今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
匠音こちらは男の子の名前です。まずは各字の意味をおさらいしていきましょう!
「匠」(音:ショウ 訓:たくみ 名のり:なる)1.大工。細工師。職人。
2.技芸に長じた人。学問・芸術で一家をなす人。
3.新しいものを作り出す工夫、アイデア。
「音」(音:オン イン 訓:おと ね 名のり:お・と・なり)1.おと。
2.音楽のふし。ねいろ。
3.言葉の音声的な要素。
4.漢字の読み方。
5.たより
(出典:weblio )「なるお」君?「なると」君?それとも「たくお」君…いろんな読み方ができそうです。
さて、正解は…
しょーん「ショウ」+「オン」でショーン君です!
実はこちら、ロック歌手でタレントのダイアモンド☆ユカイさんのお子さんの名前。ダイアモンド☆ユカイさんには、2010年生まれの長女、2011年生まれの双子男児の、計3人のお子さんがいます。
匠音くんは双子で、お兄さんは「頼音」と書いて「らいおん」と読むそう!「音」の字を名前に用いるのは、やはりロック歌手たる所以なのでしょう。
近年ではメディア等の影響で「巨匠」「匠(たくみ)」などのワードが一般的になりました。「匠」の字の「斤」は斧の象形で、「匚」(はこがまえ)はさしがねの象形です。そのような工具類を用いる技術職の意味を表す漢字です。
この字を名づけに使うことで、匠人のようなアイデア力や技術はもちろん、なにかひとつのことに夢中になって取り組める・なにかを極める…そんな幸福な才能を願う意味があるのかもしれませんね。
ちなみに、「匠音」と書いて「たくと」と読むケースもあります。こちらの読みでも【タクト(ドイツ語Taktstockからくる)=拍子、指揮棒】という意味から、音楽に関連する名前として通じますね。
【この名前は読める?】➤➤➤「宇宙」ってどう読むかわかる?想像の斜め上をいくSFネーム!文/小林みほ