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うちの子はごはんをあまり食べない、好き嫌いが多い、偏食になりがち・・・と、小さな子どもを持つママたちにとって食事に関する悩みはつきもの。そんなときはおいしそうなイラストとともに食の大切さを教えてくれる「食育」の絵本がおすすめ。選ぶポイントや先輩ママおすすめの絵本を紹介します。
食育をする上でまず子どもに伝えたいのが「食べること」=「楽しい」ということ。
絵本においしそうな食べ物が登場したり、主人公がおいしそうにごはんを食べているような絵本には、子どもが食に興味を持てるような要素がたくさん盛り込まれています。
さらにパパママが楽しそうに読んであげると、食への関心がぐんと高まりますよ。
好き嫌いや食わず嫌いのある子におすすめなのが、子どもたちが嫌いな食材が登場する絵本。
嫌いな野菜が絵本の中で一生懸命頑張っている、大好きなキャラクターがおいしそうに食べている、といった内容の絵本は、子どもに「食べてみようかな」と思わせる不思議なパワーを秘めています。
普段食べている食べ物は、一体どのようにして食卓まできているのか。食材を育てている生産者がいることや、人間のために命を犠牲にしている動物たちがいることなど、「食」のありがたさを子どもにも分かりやすく教えてくれる絵本はたくさんあります。
ストーリーが理解できる年齢になってきたら、食べ物を大切にする心を育む絵本を積極的に読んであげるといいでしょう。
パンや芋など炭水化物ばかり食べている、野菜が嫌い、お菓子が大好きでごはんを食べない・・・。そんな偏食気味の子どもには、食べ物の栄養について学べる絵本をチョイスするのがおすすめ。
バランスのとれた食事がいかに大切かが分かれば、苦手な食材も食べてくれるようになるかもしれません。
絵本選びは何より子どもが興味を持つものが一番。書店や図書館などで、子どもが気に入ったものを選ぶのもいいでしょう。
乳幼児のうちは、単純な絵柄や鮮やかな色使いのもの、オノマトペ(擬音語)がたくさん使われているものだと興味を引きやすいです。
小さいうちは食べる楽しさを伝えるシンプルな絵本がおすすめ。成長と共に絵本の内容が理解できるようになってきたら、食への感謝の心を養う本や栄養素について学べる本などを選ぶといいでしょう。
まだちょっと難しいかな?と思う内容でも、小さなうちから読み聞かせてあげることで、後から親近感が湧くこともあるかもしれません。
二宮由紀子/文
荒井良二/絵
5,220円/解放出版社
食事は〈生き物の命をいただいている〉ということを荒井良二さんのかわいくコミカルなイラストとともに分かりやすく教えてくれる1冊。
毎日何気なく口にしている「いただきます」の言葉の意味を大人も深く考えさせられます。食べることへの感謝の気持ちが子どもにやさしく伝わりそう。
【先輩ママの口コミ】
●食べるということは、いろんな人の手が携わっており、いろんな命をいただいているということを優しく教えてくれる本でした。
●普段の食事では、ついつい「好き嫌いしないで食べなさい!」とか「残しちゃいけません!」とか命令口調になってしまいがち。こういう絵本で〈なぜそうしないといけないのか〉を、感覚的に分からせてあげることが大切なんだろうな、と感じました。
●「みんなみんな なにかをたべて まいにちいきているんだよね」というセリフがとても印象的。
なかや みわ/作
1,320円/白泉社
やさいの子どもたちがおいしい野菜になるために毎日頑張る「やさいのがっこう」は、先輩ママたちに大人気のシリーズ絵本。「とまとちゃんのたびだち」では、とまとちゃんが憧れの”ごうかくシール”を貼ってもらう日を夢見て奮闘します。
野菜嫌いな子も、絵本の中に登場するかわいいやさいたちが一生懸命頑張る姿を見て、きっと好きになるはずです♪
【先輩ママの口コミ】
●なかやみわさんの優しいイラストが大好きで購入。期待通りに、夢のある可愛いストーリーでした!
●とまとちゃんがまっかにおいしくなれるようにとお友達の野菜がとる行動にほっこり。くれそん、みょうがはこの絵本で覚えることができました。
●食育の一環で読んであげたい一冊。野菜に親近感が持てると思います。
真珠まりこ/作・絵
990円/ひさかたチャイルド
ハンバーグくん、えびフライちゃん、たまごやきさん・・・とお弁当のおかずたちが真っ赤なおべんとうバスに次々と乗り込んで出発進行!
