【子供乗せ電動アシスト自転車】の基本をおさらい!
Q.一般の自転車と何が違うの?
モーターの力でこぎだしや坂道をアシスト電動の場合は走行がラクなだけではなく、モーターの力でこぎだし時や坂道など、力が必要な場面でしっかりアシスト。
そのアシストのおかげでふらつきにくく安定して走れます。
Q.電動アシスト自転車を使うメリットって?
メリット①漕ぐ力が少なくていい電動アシスト自転車は普通の自転車に比べて、ペダルを漕ぐ力は1/3程度でOK。体力に自信がない人、ひざに負担をかけたくない人でも気軽に乗ることができます。
メリット②停止からの漕ぎ出しがスムーズ普通の自転車の場合、信号で止まったあと、ペダルを踏み込んで再び走りだそうとするとフラつくことが。でも、電動アシスト自転車なら、最初の漕ぎ出しからスムーズです。
「わっ!黄色信号だ。止まるのは嫌だから、早く渡っちゃおう」と無理にスピードを加速することがなくなります。
メリット③坂道も長距離もとにかくラク電動アシスト自転車は、ペダルを強く踏まなくてもスイスイ走れるのが最大の特徴。坂道や長距離の走行も驚くほどラクです。
ちなみに「電動アシスト自転車=坂道のときに威力を発揮する」と思われがちですが、平らな道もラクに走れます。
Q.どんな種類がある?
「前子乗せ」タイプと「後ろ子乗せ」タイプがある子供を乗せるチャイルドシートには、ハンドル部分に乗せる「前子乗せタイプ」と、後部荷台に乗せる「後ろ子乗せタイプ」があります。
幼児2人同乗基準適合車なら、両方つけることも可能。
Q.何歳から乗せられる?
「前子乗せ」の場合は1歳から乗せられる「前子乗せ」は1~3歳、体重15㎏以下、身長100㎝以下。「後ろ子乗せ」は2~5歳、体重22㎏以下、身長115㎝以下です。
【前乗せタイプは1歳からOK】
1~3歳、約15㎏まで乗車可能。前のハンドル部分に乗せる。子どもに話しかけやすく様子が見えるので、小さい子にはこちらが安心。注意点は、子供の動きにハンドルを取られやすいところ。
【後ろ乗せタイプは2歳から】
2~5歳、22㎏まで乗車可能。乗せられる期間が長いので、2歳を超えてからの購入ならこちらがおすすめ。前後にシートをつけたい場合は「幼児2人乗車基準適合車」であることを確認しましょう。
Q.購入のベストタイミングは?
新モデルは12~1月に発売チャイルドシートに乗せられる年齢が決まっていますので、子供の年齢を確認の上、必要なタイミングで購入を。新モデルの発売時期にお店をのぞくのもおすすめです。
2月以降、保育園入園のタイミングで需要が増えるので、欲しいものがなくなっている場合も。早めにチェックを。
Q.選ぶ基準を教えて!
下記の3点から型を選び、試乗をしてからの購入がおすすめです。
①運転者の身長、子供の年齢・身長・体重子供の年齢や身長、体重によって、チャイルドシートが前なのか後ろなのかが決まってきます。運転する大人の身長によっては2人乗せできない場合があるので要注意。
ちなみに乳幼児を自転車に乗せて運転できるのは16歳以上と定められていますので、ママ・パパの年齢も確認を。
②子供は何人乗せたいか1人の場合は、年齢・身長・体重が基準に達していればいいですが、2人の場合は「幼児2人同乗基準適合車」でないとチャイルドシートを2つつけることができません。乗せる子供が増えてから、後付けしても。
③荷物を乗せたいか前子乗せチャイルドシートの場合、安定感がありますが前カゴがない場合も(後ろカゴはあとづけ可)。前カゴつき後ろ子乗せに前子乗せを後付けすると、子供2人を乗せ、かつカゴも使用できます。
Q.雨にぬれても大丈夫?
雨ざらしはNG。保管時は専用カバーを使って使用中、雨にぬれてすぐに壊れるということはありませんが、保管時は電気部品が多いこととチャイルドシートが汚れやすくなるので、専用のカバーを装着しておくのがおすすめ。
Q.充電はどうするの?
サドル下の充電器を取り外して充電使い方にもより、あくまで目安ですが、電池の残量が半分くらいになった時点で充電を。詳しくは各販売メーカーの説明書を確認してください。
Q.ヘルメットは必ず必要?
