赤ちゃんとお出かけするときは、お世話グッズだけでバッグがいっぱいになってしまいますよね。そんなときに便利なのがマザーズバッグやファザーズバッグ。子育て中のママ、パパには必須の育児アイテムと言えるでしょう。赤ちゃんのお世話に積極的に取り組むパパが快適に使えて、ますます育児を楽しめるような、ファザーズバッグをご紹介します。
ファザーズバッグって?
マザーズバッグは聞いたことはあるけど、ファザーズバッグはあまり聞いたことがない、というママもいるのではないでしょうか。
マザーズバッグは、ママである女性が持つことを前提にデザインされているものも多く、カラフルなものや甘いデザインのものがたくさんありあます。でも、最近ではパパも一緒に育児に取り組むことが当たり前の風潮に。ママに限らず、男性でも持ちやすい「ファザーズバッグ」や、ママとパパが兼用できる「ペアレントバッグ」が注目を集めています。
ママ目線で作られたマザーズバッグだと、パパのファッションに合わせるのは難しいですし、パパと赤ちゃんだけでお出かけするときにどこに何が入っているか分からない、など使いづらい面も出てきますよね。そのため、最近はパパ専用のファザーズバッグを持つパパも増えています。
育児中のパパのリアルな声を元に開発されたファザーズバッグもありますが、基本的には、通勤用やパパのプライベート用にも使えるような、マルチに活躍するバッグを選ぶパパが多いようです。
ファザーズバッグを持つメリットって?
「マザーズバッグがあれば、ファザーズバッグまで買う必要はないのでは?」「ファザーズバッグってどんなメリットがあるの?」など、疑問がわいてくるかもしれません。ファザーズバッグを持つことで得られるメリットをまとめました。
メリット1:必要な荷物を持ち運びながら、快適にお出かけができる
マザーズバッグ同様、ファザーズバッグに選ばれるバッグは、育児グッズを収納しやすいような機能的なバッグが大前提。多くなりがちな育児グッズを収納できる、十分な容量を確保しつつもバッグ自体が軽い素材で作られているものや、肩への負担が少ないベルトを搭載しているバッグを選べば、身体への負担も減ってお出かけが快適になります。
さらに、ポケットや仕切りが多いバッグなら、哺乳瓶や水筒を倒さずに持ち運べる構造になっていたり、使用頻度の高いハンカチやティッシュをすぐに取り出せる場所に入れられるなど、お出かけ中も快適に過ごせる工夫が可能です。
メリット2:パパのファッションを邪魔しない
男性にとっては甘すぎるデザインのものが多いマザーズバッグ。反対に、ファザーズバッグで選ばれるバッグは、男性のいつものファッションを邪魔しない、スタイリッシュなものが多いようです。色合いもモノトーンに抑えられていたり、クラシックなデザインで合わせやすく、育児中のパパもファッションを楽しめるようなバッグがたくさんあります。
メリット3:パパが赤ちゃんや子どものお世話をしやすくなる
普段からマザーズバッグだけに子どものお世話グッズを入れていると、いざパパだけで子どもとお出かけしたときに何がどこにあるのか分からなくて困った、ということもあるようです。ママとパパ、それぞれが専用の育児バッグを持っているとスムーズに子どものお世話ができますよね。
ファザーズバッグの選び方ポイント
続いて、パパが快適に使えるファザーズバッグを選ぶポイントを見ていきましょう。
大容量の荷物を収納できる
おむつやおしり拭き、おむつ替えシート、タオル、ティッシュ、哺乳瓶、お菓子、おもちゃ、着替えなど、赤ちゃんとお出かけするときに必要な育児グッズは挙げればきりがないほど多いですよね。ファザーズバッグも、それらの育児グッズをまとめて入れるのに必要な容量があるかどうかが、最も大切なポイントと言えます。
実際に外出するときに必要なものをイメージしながら、大きめのバッグを選んでみましょう。
仕切りやポケットが多く、必要なものがすぐに取り出せる
子連れで外出中は、「電車の中でぐずる赤ちゃんをあやすためにおもちゃを取り出したい」「おむつをすぐに取り替えてあげたい」「お茶をこぼしたからすぐ拭かなきゃ」といった状況にすみやかに対応したいですよね。そんなとき、ファザーズバッグの中で育児グッズが迷子になっていては困りもの。仕切りやポケットがあり、育児グッズが必要なときにさっと取り出せると、非常に便利です。
ファザーズバッグを購入するときも、バッグの中でものが迷子にならないかどうかをイメージしてみてください。
ファザーズバッグを持っても両手が使える
ファザーズバッグを持ちながら、赤ちゃんを抱っこしたり、子どもと手を繋いだりする必要がありますよね。そのため、手があくリュックタイプ、トートタイプ、ショルダータイプがおすすめです。2WAYや3WAYで使えるデザインのものもあるので、ぜひ探してみてくださいね。
子育て真っ最中のパパ3名の、ファザーズバッグと中身をチェック!