「おにぎりさんたちー」「はーい」とバスに呼ばれるたびにお返事しながら進んでいくストーリーは、1~2歳のお子さんも楽しく読めそうです。
【先輩ママの口コミ】
●子どもがまだ2~3歳のときに、お気に入りだった絵本。なんども「読んで」といわれて、文章を暗記してしまうほどでした。
●絵もかわいく、読んでいてもテンポがいいので、わたしも大好きな絵本です!
●色合いもはっきりしているし、ストーリーも繰り返しでわかりやすいので、バスに乗って遠足に行く前に子どもに何度も読みました。
たしろ ちさと/絵
1,320円/グランまま社
パンの焼けるいいにおい、ほかほかごはんとおみそしるのにおい、果物のあまいにおい。日常にあふれているいろんな〈におい〉に注目したユニークな1冊。
絵本から本当に香りが漂ってきそうな不思議な感覚を味わいながら、子どもの想像力を伸びやかに育くんでくれます。
【先輩ママの口コミ】
●私が一番「おいしそう!」と感じた本がコレ。この本を読むと、過去に体験したにおいや味や気持ちまで、どんどん思い出すことができます。
●おいしそうな食べ物たちが続々と出てきて、お腹が空いてしまいます。
●たっぷりゆっくり時間をかけてよんであげることができる、親子で満足できる超おすすめの絵本です。
ローレン チャイルド/著
1,021円(参考価格)/フレーベル館
妹のローラは人参も豆もトマトもたまごもソーセージも大嫌い!そんな好き嫌いの多い妹を前に、お兄ちゃんのチャーリーはある日いいことを思いつきました。それはいつものメニューにおもしろい名前をつけること。
兄妹のテンポのいい会話がおもしろく、自分もつられて好き嫌いや食わず嫌いを克服できそうな愉快な1冊です。
【先輩ママの口コミ】
●夕食の時に「にんじんいらない~」と娘が言うと「え!これにんじんだと思ってたの?えだみかんだよ」と私がいい、一緒に大爆笑。なんて「ぜったいたべないからね」ごっこをしながら、楽しんで食べています。
●話がおもしろいのはもちろんのこと、写真と絵が組み合わさった斬新なレイアウトが、実にユニークです。
●5歳の息子が幼稚園で借りてきて初めて出会った絵本ですが、読んでて大人の私もすごく面白くてハマりました!
La ZOO/絵
968円/KADOKAWA
「Sassyのあかちゃんえほん」シリーズは、乳児の発達心理学に基づいてつくられた赤ちゃんが釘付けになる絵本。
食べることをテーマにした「もぐもぐ」にはページをめくるたびにカラフルな果物や野菜が登場し、ぱっくん、もぐもぐ、ちゅるちゅると楽しい擬音で盛り上げます。
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんに、食べることの楽しさを伝えるのにぴったり!
【先輩ママの口コミ】
●このシリーズを以前購入してかなり反応が良かったため追加購入。カラフルで発色の良い色使いで0歳の娘もよく見てくれました。
●ポップで明るいイラストが、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。慣れ親しんだ擬音も心地いい!
みね よう/原案
さいとう しのぶ/作
1,980円/リーブル
食べ物の「あいうえお」が「あ」から「ん」まで全部登場。読み応えは抜群!「あっちゃん あがつく あいすくりーむ」「こっちゃん こがつく ころっけあっちっち」と、おいしそうなイラストとともに食べ物とひらがなの両方が同時に頭に入ってきます。
2~3歳は食べ物の種類と名前、4~5歳になったらひらがな、といった具合に長く楽しめそう。毎日少しずつ読みたい1冊です。
【先輩ママの口コミ】
●娘が3歳の誕生日プレゼントに購入、ひらがなを無理なく覚えるのに、とても役に立ちました。
●食べ物やお菓子が本当に美味しそうに描かれています。食いしん坊なわが子は絵に夢中に!
