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2022.05.20

成長・発育

1歳半から実践!子どもを〈自分からやる子〉に育てるためのOK・NG行動【発達脳科学者監修】


「自分からやる子」にするための3ステップ

①大人と一緒にやる

子ども しつけ日常の中にはさまざまな生活動作があります。その一つ一つを、子どもと一緒にやりましょう。

「家事をしている間、子どもにDVDを見せています」という人は多いかもしれませんが、もったいない。洗濯物を干すときは、かごから「はい!」と手渡してもらいましょう。料理のときには、玉ねぎの皮をむいてもらうのです。家事から学ぶ生活動作はたくさんあります。

これはNG!
親がさっさと家事や身支度をすませてしまうと、子どもの見本になりません。また、大人がめんどくさそうにやると、マネしたいと思いません。

②くり返し教える

子ども しつけ「できない」のは当然のことだと考えましょう。何度もくり返すうちに、脳にインプットされ動きがスムーズになるのです。

ときには、「自分の教え方はこれでいいのかな?」とふり返ることも必要です。「着がえる」「片づける」といった言葉は、何をどうすればいいかが実はとてもわかりにくいもの。「お人形をかごの中に入れてきて」と言い方を変えるだけで理解できることも。

●これはNG!
「できない」と思って大人が全部やってあげるのも、放置して勝手にやらせるのも、しつけにはなりません。手を貸しながらくり返し教えて。

③少しでもできたら、ほめる・感謝する

子ども しつけ「できるようになるまで、何度でもやろう」と思うためには、「やったらいいことがある」という実感が必要です。そのごほうびこそが、ママのほめ言葉や感謝の言葉です。

「すごーい!やった!」と大喜びするのもいいのですが、年齢が上がると違和感を覚える子もいます。「ありがとう。助かった」「さすがね」「できると思ってた」など、子どもの心に響く言葉も用意して。

●これはNG!
「このくらいできるだろう」と思っていると、なかなかほめられないものです。大人の基準ではなく、その子がやろうとしたことをほめたいものです。

うまくいかないときはどうすればいい?

【生活リズムは整っていますか?】
「できていたことができない」「イライラしてすぐ怒る」などのときには、睡眠がじゅうぶん足りているのか、体調が悪くなっていないか、注意してあげてください。

脳の土台である「からだの脳」が不安定な状態になると、「おりこうさん脳」の働きが悪くなるのも当然のこと。

何かを覚えるような段階ではないと割り切って、まずは寝かしつけましょう。しっかり眠っていれば、それ以外のことはなんとかなるものです。

【日頃の親子の関わりを見直してみて】
子どもが反抗的だったり、親の言うことを聞こうとしなかったりするのは、「もっと自分を見てほしい」「もっと甘えたい」という思いがあるからかもしれません。

ママの体調がすぐれなかったり、パパとママがケンカしていたり、下の子が生まれたり...というときには、しつけが後退することがよくあるのです。

子どもとふたりの時間をつくり、じゃれあって遊んだり、絵本をたくさん読んだり、公園でたっぷり遊んだりして、夜は一緒に眠りましょう。

【成長を気長に待つことも必要です】
「この子には、まだ難しいのかもしれない」と割り切ることも必要です。

同じ年齢の子ができていると不安になることもありますが、発達は人それぞれ。無理やりやらせようとすると、親子ともにストレスがたまり、子どもも「自分はダメなんだ」と思うようになります。

着がえや手洗い、トイレなどの生活動作は、年齢が上がるだけでスムーズにできるものでもあるのです。気長に構えましょう。

ママが疲れているときは「しつけをお休み」して

しつけで意識したいのは、「あくまで楽しい雰囲気の中で教える」ということです。

ママだって人間ですし、幼い子はいろいろめんどうなことも多いものです。疲れていたり、家事がたまっていたりすれば、「自分で!」につきあって、「よくがんばったね」と言えそうにない日もあるかもしれません。

だったら無理をしないこと。「スプーンを使わずに食べているけど、まぁいいか」があっても大丈夫です。

多少なまけても、ここまでの努力が無駄になることはありません。ストレスを感じるほどがんばらなくても、子どもは必ずできるようになるものです。

「わが家のしつけ、こんな感じです」体験談

パペットに言われると素直に聞くみたい

わが家では口がパクパク動くパペットが大活躍。パペットの口に歯ブラシを入れて「一緒に歯みがきしよう」と誘ったり、食事のときには「パクパク、おいしいな」とお芝居しながら伝えています。(1歳女の子のママ)

お姫様のしつけ絵本で、おりこうさんに

お姫様にあこがれ始めた娘。なかでも大好きなのがシンデレラの絵本です。「お姫様は、お着がえをいやがらないよね」「お姫様みたいにきれいきれいしよう」と絵本を見せて言うと、目が輝きます。(1歳6ヶ月女の子のママ)

「やりたいよね」の共感言葉は効きます

「気持ちに共感してあげて」と言われても「子どもに伝わるの?」と思っていました。でも、ぐずったときに「やりたいんだよね。気持ちはわかるよ。でもね」を枕詞にすると、素直に聞いてくれるからびっくり。(1歳8ヶ月男の子のママ)
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記事を読む⇒⇒⇒子どもをしかってもいい場面はどんなとき?しかられ過ぎた子どもはどう育つ?【発達脳科学者監修】

まとめ・文/石野祐子(Forest inc.) 『はじめてママ&パパのしつけと育脳』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです

【監修】 成田 奈緖子 子育て科学アクシス代表/小児科専門医

文教大学教育学部特別支援教育専修教授。小児科専門医。子育て科学アクシス代表。医師、教授、母親としての視点から、子どもの「育ち」を支援。経験と研究に基づいた「子どもが一生幸せに生きられるための脳作りの方法」をテーマに、広く講演、執筆活動も行う。

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