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幼児期は体がどんどん大きくなるだけでなく、脳も発達する大切な時期。青魚に含まれるDHAは積極的に食べさせたい食材のひとつです。ここでは、1歳半~5歳までの幼児期におすすめの魚レシピをご紹介します。
いわしやさばなど青魚の脂肪にはDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が豊富に含まれています。これは脳内で情報を伝える神経伝達物質を増やしたり、円滑に動くようにしたりして、脳を活性化させる働きがあります。
神経伝達物質は記憶力や集中力に関連しているため、DHAをとると頭が良くなるといわれるのです。幼児期は脳が発育中なので、離乳食が完了したら、青魚も積極的に食べさせたいですね。
魚は肉に比べて調理に手間がかかることが多く、骨やくさみがあって食べにくいと感じる場合もあります。だからといって親が敬遠すると、子どもは食べる機会が少なくなってしまいます。
魚のDHAの記憶力を高める働きは年齢を問わずに効果があり、認知症の予防にも有効といわれています。家族みんなで週に2回以上は青魚を食べるようにするとよいでしょう。
青魚は独特のくさみがあるので、調理にはひと工夫が必要です。もっとも大切なのは、できるだけ新鮮なものを選ぶこと。鮮度が落ちるとくさみが強くなるうえ、脂肪が酸化してしまいます。
DHAは脂肪に含まれる成分なので、新鮮で脂の乗ったものを選ぶのが賢い方法です。いわしなどの小骨の多いものは、子どもが魚嫌いになる原因になるので、ていねいに取り除きましょう。
また、青魚以外の鮭にもDHAが豊富に含まれています。下ごしらえが手間に感じる場合は、おろしたものを求めたり、さばや鮭なら水煮缶を使っても。
本来は刺し身で食べられると脂が効率よくとれるのですが、幼児の場合は、多少脂が落ちても加熱した方が安心。揚げたり、照り焼きにしたりするとくさみがやわらぎます。
【おもな青魚とDHAが豊富な魚】
いわし・・・小骨を取り除いてあげて
さわら・・・切り身になっているので調理がラク
あじ・・・三枚におろして一口大に切って
ぶり・・・腹側のほうが脂が多め
さんま・・・三枚におろすと食べやすい
さば・・・みそ煮は食卓で身をほぐしてあげて
かつお・・・刺し身をソテーしたり、揚げても
まぐろ・・・刺し身は照り焼きや漬けにしても
鮭・・・皮や身の中の骨を取り除いて
しょうゆなどの調味料にしばらく漬けて、下味をつけると独特のくさみが気になりません。竜田揚げや照り焼きなどがおすすめ。
魚の水気にはくさみがあります。パックから取り出したら、キッチンペーパーでふいてから調理をすると、くさみを感じにくくなります。
くさみ消しにしょうがやねぎを入れすぎると、子どもには食べにくくなることも。子どもの好きな味付けにすると、食べやすさがアップ。トマト煮やケチャップ味、甘辛い照り焼きなどがおすすめです。
三枚におろした身の中央に連なる「血合い骨」のような小骨が口に当たると、魚嫌いの原因に。包丁で血合いごと切り落とし、残った骨は骨抜きで抜きましょう。
〈材料〉幼児2人分
あじ(三枚におろしたもの)・・・正味100g
塩・・・少々
牛乳、小麦粉・・・各小さじ1
パン粉(細かくする)・・・適量
揚げ油・・・適量
パプリカ(あれば)・・・適量
〈作り方〉
1 あじは一口大に切って塩を振り、5分ほどおいて水気をふく。
2 ボウルに牛乳と小麦粉を入れて混ぜ合わせ、①をくぐらせ、パン粉をつける。
3 フライパンに揚げ油を中火で熱し、②を揚げ焼きにする。あればパプリカ少々を好みの型で抜き、素揚げにして添える。好みでソースをつけて食べても。
POINT