●まだ食べさせた事が無い食べ物がいっぱい!名前も知らなかった物が出てきて勉強になりました。
いわむら かずお/作
1,430円/童心社
14匹のねずみたちが、かぼちゃの種を撒いて大きなかぼちゃに育てていくまでを描いた物語。農業の大変さと収獲の喜びを、ねずみたちと一緒に感じることができます。
立派な野菜になるまで大切に育ててくれる人がいることや、育てることの楽しさ、命の大切さなど、この本だけでいろんなことを教えてくれますよ。
【先輩ママの口コミ】
●収穫したかぼちゃでたくさんのごちそうが作られるところがとてもおいしそう。この絵本でたくさんの自然と触れ合えます。
●おじいさんがかぼちゃの種を「いのちの粒だよ」と話す部分が好き。手元に置いて、何度も読ませたいなと思う本です。
三宮麻由子/文
ふくしま あきえ/絵
990円/福音館書店
食べ物を食べるときの音が軽快に表現されていて、ごはんの時間が今よりもっと楽しくなりそうな絵本。「はるまき たべよう カコッ ホッ カル カル カル カル あぁ おいしい」「ほうれんそうをたべよう ズック ズック ズック ズック ズックズ あぁ おいしい」。
この独特の表現は、全盲の作者・三宮麻由子さんによるもの。定番の擬音ばかりにとらわれず、自分で食べた時の音を子どもなりに表現させてみると、おもしろい発見があるかもしれません♪
【先輩ママの口コミ】
●わかめが苦手だった子どもが、わかめのお味噌汁を満足げに笑ってパクパク食べてくれるようになりました!
●この絵本を読んでみて、音で味わうことを学びました。
●温かい食卓の風景が見えるような絵本。読み終わったあとは、本当に食べたような気分になります。
谷川俊太郎/詩
塚本やすし/絵
1,380円/佼成出版社
タイトルに重みを感じるパパママも多いかもしれませんが、これは谷川俊太郎さんの詩の絵本と聞くと、ちょっと興味をそそられるのではないでしょうか。
「うし しんでくれた ぼくのために そいではんばーぐになった ありがとう うし」。
生き物を食べるということ、生き物を食べなければ生きていけないこと、食べ物に対する感謝の気持ちが短い詩の中にぎゅっと詰め込まれています。少し大きくなったら、この詩の解釈を親子でしてみると、奥の深い食育につながりそうです。
【先輩ママの口コミ】
●タイトルがストレートなので、少々ドキドキしながら手に取ったのですが、絵もかわいらしく安心しました。内容は詩なので、すんなり心に響いてくる気がします。
●感受性豊かな子どものうちから、この本を知ってほしいと思いました。
●「いただきます」の意味、「生きる」ことの意味を、改めて考えさせられる絵本です。
わかやま けん/作
880円/こぐま社
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作るお話。生地をつくってフライパンで焼いていく様子が細かく描写されていて、子どもたちは本当にホットケーキを作っているような気分に!
料理を作る楽しさや、準備やお片づけも絵本を通して体験できます。発売から40年愛されるロングセラーの1冊。
【先輩ママの口コミ】
●心が満腹になれる絵本。ほっかほかのホットケーキがこんなにおいしそうに描かれている本はなかなかありません。
●「今日はホットケーキ作ろうか!?」と言うと、この本を持ってきて「わたし、ほっとけーきつくるのよ」と本と一緒にお手伝いしてくれます。
●こぐまちゃんシリーズの中で、やっぱりこれが一番いい!娘も息子も大好きな絵本です。
いわさ ゆうこ/作
1,210円/童心社
絵本作家いわさゆうこさんの「どーんとやさい」シリーズは、野菜が育って行く様子をリアルな絵で伝えてくれる1冊。にんじんの葉っぱが伸びて、土の中でむくむくと人参が成長していく様子が、子どもにも手に取るように分かります。
これなら実際に育てられなくても、”こんな風ににんじんができているんだなぁ”という命の力を感じることができそう。かぼちゃ、じゃがいも、トマト、なすなどシリーズの種類も多彩で集めたくなります。
【先輩ママの口コミ】
●にんじんの形って、奥深いんですね。軽快な文章も心地よいです。
●絵がとても瑞々しくて美味しそうなので、食べたくなりました。
●子どもはスーパーで売っているきれいな人参しか見たことがなかったので、人参の繊細な葉っぱや花が教えられてよかったです!
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「食育」は心や体の基礎が育まれる乳幼児期にこそ重要。今回紹介した絵本を読んで、家庭でもぜひ食育活動してみてくださいね。
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文/齋藤久美子