暑い夏に向けて、怖いのが熱中症です。スポーツをしている時や屋外で活動している時はもちろんのこと、日常生活でもしっかりと対策を取るようにしましょう。
特に小さな子どもは暑くても上手に訴えられなかったり、うまく体調を管理できなかったりします。大人がしっかりと対策してあげることで、子どもの熱中症を未然に防いであげることができます。
記事を読む⇒⇒⇒赤ちゃんの熱中症は、車内以外でも起こりやすい!危険な症状と応急処置も【医師監修】そこで今回は、熱中症対策のポイントや熱中症対策グッズの選び方、おすすめのアイテムをご紹介。ぜひこの記事を参考にして、暑い夏を乗り切って行きましょう!
先輩ママに聞きました!あなたの熱中症対策は?
不要な外出を避けます
「外遊びが大好きな子どもですが、あまりに暑い日は外遊びはしないようにしています。その代わり、お風呂で水遊びをしたり、家の中でマット運動をしたり、ショッピングモールのキッズスペースや児童館に出向いたり…と、屋内でもじゅうぶんに楽しめるように工夫しました」(3歳の男の子のママ)
すいかに塩、がおやつです
「夏はベランダでプール遊びが定番だった我が家。そんな日のおやつはすいかに塩をふりかけたもの。手軽に水分と塩分が補給できますし、子どもたちも大好き!もっぱらすいかで熱中症対策につとめていました」(4歳の女の子と2歳の男の子のママ)
熱中症計を使用しました
「寝室とリビングに熱中症計を設置。エアコンを付ける目安にしていました。温度や湿度で計測してくれるので、エアコンの設定温度を決めるのにとても役に立ちました。長時間の外出時にも熱中症計を持ち歩き、休憩するタイミングをはかったりしていました。冬場にはインフルエンザ指数も計測してくれる優れモノ。一年を通して活躍してくれそうです」(6歳の男の子のママ)
冷却マフラーを使用しました
「外出時には冷却マフラーを使用。最近のマフラーは、デザイン性が高いので、子どもも『冷たくてかっこいい!』と喜んで装着してくれました。キャンプのときには背負って使用するタイプの冷却グッズを使用。軽くて活動の邪魔にならないので、子どもも大喜びでした」(5歳の男の子のママ)
スポーツドリンクを手作りしました
「市販のスポーツドリンクはどうしても糖分が気になったので、我が家では子ども用に手作りしました。作り方はとっても簡単。水と砂糖、塩とレモン汁を混ぜ合わせるだけ。さっぱりとした後口で家族に大好評!購入するよりもずっと経済的なのも魅力。夏に向けて冷蔵庫に常備させています」(7歳の男の子のママ)
抱っこひもやベビーカーに保冷剤を
「抱っこひもやベビーカーで外出する時は、取り付け可能な保冷剤や冷却グッズを利用しました。まだ体温調節が苦手な赤ちゃんなので、あまり外出せず、エアコンの効いた部屋でゆったりと過ごしました」(3ヶ月の女の子のママ)
熱中症対策のポイントは?
熱中症を引き起こすのには3つの原因があると言われています。それは「環境」、「からだ」、そして「行動」。
まず「環境」の要因は湿度が高い、温度が高い、風が弱い、があげられます。続いてからだ。これは高齢者、乳幼児など年齢によるもの。また、体調不良、脱水状態、低栄養、持病、があげられます。最後の「行動」は、激しい運動、長時間にわたる屋外作業、水分補給がじゅうぶんでない状況があげられます。
これらをふまえた熱中症対策のポイントをご紹介していきます。
水分をこまめに取る
まず大切なのは水分補給。さほど喉が渇いてないと感じても、水分はこまめに取るように意識しましょう。暑い夏は水よりも、糖分や塩分をふくんだドリンクの方が、水分の吸収がスムーズです。
塩分はほどよく取る
毎日の食事でほどよい塩分を取るようにしましょう。屋外で活動するなどして大量の汗をかいた時には、特に意識して塩分補給することが大切です。
睡眠環境を快適に
暑くて寝苦しいと、睡眠不足になりがち。睡眠不足は熱中症を引き起こしやすくしてしまいます。吸水性や通気性のよい寝具を使う、扇風機やエアコンを上手に使って睡眠環境を整え、睡眠時の熱中症を予防する、毎日ぐっすり眠れるようにする、などの対策を行いましょう。
暑さに負けない体を作る
じゅうぶんな睡眠を取る、バランスのとれた食事を取ることで、暑さに負けない丈夫な体作りができます。しっかりと体調を管理して、熱中症にかかりにくい体を作りましょう。
気温と湿度を意識して
自分が今いる環境の気温と湿度は常に意識しておきましょう。特に屋内にいる場合は、風通しをよくする、日射しを遮るなどの工夫をして、気温と湿度が高くなってしまうことを防ぐようにしましょう。
室内は涼しく
「これくらいの暑さなら大丈夫」と我慢してしまうことは禁物。エアコンや扇風機を適度に使って、室内は涼しく快適な状態に保ちましょう。
着るものを工夫して
麻や綿など通気性のよい衣服を着るようにしましょう。また、下着は通気性、吸水性に優れたものを選んで。
日射しを避ける
日傘や帽子を利用する、なるべく日陰にいるなどして、直射日光に当たらないように気をつけましょう。
冷却グッズを上手に使おう
冷却シートや冷却マフラー、冷却スプレーなど冷却グッズを上手に利用して、効率よく体を冷やすようにしましょう。さまざまな冷却グッズが販売されているので、シーンに合わせて使い分けたいですね。
外出時は飲み物を持ち歩く
出かける時には飲み物を忘れずに。気が付いたときにこまめに水分補給ができるようにしておきましょう。
こまめに休憩する
屋外で活動するときは、無理をせずにこまめに休憩を取りましょう。
熱中症指数に注意して
熱中症計やスマホの情報、テレビの天気予報をチェックして、熱中症指数がどれくらいかを気にする習慣をつけましょう。指数が高いときは、不要な外出や活動は控えましょう。
熱中症対策グッズにはどんな種類があるの?
