割れにくい、軽い、安いと魅力にあふれたメラミン食器。小さなお子さんの食器としても「使いやすい!」と人気ですが、安全性や取り扱い方など気になる方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなメラミン食器への疑問や不安にお答えしましょう!ピックアップした人気商品の中から、ぜひお気に入りを探してみてくださいね。
メラミン食器を購入したママにインタビュー!
どんなメラミン食器を使っていますか?
・ワンプレートが大活躍!
「子どもの食器としてメラミン製のワンプレートを購入。3年くらい使っていますが、まだまだきれいな状態のまま使えています。朝の時間がないときなど、便利ですよ!」(20代後半ママ)
・出産祝いでもらいました
「出産祝いとして、北欧ブランドのメラミン食器セットをもらいました。とにかく可愛くて、お気に入りです。動物が描かれており、娘も気に入ってくれています。娘が使わなくなっても、部屋に飾りたくなるデザインです。」(30代後半ママ)
シンプルなプレートが使い勝手抜群!
「薄くて軽いプレート5枚セットがとても便利。かわいい色なので、娘の友達が来たときにも出しています。何度か落としたりしているのですが、まだ割れません。とにかく丈夫です。」(30代前半ママ)
深めのボウル型が便利
「深めのボウルを、息子のどんぶり用として愛用しています。軽くて熱さが手に伝わりにくいため、持って食べたいメニューのときにはいいですね。適度に硬くて、傷が気にならないため、長く使えそうです。」(20代後半ママ)
メラミン食器とは?
メラミン食器は、”メラミン樹脂”というプラスチックの一種から出来ています。その実用性と利便性の高さは、「プラスチック食器の優等生」とも呼ばれるほど。まずは、メラミン食器のメリットからご紹介しましょう。
軽くて割れにくい
これは、メラミン食器の最大の特徴でもあります。とにかく軽くて、割れにくい材質のため、小さなお子さんが使う食器としてはぴったり。落として割れる心配も少なくて済みますね。外出先にも持ち運びしやすいため、キャンプやピクニックなどでもよく使われています。
保湿性が高い
メラミン素材というのは、他の素材と比べると熱伝導率が低く、中に入っているものの熱や冷たさが伝わりにくいという特徴を持っています。そのため、料理の熱を逃しにくく、温かい状態を長くキープすることができます。器が熱くなりにくく、「熱くて持てない!」ということもありません。
傷がつきにくい
表面がつるっとしていて、傷がつきにくいのも嬉しいポイント。スプーンやフォークが当たっても、メラミン素材の抜群の硬度によって傷が目立ちません。
汚れが落ちやすい
表面に傷が付きにくいメラミン食器は、洗うときにも汚れがするっと落ちやすいです。また、他のプラスチック製容器と比べると、色移りしにくいのも特徴のひとつです。
プチプラで手に入るものが多い
食器の中でも比較的安く手に入るメラミン食器。100円均一ショップなどでも、購入することができます。子ども向けのポップなデザインが多いと思われがちですが、大人でも使いたくなるようなオシャレで高見えするタイプもあります。
メラミン食器の安全性
お子さんが使う食器は、その安全性も気になるところ。メラミン食器の安全性についても、食品衛生法で規格基準が定められています。基準が設けられているのは、メラミン食器の原料であるメラミン樹脂のホルムアルデヒドという物質。ホルムアルデヒドといえば、人体に悪影響を及ぼす物質のひとつです。
ただ、ホルムアルデヒドというのは、私たちの身の周りの食品にも含まれている、ごくありふれた物質。微量のホルムアルデヒドであれば、体内に存在する酵素によって無毒化され、すぐに体の外へ排出されるため安全性に問題はありません。つまり、注意すべきはその含有量。
規格基準によってホルムアルデヒドの含有量が厳しく制限されているメラミン食器は、日常的にお子さんが使っても安心できる食器です。
メラミン食器の耐熱温度
メラミン食器の耐熱温度は120℃。抜群の耐熱性がありますが、電子レンジ使用は基本的にNG。メラミン食器自体が発熱し、焦げたり、ヒビが入ったり、破損したりする場合があります。ただ、近年では電子レンジ対応のものも登場しつつあるようです。電子レンジ調理する際には、必ず対応しているかどうかをチェックするようにしましょう。
メラミン食器って食洗機にいれてもいいの?
メラミン食器には、食洗器対応のものと不可のものがあります。必ず、商品説明を確認するようにしましょう。対応している場合、洗浄温度は60~70℃、すすぎ温度は80~90℃程度が目安。プラスチックの中でも強度があるため、割れにくくて安心ですね。
漂白はOK?メラミン食器のお手入れ方法
メラミン食器の普段のお手入れには、いくつかの注意点があります。
塩素系漂白剤は使わない
洗浄力の高い塩素系の漂白剤は便利ではありますが、その分パワーも強力。食器の表面を溶かして汚れを落すため、劣化を早めてしまいます。漂白剤を使う時は、酵素系を使うようにしましょう。
中性洗剤で洗う
中性洗剤で洗うほうが食器の劣化を防ぐことが出来ます。アルカリ性は、洗浄力は抜群ですが食器にも負担をかけてしまいます。
メラミン食器の選び方
さまざまなシーンで使われるメラミン食器。用途に合わせて選ぶときのポイントをご紹介しましょう。
サイズや形状
メラミン食器には、さまざまなタイプのものがあります。そのバリエーションの豊富さは、ワンプレートや平皿、コップ、汁椀、カトラリー…など、身の周りの食器を全てメラミン食器で揃えることもできるほど。「誰が使うのか」「どこで使うのか」「どんなときに使うのか」などを考えて、シーンに合わせた食器選びをするようにしましょう。
デザイン
メラミン食器というと、お子さん向けの食器や、給食などの大量配膳に使われるイメージを持つ人も多いのではないのでしょうか?ただ、実は陶器、磁器、ガラスなどさまざまな材質に似せて作られた、おしゃれなデザインも充実しているのです。重厚感のある高見えするデザインながら、軽くて割れにくいとなると、毎日の食卓で大活躍しそうですよね。同じブランドのもので統一すると雰囲気もまとまり、オシャレなテーブルコーディネートができます。
収納のしやすさ
割れにくく、傷のつきにくいメラミン食器は、スタッキングしやすいというのもメリットのひとつ。陶器やガラスなどのお皿だと重ねすぎると負荷がかかりすぎて破損の恐れがありますが、メラミン食器なら4~5枚重ねることも可能です。食器棚を省スペース化したいという方は、スタッキングしやすい形状かどうかもチェックしてみましょう。