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2022.05.18

成長・発育

「ケンカも大切な経験」。発達脳科学の専門家が語る、思いやりのある子に育てるために親がすべきこと


親と子どもの関係性はどう変化する?

0〜1歳半:100%親に依存する関係

この時期、子どもはママやパパに24時間ケアされて育ちます。その過程で子どもは親を信頼し、愛着関係を築きます。

「自分は親に絶対的に愛されている」という自己肯定感が、その後の人間関係に踏み出す勇気をくれるのです。

2〜4歳:親と一緒に世界を見る

乳幼児期に親子の信頼関係を築けた子は、外の世界にも目を向けるようになります。

でも、まだ「ママと一緒に外の世界をのぞく」という時期。引っ込み思案などと思わず、つきあってあげてください。

5歳〜小4:親を安全基地にして外へ

子ども集団が形成される「ギャングエイジ」に入ります。この時期の親の役割は「安全基地」のようなもの。

子どもは外でたっぷり遊んで、家に帰ってエネルギーを補給してまた出ていきます。親は見守る姿勢をくずさないで。

小5〜中学生:親を客観的に見られるように

思春期になると、信頼関係を築く対象が多様になってきます。

親への愛情は変わりませんが、親のことも客観的に見られるようになるため「絶対的な存在」ではなくなります。生き方のモデルとしての役割も求められます。

高校生以降:親とも信頼関係で結ばれる

恋人、親友、配偶者、わが子…、親と同じか、それ以上に大切な存在ができます。親は「信頼できる大人の一人」「人生の同志」となって助け合う、並列の関係に変わります。

これが親子という人間関係の到達点です。

親にできることは「転ばぬ先の杖」を用意することではない

子どもの成長の中で、人間関係の悲しみやつらさを避けることはできません。

親にできることは「転ばぬ先の杖」を用意することではなく、子どもの言葉に耳を傾け、うれしいときには一緒に喜び、悲しいときには気持ちを受け止めてなぐさめ、それでも最終的には「大丈夫」「まぁいいか」と思えるように支えていくことです。

それこそが、人を思いやったり、想像力を働かせるという人間らしい脳=「こころの脳」を育てるということなのです。

「こころの脳」詳しく見る⇒⇒⇒育脳って何?脳育ての具体的な方法は?子供の可能性を引き出すために親ができること【発達脳科学者監修】

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記事を読む⇒⇒⇒【子どものしつけ】0歳から3歳までに身につけておきたい「生活習慣」年齢別アドバイス

まとめ・文/石野祐子(Forest inc.) 『はじめてママ&パパのしつけと育脳』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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