時世や文化によって名づけのトレンドは変わりますから、コロナ禍でより健康や平和を願いたい今この世であれば、マスク君のようなネーミングもあって然るべきといえますね!
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