0歳の赤ちゃんは、まだストーリーが理解できなかったり視覚が未発達だったりするため、どんな絵本を選んであげたらいいのか悩んでしまうママやパパもいるはず。
そこで今回は、0歳の赤ちゃんに合った絵本の選び方と読み聞かせのコツ、さらにおすすめの絵本を紹介。ママが選んだ「うちのコ大好き絵本」の体験談もぜひ参考に!
【0歳向け】絵本の選び方はここをチェック
単純な輪郭でハッキリとした色合い
0歳代はまだ言葉や文字を理解できない時期。そんな0歳の赤ちゃんが注目するのはイラスト。とくにモノトーンや赤に反応しやすいと言われています。単純な輪郭ではっきりとした色合いで描かれている絵本を選ぶといいでしょう。
音の響きが楽しくリズミカルな言葉使い
「わんわん」「ぎゅうぎゅう」などの擬音語は、赤ちゃんが大好きな言葉。リズムのある言葉なので、聴力がまだ発達していない赤ちゃんの耳にも届きやすいと言われています。オノマトペから身の回りの音への興味を引き出し、豊かな表現力を身に付けていきます。
赤ちゃんの興味を引くしかけがある
絵本に穴が開いていて、次のページとの関連性があったり、めくると他のものに変身したりというしかけで、絵本がグンと楽しくなります。何度もページを開いたり閉じたり、穴に指を差し入れたりすることで、指先の動きの練習にもなるでしょう。
丈夫で扱いやすい布製や厚紙の絵本
0歳代の赤ちゃんにとって絵本は「本」というよりも「おもちゃ」のような存在。たっぷりめくったりさわらせたりして、絵本を好きになってもらいましょう。布製や厚紙で角が丸くカットされている絵本なら、かんだりなめたりしても安心です。
【0歳向け】読み聞かせじょうずになる3つのポイント
ママと赤ちゃんの顔がよく見えるアングルが◎
絵本を読んでいるときの赤ちゃんの視線は、7割が読み手、3割が絵本に向くといわれています。赤ちゃんからママの顔がよく見えるように、やや横に抱っこしてあげましょう。
ひとりで座れるようになったら、横並びでもOK。赤ちゃんはママの表情と絵本を見て、心地よさを感じます。
読み方はゆっくりていねいに。リラックスして
読むときもページをめくるときも、ゆっくりとていねいに。1冊をたっぷりと満足させてあげましょう。また、生後6ヶ月以降の赤ちゃんは、ママの「快」「不快」の表情を読むといわれています。
ママはリラックスして、赤ちゃんとアイコンタクトをとりながら、にこやかに読むように心がけましょう。
パペットや人形を使って絵本の時間を楽しく
例えば、くまの人形を使って「一緒にお話を聞こうね」と、読み聞かせの導入として登場させます。そのうち“くまさんがきたら絵本の時間”とわかるように。
読み終えたら、くまが帰る場所をつくることもお忘れなく。お話の始まりと終わりの形を決めておくと、絵本の習慣がつきやすくなります。
0歳におすすめ!人気絵本20選
お月さまのやさしい表情に癒やされる『おつきさま なにみてる』
なかじまかおり/作
935円
岩崎書店
赤ちゃんは人の「顔」が大好き。めくるたびにちょっとずつ変化する、お月さまのやさしい表情にほっこりします。文章もシンプルなので、寝かしつけ絵本としてもおすすめ。
読むだけでリズムが生まれる楽しい絵本『へっこぷっとたれた』
こがようこ/構成・文
降矢なな/絵
1,045円
童心社
「おいっちに、おいっちに」と声に出すだけで、楽しく読めちゃう絵本。きのこさん、あひるさん、だるまさん、そして最後にあらわれるのは・・・?ユーモアたっぷりの一冊です。
0歳でも楽しめるしかけがいっぱい!『お?かお!』
ひらぎみつえ/作
935円
ほるぷ出版
目が動いたり、笑ったし、まるで福笑いのように表情を変えることができるしかけ絵本。丈夫なボードブックで、なめたりかじったりしても安心です。
