赤ちゃんがなかなか寝てくれない、夜泣きがひどい…と悩んでいませんか?毎晩、寝かしつけに長時間かかり、寝不足でつらい思いをしている方も少なくないと思います。
そんなパパ&ママたちに知っていただきたいのが、赤ちゃんの「睡眠メカニズム」。メカニズムを知ると、効率的に寝かしつけができ、時間にとらわれることが少なくなって、気持ちもラクになります。
乳幼児睡眠コンサルタントの愛波文さんにお話をうかがいました。
POINT1 赤ちゃんは機嫌よく起きていられる活動時間が決まっている
活動時間を知ることは、赤ちゃんのねんねトラブルの改善には欠かせません。「活動時間」とは赤ちゃんが機嫌よく起きていられる時間のこと。起きていられる時間を知ることで寝かしつけのベストタイミングがわかります。
例えば、生後1ヶ月なら約40分。2ヶ月なら1時間が連続で起きていられる視聴時間。この活動時間より長く起きていると赤ちゃんは疲れすぎてしまったり、昼寝に影響したり夜泣きにつながる可能性があります。
POINT2 活動時間が終わる20~30分前に寝床へ
疲れすぎる前、つまり活動時間が終わる20~30分前に目を開けている状態で寝床に寝かせてあげること。最初は泣いても数日間一貫性をもって続ければ、赤ちゃんも慣れて自然に寝てくれるようになります。
POINT3 活動時間を超えずに朝寝をさせる
例えば、生後4〜5ヶ月の赤ちゃんなら活動時間は約1時間30分。 午前7時に起床した場合、8時に寝床に置き、8時30分ぐらいまでに寝ているのがベストです。これによって1日のリズムが整います。
朝寝は睡眠の中で一人で寝てくれる成功率が一番高いもの。 朝寝ができると1日のリズムが整い、 さらに昼寝もうまくできる確率が高くなります。成長して朝寝が昼寝にズレていった際、きちんと朝寝をしていると昼寝もスムーズにいく場合が多いのです。
POINT4 しっかり夕寝をさせること
日中の睡眠の中でも一番難しいのが夕寝。 ママも赤ちゃんも疲れている時間で、グズグズになりやすいもの。夕寝をさせないと起きている時間が長くなり 疲れすぎて夜の就寝時に寝ぐずりや夜泣きのトラブルが多くなりやすいんです。
例えば、生後6ヶ月の赤ちゃんなら活動時間は約2時間。 18時に夕寝から起きた場合は19時30分には寝床に置きましょう。
POINT5 昼寝は気にしすぎなくてOK
昼寝をさせなきゃ!と気にしすぎると、そればかりで頭がいっぱいになり、日中に何もできなくなってしまいます。その結果、外出が怖くなったり、ママのストレスにもつながります。
赤ちゃんの寝かしつけで悩んでいる方は、今日からまず「活動時間」を意識して寝かしつけをしてみてくださいね。
参考:「マンガで読む ぐっすり眠る 赤ちゃんの寝かせ方」
監修:愛波文
リンク:2021年8月17日投稿 愛波先生連載