熱中症対策グッズには、いったいどのような種類があるのでしょうか。ここでは代表的なものをいくつかご紹介していきましょう。
水分・塩分補給グッズ
熱中症対策グッズといえば、スポーツドリンクや塩タブレットなどを真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。暑い季節にたくさん汗をかくことによって、水分や塩分、ミネラルが失われてしまいます。そこで、塩分が配合されたドリンクや、キャンディー、タブレット、ゼリーなどの水分、塩分補給グッズを外出時に持ち歩き、こまめに摂取することで、熱中症の予防につながります。
おしゃれな冷感グッズ
機能性だけでなく、ファッション性も兼ね備えているのが、首元に巻いて涼しくする冷感マフラーや冷感スカーフ。おしゃれを楽しみながら、体を冷やしたい、という方にぴったりのグッズです。
最近はさまざまなデザインが発売されているので、お気に入りのアイテムを見つけてくださいね。また、子ども向けに、背負って背中から体を冷やすリュックタイプの冷感グッズも販売されています。
瞬間冷却できるグッズ
暑さを感じたときにすばやくクールダウンしたい人におすすめなのが、スプレー・デオドラントタイプの熱中症対策グッズです。衣服や体にさっと吹きつけてひんやりした感覚を味わえるスプレータイプは、携帯に便利なのと手軽さが魅力です。また、デオドラントタイプなら、外出時に汗をかいた時に、さっと体を冷やしてくれるだけでなく、消臭効果もあるのが嬉しいですよね。
ただし、瞬間的に冷却してくれても、体温そのものを下げる効果はないので、他の熱中症対策グッズと併用するようにしてくださいね。
熱中症対策温度計
最近増えているのが、熱中症指数を計測してくれる温度計です。温度や湿度から、熱中症警戒レベルがどれくらいかを教えてくれる優れモノ。注意が必要な指数になれば、アラームで知らせてくれるものもあるので、早めの熱中症対策に便利です。
ポータブルファン
暑い夏に便利なのが、ポータブルファン。片手で操作できるタイプなら、携帯にとても便利。アウトドアでオフィスでと活躍してくれます。最近では、スマホにつけられるものや、子ども向けの可愛いデザインなど種類も豊富。冷却スプレーと一緒に使用すれば、涼しさも倍増します。
熱中症対策グッズの選び方が知りたい!
熱中症対策グッズと一口に言ってもさまざまなタイプがあります。たくさんありすぎて、どれを選べば効果的なのかわからない!というママのために、熱中症対策グッズの選び方のポイントをご紹介します。
水分補給ができるかどうか
まず、熱中症予防に大切なのが、水分補給をしっかりすること。熱中症対策アイテムのひとつとして、水分と一緒に電解質も摂取できるドリンクを選ぶようにしましょう。
熱中症予防としておすすめなのは、スポーツドリンク。糖分が多く、飲みやすいので予防としてこまめに摂取するようにしましょう。めまい、頭痛など、熱中症の兆候が現れたときには、経口補水液を摂取して。すばやく水分と電解質を吸収することができます。
塩分補給ができるかどうか
水分補給と同じくらい熱中症予防に大切なのは塩分補給。塩タブレットや塩キャンディーといった、塩分補給アイテムを選ぶことも大切。ただし、スポーツドリンクと一緒に摂取すると、塩分過多になる場合があるので気を付けて。
最近では、さまざまなフレーバーの塩タブレットや塩キャンディーが発売されているので、自分の好みの味を探すのも楽しいものです。ただ、あんまり美味しいからといって、食べすぎには注意しましょうね。
体温を下げてくれるかどうか
熱中症対策グッズを選ぶとき、体温を下げてくれるかどうかも重要です。暑い季節には体温を下げようとして、肌の表面を流れる血液が増加します。その結果、血圧が低下し、脳が酸欠状態になってしまいます。それを防ぐためにも、体温を下げてくれるグッズを選ぶことが大切です。
スカーフやパットタイプの、体に直接貼ったり巻いたりするもの、洋服や体にスプレーして体を冷やすもの、携帯扇風機など、さまざまな種類が販売されています。自分が使いやすいもの、使う場所に適したものを選ぶようにしてみてくださいね。
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