①ロン・ハーマンの白トート
「ママが復職したので、娘とふたりで過ごす時間が増え、よく使うように。マチが広い&洗える素材だから快適。シンプルなシルエットなので、どんなコーデにもなじむところが気に入っています!」
優人さん・茉白ちゃん(11ヶ月)
●バッグの中身A.着替えは下着と上下1セットを、ミルポッシェでもらったポーチに。
B.おむつは4~5枚、コストコのおしりふき、3COINSのおむつ替えシート、清浄綿など。ミルクも同じポーチに収納。
C.ピジョンの母乳実感とミルク用のお湯を入れたサーモマグをセットで。ビーボックスのマグには麦茶。
D.インスタでオーダーして作った母子健康手帳のカバー。
E.100円ショップで購入したケースにおくすり手帳、診察券などを収納。
F.ヴィヴィアン・ウエストウッドの長財布には、ポイントを貯めると商品がもらえるスシローのキッズプロジェクトのカードも。
G.金子眼鏡のサングラス、デオドラントシート。
H.その時々お気に入りのおもちゃをトモズの袋に。今はダイソーの知育カードがブーム。
I.中身が見やすい透明のポーチに2食分の離乳食、リッチェルのカトラリー類、袖つきエプロンをセット。ドイディーのトレーニングマグも活躍。
●サブバッグ「仕事の日にも使う身だしなみアイテムを〈JOURNAL STANDARD relume〉のショルダーポーチにまとめています。靴べら、イヤホン、充電器も必須です」
●収納ワザ「〈ルカコ〉の抱っこひもカバーでエルゴベビーがこんなに小さくなります!斜め掛けや肩掛けができて持ち運びしやすいです」
②パタゴニアの2WAYバッグ
「夫婦ともども多機能系アイテムが好みで、リュックでもトートでも使える2WAYタイプを選びました。軽量で、パパとママが兼用できる飽きのこないデザインも気に入ってます」
純也さん・楓太くん(3ヶ月)
●バッグの中身A.着替えにH&Mのボディスーツ。うんちもれするので2~3枚ほど常備。無印良品のフリーザーバッグを使ってコンパクトに。
B.おむつは3~4枚ほど。おしりふき以外に、清浄綿もあると便利。
C.まだママと3人でのお出かけが多く母乳がメイン。今後ふたりで出かけるときのために液体ミルクと哺乳瓶を準備ずみ。
D.ママセレクトのモンスターグロンクの母子健康手帳ケース。使いやすいしポップなカラーだから探しやすい。
E.アルコール入りの除菌シートは大人の手指用。メディスキンのスプレーは息子が触れるものに使用。
F.いただいたマールマールの4WAYベビーカバーは超優秀!UVカットに、虫よけ対策にも◎。ベビーカーにつけたり授乳ケープにもなって便利です。
G.コスメキッチンとリサとガスパールコラボのエコバッグ。小さめのサイズ感とシワにならない素材感が使いやすく重宝。
H.サッシーの歯固めラトルとカシャカシャ音がするエド・インターの布絵本。
③100円ショップの保冷ボックストート
「大容量&実用重視で100円ショップで購入。保冷バッグになっているので、マグなどを直接入れても安心。マチがかなり広くて大容量です。たまに妻が使うこともあります」
しゅうパパさん&しゅうくん(1歳1ヶ月)
●バッグの中身A.上下1セットと肌着類を常備。ぬれたり汚れることも多いので、イケアのファスナーつき袋が便利。
B.おむつは3~4枚、おしりふき、使い捨てのおむつ替えシート、100円ショップのポリ袋ケース、おしっこキャップをまとめてポーチに。
C.ノンアルコールのシートと、まんべんなく一気に除菌できるようにクレベリンのスプレータイプも用意。
D.100円ショップのケースに息子が大好きなかぼちゃパンを入れています。どんなにほかのものを拒否してもこれだけは食べます。
E.おせんべいケースも100円ショップで調達。リッチェルのミニお弁当箱は保冷剤つき。おやつやちょっとした食事用に使うことも。
F.おもちゃは絵本やお絵描きボード。外食中、じいじばあばの家に行くときも集中して遊べるので必須アイテム。
G.ピジョンのストローマグにはやさいジュースを、マンチキンのミラクルカップには麦茶。どちらももれにくいです。
●サブバッグ「サブバッグの代わりとして、〈ケラッタ〉のヒップシートのポケットに自分のスマホ、財布、キーケースをイン。 取り出しやすいし他のバッグを持たずにすみます」
●アウトドア用バッグ「公園用の大型メッシュバッグ。これに公園用のおもちゃやテントを入れておき、いつでも使えるように車に乗せています」