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糖をとりすぎると糖尿病になる、老化を促進する、と聞くと心配ですよね。それで「糖質オフしなくちゃ!」と考えて主食を抜いてしまう人が多いのですが、それはちょっと違います。
日本人は血糖値を下げるために分泌されるホルモン「インスリン」の量が白人の半分ほどしかなく、肥満になる前に糖尿病を発症しやすい民族です。だからといって、ごはんやパン、めんなどの炭水化物を食べないほうがいいというわけではありません。
炭水化物に含まれるのは、主に「糖質」と「食物繊維」です。糖質はブドウ糖に分解されて、全身の細胞でエネルギーとして使われます。
つまりブドウ糖は、生きていくために欠かせないもの。もし成長期の子どもが主食を抜いたら、確実にエネルギーが不足します。
エネルギーが不足すると、せっかく筋肉や骨の成長のために摂取したタンパク質を分解してエネルギーとして使ってしまうので、かえって非効率です。極端に主食抜きをすると、成長不良になるおそれもあります。
また、炭水化物は食物繊維の共有源にもなります。腸内細菌は、人間が消化吸収した残り物をエサにしています。炭水化物のうち、消化されにくい「難消化性でんぷん」や食物繊維は、腸内細菌のごちそうであり、善玉菌をふやすために必要不可欠です。
炭水化物が悪者なのではなく、問題はお菓子やジュースなどで砂糖や人工甘味料をとりすぎているということ。大事なのは糖質オフではなく「シュガーオフ」です。
主食は安易に抜くのではなく、選び方、食べ方を工夫するのが正解です。血糖値の急上昇を防ぐには、精製された白い主食(白米やうどん、食パン)ではなく、GI値(食後に、血糖値をどれぐらい上昇させるかの数値)が低い、未精製の茶色い主食を選ぶこと。例えば、玄米や雑穀米、胚芽パン、そば、全粒粉パスタなどがあげられます。
また、食物繊維は糖質の吸収をゆるやかにするので、野菜やきのこ、海藻などと組み合わせて食べることもおすすめです。
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