ヘルメットを着用させる「努力義務」があるヘルメットをかぶせないことで罰則があるわけではありませんが、安全面を考えると、ぜひかぶらせてほしいもの。
ヘルメットのサイズはベビー用、キッズ用があるので、成長に合わせてサイズアップを。電動アシスト自転車に乗ることができる5歳までの間に、2回くらいは買い換える可能性があると考えて。
知りたい!【子乗せ電動アシスト自転車】の選び方
電動アシスト自転車はどんな点に注目して選べばよいのでしょうか。選び方のポイントについて詳しく解説します。
タイヤのサイズの選び方
タイヤのサイズは自転車走行の安定感を決める上で重要なポイントです。タイヤのサイズが同じでも、商品によってサドルの高さが異なったり、そもそも前輪と後輪のサイズが異なるものもあるので、選ぶ際には注意が必要です。
自転車のサイズを決める際は、できればショップで、サドルを一番低くした状態で足が地面につくかを試してみるとよいでしょう。通販を利用する場合は「適正身長」を参考にしてください。
《タイヤサイズの目安》①身長が高いママや、パパも乗る機会が多い場合は26インチを目安に
26インチは普通の自転車と変わらない乗り慣れたタイヤサイズ。子どもが成長した後はチャイルドシートを外して、普通自転車として活用できます。
②身長が低い人には20~24インチがおすすめ
身長が低い人でもまたぎやすく、重心が低くなるので安定した走行が可能。また、子供の乗せ降ろしがしやすいというメリットもあります。身長が高い人でも、前後に子供を乗せる場合はこのサイズの方が乗せ降ろしがしやすいとの声も。
チャイルドシートの選び方
「前乗せタイプ」か「後ろ乗せタイプ」を選択チャイルドシートは購入するときの子供の年齢によって「前乗せタイプ」か「後ろ乗せタイプ」なのか選びます。
【前乗せタイプ:1~3歳】ママ・パパは自分の前に子供を乗せるため、視界が遮られたり、ハンドルが取られやすくなるので、気をつけて走行してください。
【後ろ乗せタイプ:2~5歳】 ママ・パパの後ろに乗せるため目がいき届きません。しっかり安全ベルトをしておきましょう。前乗せよりも安定感のある走行が可能です。
バッテリー容量の選び方
駆動時間を考えて選ぶバッテリー容量はメーカー各商品によって主に6Ah~20Ahまであります。数字が大きいほど長時間駆動しますが、価格は高くなります。
バッテリー容量は「保育園や幼稚園の送り迎えなどで毎日使うのか?」「坂が多いところに住んでいる」「子供を2人乗せる」「週末も自転車で遠出する機会がある」など自分のライフスタイルを考えた上で決めると良いでしょう。
ちなみに一度の充電でかかる電気代は、バッテリーの容量等によっても違いますが10円程度。バッテリー残量ができるだけ少なくなってから充電することで充電回数を減らすことができるので、バッテリーの長持ちに繋がりますよ。
1回のフル充電で走行できるのは6Ahで約26km、20Ahで68kmです。
アシスト性能の選び方
使い方に合わせて、アシスト性能も選択を例えば、漕ぎ始めや上り坂でアシストしてくれる機能がついているものだと、子供を乗せた状態での漕ぎ出しが非常によく、送り迎えで坂道や信号が多い人、子供を前後に乗せる方におすすめです。
また、下り坂でブレーキをかけている際に発電できる回生充電機能が付いているものも。
ココもしっかりチェック!
・「BAA」「SG」マークがついているか自転車協会が定めている安全基準を満たしている自転車には「BAA」マークが付けられています。もしくは、製品安全協会から認められた「SG」マークも、「BAA」マーク同等の性能、安全性と言えます。
安全性を考えて、どちらかのマークが付いているものを購入するようにしましょう。 また、前と後ろの両方に子供を乗せる場合は「幼児2人同乗基準適合車」の記載のあるものにしてください。
・チャイルドシートにヘッドレストや安全ベルトがついているか子供が乗るチャイルドシート部分の安全性は重要です。頭までカバーするヘッドレスト付きタイプと、腰までのタイプがありますが、安全性の高いヘッドレスト付きを選んだ方が良いでしょう。ヘルメットの着用も安全のために必須です。
安全ベルトは5点式シートベルトなど安全性への配慮が高いものがおすすめ。他にも、子供の足の巻き込みを防ぐフットカバーや、ステップがあるものもおすすめです。
・安定感のある両立スタンドがついているか車体だけでも相当な重さですが、子供も乗るとかなりの重量となります。安定感のある両足で、しっかり固定できるスタンドを備えた商品を選びましょう。
スタンドを立てると手元がハンドルロックされるタイプや、軽々と止められるスタンドなど、各メーカーごとに子供の乗せ降ろしがラクになる工夫がされているので、チェックしてみてください。
・ハンドルロック機能がついているか「ハンドルがグラッとなって転倒」。そんなひやっとする瞬間を防いでくれるのが「ハンドルロック機能」です。手元で操作を行うタイプと、スタンドを立てると自動でロックがかかるタイプがあり、自転車を止めた後に子供を降ろすまでの間もふらつかないので安心です。
【子乗せ電動アシスト自転車】に乗るときの注意点
子供を安全に乗せるためには、いくつかの注意点があります。以下のポイントを抑えておきましょう。
①子どものヘルメット&シートベルトは必須
転倒した場合に備えて、安全対策はしっかりと行いましょう。ヘルメットは特に後頭部を守れるものを選び、シートベルトはゆるまないようにサイズの確認を。
②強く漕ぎ出さない
ペダルを踏んだ力に応じてアシスト力の強弱が変わってきます。こぎ出し時に、強くペダルを踏み込むと急発進することがあるので、注意しながら乗りましょう。
③停車時はブレーキを握る
うっかりペダルにふれると、アシストがかかり発進する恐れが。また、車重があるので、ゆるい傾斜でも進んでしまうので、ブレーキをかけるようにしましょう。
④乗車時はすわってから電源をON、降車時は降りる前にOFFペダルがふれることでの誤発進を防ぐため、サドルにすわってハンドルをつかんでから電源を入れましょう。降りるときも電源を切ってからを習慣づけましょう。
⑤傘差し運転はしない雨の日に傘をさしながら、片手運転をするのは非常に危険。法律違反でもあります。カッパを着用しましょう。
また、雨の日にマンホールや排水溝の網の上でブレーキをかけるとスリップしやすくなるため、危険です。マンホールや排水溝の網の上ではブレーキをかけないようにしましょう。
⑥定期的にメンテナンスするタイヤの空気圧やブレーキ部品の消耗、ギアの具合は販売店や近所の自転車店などで定期的な点検をおすすめします。