あじは小骨を取り除き、一口大に切るのが食べやすさのコツ。揚げるとくさみを感じにくくなります。
〈材料〉幼児2人分
ぶり・・・100g
玉ねぎ・・・1/4個
にんにく(みじん切り)・・・少々
A
トマトジュース・・・大さじ4
水・・・大さじ2
塩・・・適量
こしょう、小麦粉・・・各少々
オリーブ油・・・小さじ2
パセリのみじん切り(あれば)・・・適量
〈作り方〉
1 ぶりは一口大のそぎ切りにする。塩少々を振り、5分ほどおいて水気をふき、小麦粉を薄くまぶす。玉ねぎは薄切りにする。
2 フライパンにオリーブ油を熱し、にんにく、玉ねぎを弱火で炒める。しんなりとしたら①のぶりを加えて両面焼く。
3 Aを加えて2~3分煮、塩、こしょうで味をととのえる。あればパセリのみじん切りを振る。
POINT
ぶりは、一口大のそぎ切りにすると味がなじみゃすく、やわらかい食感に。トマトは煮込むと甘みが増します。
〈材料〉幼児2人分
さわら・・・100g
塩、小麦粉・・・各少々
A
しょうゆ、みりん、水・・・各小さじ1
油・・・小さじ1
〈作り方〉
1 さわらは塩を振って5分ほどおき、水気をふいて小麦粉を薄くまぶす。
2 フライパンに油を熱し、①を並べて入れて両面を焼く。Aを回し入れ、全体にからめる。
POINT
ごはんが進む甘辛味なら、魚のおかずも食べやすくなります。めかじきやぶり、あじを使っても。
〈材料〉幼児2人分
かつお・・・100g
A
しょうが汁・・・少々
おろしにんにく・・・少々
しょうゆ・・・小さじ1
酒・・・小さじ1
片栗粉・・・適量
揚げ油・・・適量
〈作り方〉
1 かつおは一口大のそぎ切りにする。バットにAを合わせて入れ、15分おいてかつおになじませる。
2 ①の水気をふき、片栗粉をまぶす。揚げ油を170度に熱し、2~3分かけて揚げ、油を切る。
POINT
しょうゆで下味をつけてあるので、冷めてもおいしくいただけます。お弁当のおかずにもおすすめ。
〈材料〉大人2人+幼児1人分
さばの水煮缶・・・1缶
玉ねぎ・・・1/4個
トマト缶・・・1/2カップ
油・・・少々
しょうゆ・・・少々
〈作り方〉
1 さば缶は汁気を軽く切る。玉ねぎはみじん切りにし、トマト缶はトマトをつぶしておく。
2 鍋に油を熱して玉ねぎを炒める。透き通ってきたらさばを加えて炒め合わせる。
3 全体がなじんだらトマトを加えて煮る。汁気が少なく焦げつきそうなときは、水少々を加える。
4 しょうゆを加えて混ぜ、火を止める。
〈材料〉幼児1人分
生鮭・・・1/2切れ
卵黄・・・1個分
粉チーズ・・・小さじ1
パセリのみじん切り・・・少々
〈作り方〉
1 鮭は皮を取り、2等分にそぎ切りにする。卵黄と粉チーズを混ぜて鮭の表面に塗り、オーブントースターでこんがり焼く。
2 器に盛り、パセリを散らす。
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加熱しすぎてパサパサになったり、小骨があったり、生臭かったりと魚が苦手になるポイントはいくつかあります。新鮮な魚を選び、子どもに食べやすく調理してあげましょう。
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●大さじ1は15ml、小さじ1は5ml。1カップは200ml、米1合は180gです。
●電子レンジの加熱時間は500wを基準としています。600wの場合は2割減を目安にしてください。
●分量はあくまで目安です。年齢だけでなく、体格や活動量などによっても、子どもの食べる量には個人差があるので、それぞれの子どもに合わせて加減しましょう。
『はじめてママ&パパのすくすく幼児食』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです