今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
星々こちらは女の子の名前です。空に光り輝く「星」の字は、名づけでも男女ともに人気の漢字です。
まずは字の読み方・意味をおさらいしてみましょう。
「星」(音:セイ、ショウ 訓:ほし)
1.夜空に点々と小さく光る天体。天体のうち、太陽と地球と月を除いた恒星、惑星、彗星、星団あるいは星座をいう。
2.星の光っている形に似た印「★」など。
3.小さな点
4.相撲で、勝ち負けを示す白黒の丸いしるし等
「々」(読み方:のま、同の字点)
踊り字の一種。カタカナの「ノ」と「マ」を組み合わせたように見えることから「ノマ」と書くことが多い。あくまで反復記号の一種であって漢字ではなく、同じ漢字を重ねるとき、2文字目以降の文字の代用として用いられる。〈例:久々、我々、人々、昔々など〉
(出典:weblio )「々」は字でなく符号ですが、名前に使えます。名づけに使える符号はこの「々」のほか、伸ばす音の「ー」「ゝ」「ゞ」の全4つとされています。
「々」を使った名前としておなじみなのは、「奈々子」「菜々」あたりでしょうか。やはり前の字を繰り返して用いられている印象です。
ということは…「ほしぼし」?「セイセイ」?もしや「ピカピカ」とか!?
さて、正解は…
きらら星が輝いていることを意味する擬態語「キラリ」にかけ、さらに「々」で繰り返すことで、「きらら」ちゃんと読みます!
夜空に澄んだ輝きを放ち続ける星々には、美しさだけでなく、長命さや将来性、幸運などさまざまな良いイメージがあります。
「星」という漢字はそれだけでかわいらしさや綺麗さを持ち合わせていますが、さらに「々」で繰り返すというのは、よりいっそう輝いてほしい!そんな親の強い願いが込められているのでしょう。ぜひ個性という輝きを大切にしてほしいですね。
「星」の字を使った名前で特に人気なのは、男の子なら「流星」くん、女の子だと一文字で「あかり」ちゃんなどが挙げられるようです。星は壮大であり科学的でもあり神秘的でもある、私たちにとって不思議な存在。この字を使うことで、名前が明るく尊くて希望にあふれた印象になります。
また、今回のきららちゃんのように3文字で最後が「ら」で終わる名前も女の子にとても人気です。「せいら」「きよら」「さくら」「れいら」など、可愛らしくエレガントな印象になりますね。
【この名前は読める?】➤➤➤「蛍」ってどう読むかわかる?国民的ドラマのあの名前ではありません!➤➤➤「一二三」ってどう読むかわかる?あの将棋の棋士とは読み方が違うんです!文/小林みほ