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どんなに手洗いやうがいをこまめにしていても、また冬だけでなく暖かい季節であっても、ウイルスに感染して風邪を引いてしまうことがあります。万一、妊娠中に風邪を引いてしまってもあわてないように、おなかの赤ちゃんへの影響や受診のタイミング、治し方などについて押さえておきましょう。
妊娠すると、ウイルスに対抗する細胞性免疫が低下してしまい、風邪にかかりやすいと言われています。本来、風邪は鼻水、鼻づまり、くしゃみなど、いわゆる感冒症状がメイン。慢性化する人は少なく、発熱があったとしても微熱程度で、ゆっくり休養すれば2~3日で治ることがほとんどです。
0~2歳の赤ちゃんをもつママ100人にアンケートをとったところ、「妊娠中に風邪を引いたことがある」と答えた人は全体の約4割以上という結果に。
●妊娠8ヶ月のとき、風邪をひいていた夫からうつされました。夜も眠れないほどのせきが3週間ほど続いて、本当に大変でした。医師には、せきをしても赤ちゃんには影響ないと言われましたが、治るまではとても心配でした。せきをするたびに尿もれするのもつらかった・・・。(K・Wさん)
●寒さが続く2月ごろ、妊娠9ヶ月のときに鼻風邪をひき、ひどいくしゃみであばら骨にヒビが入ってしまいました。3日ほど激痛で眠れず、おさまるまでは大変でした。臨月だったので、出産までに治ることを願うばかり。結果、お産が遅れたため、出産前に完治。(J・Sさん)
●妊娠4ヶ月でちょうどつわりの時期に風邪に・・・。つわりのせいで何も食べられず、水分さえとることができず、4日間も寝っぱなし。夫がいろいろ世話してくれたのが、唯一うれしかったな。その後は「疲れたらすぐに休む」をモットーに、無事過ごすことができました。(A・Fさん)
風邪にはウイルス性と細菌性のものがありますが、細菌感染を起こすと症状が長引き、重症化することがあります。症状が1週間以上続く場合は、細菌感染を起こしている可能性が大。
細菌感染によって上気道炎や気管支炎を起こすと、発熱やのどの痛み、せき、たんなどの症状が加わります。
その場合は、ウイルスではなく細菌のみを殺すための抗生物質を処方します。また細菌に感染していなくても、ウイルスの残骸が体内に残ってアレルギー反応を起こし、なんらかの症状が出る場合も。
イラスト/秋野純子 『Pre-mo(プレモ)』の内容をウェブ掲載のため再編集しています。※情報は掲載時のものです