読み方は十人十色。自由に楽しく読んで『だっだぁー』
ナムーラミチヨ/作
932円
主婦の友社
赤ちゃん言葉をそのまま文章にしたような、思わず口ずさみたくなる楽しい擬音語がいっぱい。なんともいえないかわいらしい表情に、赤ちゃんも思わずにっこり♪
1967年刊行のベストセラー絵本『いないいないばあ』
松谷みよ子/文
瀬川康男/絵
770円
童心社
赤ちゃんのファーストブックとして長年愛されてきた絵本。いないいないばあ!と絵本を読みながら一緒に楽しむことで、ママも赤ちゃんも笑顔になれるはず。
食への興味がぐんぐん広がる『スプーンちゃん』
小西英子/作
880円
福音館書店
プリンやスープ、オムライスなどおいしそうな食べ物が次々登場。スプーンちゃんという名前もおちゃめ!離乳食が始まった赤ちゃんにもおすすめの一冊。
読むだけで語りかけがじょうずになる『どんぐり』
こがようこ/文・絵
1,100円
大日本図書
語りかけが苦手なパパママのために、文をそのまま読めば自然と語りかけになるように工夫された絵本。お話も絵もシンプルなので、0歳代の赤ちゃんにもわかりやすくおすすめ。
焼きたてのにおいが漂ってきそう!『パンふわふわ』
彦坂有紀、もりといずみ/作
902円/講談社
木版画で描かれたおいしそうなパンが登場。「ふわふわ」「さっくさく」などパンをイメージした擬音語つき。思わず赤ちゃんも手を伸ばしてしまいそうなぐらいリアル!
赤ちゃんへの愛おしさが増す『ぎゅうぎゅうぎゅう』
おーなり由子/文
はたこうしろう/作
836円/講談社
作者であるおーなりさん&はたさん夫婦の子育て体験をもとに生まれた絵本。親子のスキンシップの楽しさと大切さを描いています。読んだあとは、赤ちゃんを「ぎゅう」してあげて。
赤ちゃんの心をわしづかみ!『まるまる ぽぽぽん』
かしわらあきお/作・絵
968円
学研プラス
黒や赤など赤ちゃんが認識しやすいはっきりとした色合いで、たくさんの「まる」が登場。とんだりはねたり転がったり・・・。楽しい動きに赤ちゃんも夢中に!
イラストの美しさを堪能して『にじいろのさかな』
マーカス・フィスター/作
谷川俊太郎/訳
660円
講談社
文字がない絵本なので、想像力を膨らませて楽しむことができます。キラキラと光るうろこやキレイなイラストに釘付けになる赤ちゃんも少なくないはず。
絵本を“ぱたぱた”動かすおもしろ絵本『ぱたぱたえほん』
miyauni/作
1,320円
エンブックス
本を閉じたり開いたり「ぱたぱた」させながら読むユニークな絵本。とりやちょうちょだけでなく、こんなものまで!という驚きも。赤ちゃんが見やすいシンプルな絵も◎。
めくる楽しさがとまらない!『な~んだ?』
ヒド・ファン・ヘネヒテン/文・絵
竹内 要江/訳
1,155円
パイ インターナショナル
「な~んだ?」のかけ声とともにしかけをめくると、思わぬ答えが登場。親子で楽しみながらなぞかけ遊びができます。英語訳つきなので、英語にふれさせたいというママにもおすすめ。
口コミで人気の絵本のボードブック版『もいもい』
市原 淳/作
開 一夫/監修
1,320円
ディスカヴァー・トゥエンティワン
東京大学あかちゃんラボが監修。赤ちゃんを虜にするイラストから作られたキャラクター「もいもい」。泣いている赤ちゃんも思わず泣きやんでしまう!と評判の絵本。
卵がひび割れるようすをしかけで再現!『たまごのえほん』
いしかわこうじ/作
1188円
童心社
上右下の3方向に開くページをめくると、たまごの中からいろいろな赤ちゃんが生まれてきます。めくるというシンプルなしかけが赤ちゃんにぴったり! かわいいオノマトペがたくさん。
