赤ちゃん返りの原因は?
ストレスや環境の変化などによる「不安」が原因
「赤ちゃん返り」といわれて思い当たるのは、下の子が生まれた時に、お姉ちゃんやお兄ちゃんになった上の子に起こるものではないでしょうか。
赤ちゃん返りは、環境の変化やストレスなどによる「不安」がいちばんの原因です。
下の子が生まれたときに起こるものであれば、赤ちゃんが生まれたことで、「ママを取られてしまうんじゃないか」と自分の存在がおびやかされるような気になってしまうことが考えられます。
環境の大きな変化やストレスも原因に
他にも、ママが仕事に復帰して保育園に預けられたり、自分が病気などで入院したり、引っ越したりして、「ママにもう会えないんじゃないか」と思った時や、自分が安心できる場所がなくなるような気がした時など、環境の大きな変化や、それによるストレス、不安などが原因で、赤ちゃん返りの症状が起こると考えられます。
赤ちゃん返りの対応方法は?
言葉や態度できちんと伝えて、不安を取り除くこと
赤ちゃん返りのいちばんの原因は「不安」なので、その不安を取り除き、安心させてあげることがいちばん大切です。
ただし、それはわがままをなんでも聞き入れるとか、ただ甘やかすというのは違います。
不安を和らげると同時に、きちんと「年相応の扱い」をすることも大事なのです。
「ママはあなたのことが大好きだし、とっても大切だよ」「赤ちゃんが生まれても、あなたのことをちゃんと見ているよ」「心配しなくても大丈夫だよ」と、その子が理解できる言葉できちんと伝えましょう。
子どもがそのことを理解し、安心、納得できれば、症状もおさまってきます。
イライラして叱ってしまったら、後でフォローを 手が離せないときに抱っこをせがまれたり、忙しいときに「やってやって!」といわれたり、トイレでできていたはずなのにおもらしをしたり・・・。
こういったことが続くと、ママもつい、イライラして怒ってしまうこともあるかもしれませんね。
子どもの気持ちは理解できても、ママ自身の気持ちに余裕がなくなってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、後で気持ちが落ち着いてから、「さっきはごめんね。ママ、イライラしてダメだったね」とあやまればOK。ママの気持ちはちゃんと子どもに伝わるはずです。
「事前対策」も大切です
赤ちゃん返り対策として、「事前準備」はとても大切です。
たとえば、下の子が生まれることや、ママが職場復帰して保育園に入れることなどは、事前にわかっていること。
こういった場合は前もって、しつこいくらいに何度も、「赤ちゃんが生まれても、あなたのことが大好きだからね」「ママはずっとあなたのこともちゃんと見ているからね」「ママはお仕事に行くから、あなたは保育園に行くけど、夕方になったら必ずお迎えに行くから待っていてね」などと伝えておくといいでしょう。
それでも実際に下の子が生まれたり、保育園に行くようになったりしたら、赤ちゃん返りはあるかもしれませんが、前もって伝えているのと、何もわからずいきなりそうなるのとでは、やはり心の変化には大きな差が生じるはずです。
前もってわかっていることについては、事前対策でできるだけ安心させてあげましょう。
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