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2022.04.18

妊娠生活

「妊娠したかも⁉」と思ったら…。覚えておきたい妊娠のサインと注意点【医師監修】

妊娠すると、体にはいろいろな変化があらわれます。この記事では、妊娠のサインにはどんなものがあるのか、また「妊娠したかも?」と思ったらどんなことに注意が必要かをご紹介します。

「いつもと違う」と感じたら産婦人科できちんと確認を

「もしかして、妊娠したのかしら?」と感じるいちばんのサインは、月経の遅れでしょう。しかし女性の体のリズムは、環境の変化などに左右されやすいもの。ストレスから月経が遅れることも、珍しくありません。

また普段から月経周期が不規則だったり、周期にばらつきがある人は、月経の遅れから妊娠を見分けるのはむずかしいでしょう。下記のような体の変化にも気を配り、「なんだかいつもと違う」と思ったら、早めに産婦人科を受診しましょう。

これって妊娠のサインかも!チェックリスト

□月経の遅れ
月経周期が規則正しい人の場合、月経予定日より1週間以上遅れたら、妊娠の可能性が。

□体が熱っぽくてだるい
妊娠のごく初期は「風邪かな?」と思うような微熱が続いたり、体がほてったりすることも。

□乳房が張り、乳首が大きくなる
月経が始まる前のように、乳房が張ったり、乳首が大きく色が濃くなったりする人もいます。

□吐き気がする、ムカムカする
いわゆるつわりの状態です。個人差が大きいので、まったく感じない人もいます。

□おりものがふえる、肌が荒れる
妊娠するとおりものの量がふえることがよくあります。人によっては肌荒れを実感することも。

□理由もなくイライラする
ホルモンバランスが変化するので、わけもなくイライラしたり不機嫌になることもあります。

□基礎体温の変化
妊娠していない場合の基礎体温は高温が続く時期(高温期)と低温が続く時期(低温期)との2つに分かれるのが普通です。
妊娠すると、体温を上げる作用のある黄体ホルモンが分泌され続けるので、高温期がより長く続きます。妊娠していないと高温期は2週間ですが、それが3週間以上続いて、月経が来ない場合は妊娠している可能性が大きいと考えられます。
グラフ

出血することも!月経の様子に注意して

順調に妊娠が進んでいるのに、まれに月経を間違えるような出血があることもあります。これは腹痛などがなければ一時的なものです。心配のないこともあります。しかし実際は妊娠しているのに、このような出血があると、妊娠に気づくのが遅れてしまうことも。
月経の様子がいつもと違う時は、妊娠の可能性を考えてみましょう。

また、流産の前触れとして出血することもあります。腹痛を伴う出血があったり、普段の出血の量や色と違う場合は、注意が必要です。

「妊娠したかも?」と思ったその日から、気をつけたいこと

体の変化を感じ、「もしかしたら…」と思ったら、妊娠していることを想定し、こんなことに注意して生活するようにしてください。
お酒
【タバコ・お酒】
赤ちゃんに影響するのですぐにストップ!
タバコは胎盤機能不全や、子宮内発育遅延のリスクを高める心配があります。アルコールは胎児アルコール症候群や発育障害、中枢神経障害などを引き起こす原因にもなります。妊娠中はタバコもお酒も絶対ダメ!

【運動】
妊娠初期は無理しないのがいちばん
妊娠初期については自分の体調とよく相談して、無理をしないことを第一に。胎盤が完成する妊娠5ヶ月ごろになったら、自分が楽しく「気持ちいい」と思える範囲で、体を動かしましょう。

【カフェイン】
コーヒーは1日1杯、紅茶なら2杯くらいまでに
カフェインはカルシウムを体外に排出させます。また喫煙の習慣があって、カフェインを日常的にとっていると、胎児の発育遅延や早産を招く可能性があります。カフェインを含むコーヒーは1日1杯、紅茶は1日2杯ぐらいまでに。ハーブティーはマタニティ用が無難でしょう。

【薬・サプリメント】
必ず医師に相談してから使いましょう
薬の中には、妊娠中は使用を控えたほうがいいものもあります。市販薬は勝手に使わず、必ず医師に相談を。サプリメントも、念のため医師に成分を確認してもらいましょう。

【食事】
鉄分やビタミンを中心にバランスよく
つわりの時期はむりせず、食べられるものを食べればOK。それ以外の時期は栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。特に鉄分、葉酸、カルシウムはおなかの赤ちゃんの発育のためにも、しっかり補給を。

【レントゲン】
胸部レントゲンなどは避けたほうが安心
妊娠初期や妊娠の可能性がある時期はできるかぎり避けるのが基本。X線検査が必要な場合は医師に妊娠していることを伝え、腹部を防護してもらいましょう。妊娠末期には、骨盤の形を見るためにX線検査をする場合があります。

【生活リズム】
早寝・早起き・朝ごはんがキーワード
おなかの赤ちゃんのためにも、妊娠がわかったら規則正しい生活を心がけましょう。キーワードは「早寝・早起き・朝ごはん」。妊娠中はイライラしやすいものですが、生活リズムをととのえると心も落ち着きます。

【感染症】
風邪やインフルエンザなどに注意
妊娠中は免疫力・抵抗力が下がるので、風邪などの感染症にもかかりやすくなります。体を冷やさない、睡眠を十分とる、できるだけ人混みに出かけないなど、予防を心がけましょう。インフルエンザはぜひ予防接種を受けてください。

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妊娠中、絶対に食べてはいけない食べ物は?量を守れば食べてもOKな食材も!【医師監修】

『はじめてママ&パパの妊娠・出産』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです。

【監修】 安達 知子 総合母子保健センター 愛育病院名誉院長・東京女子医大客員教授

1978年、東京女子医科大学医学部卒業後、同大学産婦人科学教室入局。米国ジョンズ・ホプキンス大学研究員、東京女子医科大学産婦人科助教授をへて、2004年から愛育病院産婦人科部長に。2006年より東京女子医科大学の客員教授に。2013年より愛育病院副院長を兼務し、現在は名誉院長。厚労省、文科省、内閣府などの各種委員会の委員などを務める、わが国の産科学会を担う中心的存在の一人。

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