今や世の中にすっかり定着した「キラキラネーム」。名づけランキングの上位にも、ふりがながなければ読めない名前が並んでいますよね。
ここでは、実在する難読ネームをクイズ形式でご紹介します。親が子に託した熱いキモチ、あなたは読み解くことができるでしょうか!
今回のおなまえ
純こちら、男の子の名前です。
いつもなら、まず字の読みや意味についておさらいするところですが、今回は敢えて後述します!
…と、いうことは当て字ではなく、正統派な読み…?と推察する方もいるかもしれませんね!ならば、そのまま「じゅん」君…?もしくは「すみ」君?それとも「まこと」君と読むのか…。
さて、正解は?
きいと改めて、「純」の字について調べてみましょう。
「純」音読み:ジュン
訓読み:きいと
名のり:ある・あつし・あや・いたる・いと・きよし・すなお・すみ・つな・とう・まこと・よし
①きいと。まじり気のない絹糸。
②まじり気がない。飾らない。けがれがない。もっぱら。
(出典:goo辞書/)実は「純」の訓読みは「きいと」と正式に辞書に載っているんです!「純」の字はメジャーでも、知る人ぞ知る読み方といえるのではないでしょうか。
「きいと」=「生糸」のことで、カイコの吐き出した繊維を加工せずそのまま紡いで糸状にしたものを指します。特有の感触と光沢をもち、ネクタイや着物のちりめん等に用いられる高級糸です。
「純粋」「純朴」などでお馴染みの「純」の字だけでも、ピュアなイメージを表現できますが、あえて「じゅん」ではなく「きいと」と読んで、上記の「生糸」の意味を含ませているのでしょう。
より「まじりけがない、ピュアで自然体」なイメージを強調したい!そんな親御さんの意向があったのかもしれませんね。
「純」は、名づけにおいて定番かつ人気の漢字。清らかでよどみがない、澄んだ心の持ち主になるように…等の願いが込められます。ポジティブな意味とイメージを持っており、組み合わせる字によって和風にも外国風にも雰囲気を変えられます。
「じゅん」のほかに人気の読みは「すみ」で、女優の有村架純さんや、卓球選手の石川佳純さんなどが浮かびますね。
【この名前は読める?】➤➤➤朗ちゃんってどう読む?男の子?いえいえ、意外や女の子の名前です!文/小林みほ