「在宅ワークをしていると、子どもがパソコンを触りたがる!」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?そうなんです。実はここ数年、在宅勤務でパソコンを使ったり、リモート会議に出席するパパやママの姿を見て、子どもたちの間でも「お仕事ごっこ」のような新たな遊びのジャンルが流行の兆しを見せています。
さらに、2020年からは小学校でも「プログラミング」が教科として必修化されたこともあり、パソコンやタブレット、携帯電話などを模したおもちゃの人気がうなぎ上り!そこで今回は「パソコン型おもちゃ」の魅力とオススメアイテムを徹底解説!
おもちゃパソコンのトレンドをチェック!
世界で日本で大注目!「STEAM教育」
皆さんも「STEAM(スティーム教育)」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
●Science(サイエンス):科学
●Technology(テクノロジー):技術
●Engineering(エンジニアリング):工学
●Art(アート)/Liberal Arts(リベラルアーツ):芸術/教養
●Mathematics(マセマティクス):数学
これら5つの分野を横断的に学習することを目指した考え方のことで、「各教科での学習を実社会での問題発見・解決にいかしていくための教科横断的な教育(首相官邸政策会議 教育再生実行会議第11次提言より)」とされています。小学校でプログラミングが必修科目として制定されたのも、この「STEAM教育」の考え方によるもの。
子ども向けのおもちゃパソコンも、「STEAM教育」の盛り上がりや小学校でプログラミングが必修化した影響を受け、2017年ごろを境にプログラミングの考え方が学べる機能を搭載したモデルが急増しました。
在宅ワークの普及で子どもたちのニーズにも変化が
また、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大による在宅ワークの普及により、親がパソコンで作業している姿を見た子どもたちが「パソコン」や「リモートワーク」に興味を持つことが増えました。
そのため、新型のおもちゃパソコンでは、カメラを搭載しディスプレイに自分の姿を映すことで「リモート会議に参加している感」を味わうことができるモデルも登場しています。
パソコンのおもちゃの知育効果は?いつから遊べる?
赤ちゃん(0歳代~2歳ごろまで)が使えるパソコンのおもちゃでは、形や色などを認識できる基礎的な学習効果が期待できます。
幼児(2歳ごろ~5歳ごろまで)向けのパソコンのおもちゃでは、ひらがなや数字の学習用メニューが搭載されているものが多くなります。
さらに、小学生向けのものでは2020年から必修化されたプログラミング学習に使えるものもあります。また楽曲が内蔵されていてリトミック効果が期待できるものなどもあり、さまざま知育効果が期待できそうです。
記載されている対象年齢を参考にして選んでみてくださいね。
子ども向けパソコンは主に2パターン!
子どもにおもちゃとして贈るパソコンの種類は、主に2つのパターンに分けることができます。
おもちゃメーカーなどが開発したおもちゃパソコン
この記事で紹介するのはこの「おもちゃメーカーなどが開発したおもちゃパソコン」です。ゲームや学習用のソフトが購入した時点で全て導入されているので、細かい設定もいりません。買ったその日から使うことができます。
また、おもちゃパソコンの場合は値段も高価なもので2万円前後と、非常に安価なのも保護者としては嬉しいポイントですよね。
インターネットに接続する必要もないので、通信料もかからず、子どもが有害なサイトなどを訪れてしまう心配もありません。
安価なノートPCなどを子ども用パソコンにする
ビジネスマンなどが使うイメージの強いノートPCですが、機能を抑えたモデルであれば3~4万円前後で購入することができます。そのため、安価なパソコンを子ども用にすることも手段の一つ。
ただ、これらのパソコンは子ども向けに設計されたものではないので、子どもにとっては操作が難しかったり、興味を惹き続けることが難しい可能性も。
さらに、子どもが安心して使えるようにするためには、教育用ソフトウェアを導入したり、インターネットのフィルタリング設定などをする必要もあるので、親自身がパソコンやインターネットにある程度精通している必要があります。
おもちゃパソコンの種類が知りたい
おもちゃのパソコンの種類はそんなに多くはありません。ボタンを押すと効果音が流れたり文字が出てきたりするシンプルなものと、タイピングやプログラミング練習ができる多機能なものに大きく分けられます。対象年齢が上がるほど、機能が充実している傾向に。また機能が充実するほど、高価になっています。