なじみ深いメロディで覚えやすい『りんご ごろごろ』
もぎ あきこ/作
森 あさ子/絵
990円
世界文化社
「ぐーちょきぱーで♪」のメロディに合わせて手遊び歌が楽しめる絵本。「ごろごろ」「かーんかん」などの擬音語もいっぱい。カラフルな切り絵もとってもかわいいです。
手触りも楽しい布絵本『はらぺこあおむし ソフトブックミニ』
エリック・カール
1,529円
日本育児
原作絵本そのままのカラフルな色味が特徴で、つまむ、めくるなどのいろいろなしかけが施されています。カサカサ、つるつる、ふわふわといった触り心地の違いも楽しいはず。
赤ちゃんが喜ぶ!と評判『Sassyのあかちゃんえほん ぽけっと にこにこ』
Sassy(DADWAY)/監修
La Zoo/絵
770円
KADOKAWA
赤ちゃんトイブランドのSassyが手がける赤ちゃん絵本。鮮やかなコントラストや顔と模様、オノマトペなど赤ちゃんの「好き」が一冊に。お出かけにもぴったりなミニサイズ版。
指人形つきの楽しい絵本『ゆびにんぎょうぶっく しろくまくんの おいしいものだ~いすき』
そら/絵
979円
主婦の友社
しろくまくんと一緒においしそうな食べ物をむしゃむしゃ!指人形を動かしながら、楽しく読み聞かせができる絵本。読み聞かせが苦手なパパやママにもおすすめです。
ファーストブックにもおすすめ!『赤ちゃん絵本セット』
とだ こうしろう/作
1,980円
戸田デザイン研究室
「いきもの」「のりもの」「しぜん」「せいかつ」をテーマにした、手のひらサイズのミニ絵本セット。赤ちゃんにもわかりやすいシンプルなイラストと文章でファーストブックとしても。
みんなのお気に入りを見せて!うちのコ大好き絵本SNAP
「赤ちゃんウケがいい」「なぜか好き」など、0歳代の赤ちゃんたちが今ハマっている絵本を紹介。みんなの楽しそうな笑顔とともにどうぞ♪
『ぎゅ』『ちゅ』『こちょこちょ』(文響社)
わが家のファーストブックです♡
表紙の絵がとてもかわいくて即決。息子に読んであげると毎回嬉しそうに声を出して笑います。はるちゃん(3ヶ月)
『やさいさん』(学研プラス)
覚え立てのお座りで絵本に夢中!
「すっぽーん」のページでやさいさんが出てくると、声を出して大笑いします。あおとくん(6ヶ月)
『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)
ママも大好きな絵本です
絵本についているハガキを返送すると、お誕生日月にバースデーカードが届くのもうれしい♡momoちゃん(8ヶ月)
『にちにち らんらん』(白泉社)
ねんね時代から愛読中
ねんねのころからずっと読み聞かせていたツペラツペラさんの絵本。いつまでも代のお気に入りです。みっちゃん(11ヶ月)
『みんなであなたをまっていた』(ほるぷ出版)
毎晩読み聞かせしています
妊娠中に胎教のために買った絵本。おなかの中で聞いていた私の声、覚えているかな?嬉しくなります。のあちゃん(2ヶ月)
『だるまさんの』(ブロンズ新社)
スキンシップが楽しい!
「だるまさんの~て!」のところで、手のイラストと息子の手を合わせてタッチすると大喜び!ゆいぴくん(9ヶ月)
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赤ちゃんにとって絵本は、「読む」というよりも会話はふれあい遊びの延長線上にあるもの。内容を理解するということにはこだわらず、ママやパパと一緒に過ごす時間を大切にしたい時期。まずはママやパパが「いいな」と思った絵本を選んでみるというのもひとつの手。絵本を通じて、赤ちゃんと心地いい時間を過ごしてくださいね。