AKB48の2期生としてデビューし、アイドル時代を駆け抜けてきた河西智美さん。卒業後は、歌手・ミュージカル女優だけでなく、YouTubeでも活躍中。初めて妊娠がわかったときの思いや、あこがれだったママになる日を目前にしたいまの心境を伺いました!
(インタビューは妊娠10ヶ月時に行ないました)
子どもが大きくなったら見せてあげたい。妊娠中の出来事を動画で記録!
記念になるから撮っておこう家族への妊娠報告も撮影
妊娠がわかったのは、夫といっしょにリビングにいたときでした。妊娠検査薬を試す前に、夫から「とりあえず自分たちのリアクションを撮っておこう」って言われて(笑)、カメラを回しました。「いまから検査します!」って始まり、トイレから戻ってきて「じゃ、見ます!」みたいな。
最初は、検査結果の見方が二人ともわからなくて、「??」な表情に。説明書を見ながら、「これってそういうことだよね?やったーーーっ!」って、感動して顔を見合わせて。「じゃあ病院に行ってきまーす!」っていうところまでの20分くらいの動画でした。
二人で撮影をしているときは夫が「できたらいいねくらいだよね、わかんないからね、勘違いかもしれないからね」って言ってくれていたけど、私が検査している一人のときに「さっきはあぁ言ったけど、本当はめちゃくちゃできててほしい!頼む!!」と祈っている姿があって、私にプレッシャーをかけないように軽く声をかけてくれたやさしさに感動しました。
結果を見た夫が、信じられない様子で、すごく喜んでくれたのを覚えています。
妊娠中に動画をよく撮っていて、家族への妊娠報告時も撮影しました。ポケットサイズの小型ジンバルカメラを使っているんですが、隠しカメラみたいにさりげなく家具の間に置いてその様子を撮影。
母には自分の口から伝え、父にはエコー写真を入れた封筒を渡しました。二人ともすごく驚いて、泣いて喜んでくれた、その一部始終をバッチリおさめています!
そのほかにも、結婚報告や、女の子とわかったときも、夫と家族へのサプライズ報告をそれぞれ動画で撮影しています。YouTubeをやっているからか、動画を撮るくせがついちゃっていて(笑)、結構すぐ撮っていますね。
夫の家族は北海道ですが、私の家族に報告したときの動画を自分で編集して、テロップもつけて(笑)送りました。夫の家族への報告はテレビ電話ですが、そのテレビ電話の画面も、もちろん録画しています!
妊娠初期の段階でかなりの数の動画がたまってますね。夫と「あのときあーだったね」と動画を見て振り返って話したりもします。いまから子どもが大きくなったときに見せてあげるのが、私たちの楽しみです。
ずっと体調もよく順調だったことが、私にとって逆に不安に思うことも
2回目の妊婦健診に行く1、2週間前から、その前に感じていた不調や胸の張りがピタッとなくなったんです。「今回はダメだったのかもしれない」と思って、すごく落ち込んだときがあって。不安だからインターネットでいろいろ調べて、もっと不安になって、毎日泣いてましたね。
健診の前日も事実を知るのがこわくて大号泣。夫から「まだわからないよ」って言われても、自分の体はいちばん自分がわかるって言い放ったり、ちゃんと病院で聞きたいと思う反面、こわくて聞きたくない気持ちで混乱していました。健診当日は夫に付き添ってもらい、神様から天国にいるおばあちゃんにまでお願いしていました。
ところが、健診が終わったら、ドクターから「はい順調です!」と。いままで張りつめていた糸が切れて、力がフワーッと抜けて、また大号泣(笑)。結果、体調がただただよかっただけで。あのとき、大げさですが奇跡だと思いました。同時に、〈きっとこの子は大丈夫だ〉と安心しましたね。
いま妊婦生活を振り返っても早いですが、あのときがいちばんつらかったなぁ。妊娠8、9週目の壁って聞いたことがありますが、いざ自分がってなると、すごくこわくて耐えられなかったです。
私の場合、まだおなかも大きくなっていない時期に体調も普通で、仕事もいつもどおり、食べ物やにおいの変化なども全くなくて。つわりって大変って聞くけど、イコール赤ちゃんがいるっていう実感というか…。あまりに順調すぎて、逆に不安だったんです。
そんな不安も、いつも夫には全部話していました。ため込まずに、今日はこうだったよ、などたわいもない話もよく聞いてくれて、いつも支えてくれています。
夫はとにかくメンタルが安定していて、異常なくらい穏やかなんです。私がイライラして一人で怒っていても、隣で笑っているタイプ。けんかしたこともないんです。いまは彼の穏やかさが伝染したのかなってくらい、私も穏やかな気持ちで毎日を過ごしています。
鼻と口はパパに、目はママね。毎日赤ちゃんに言い続けてます(笑)
最近、エコー写真で見える顔が夫に似てきて、夫はとにかく「目はママに似てね」っておなかに向かって話しかけています。「鼻と口、心はパパね。だけどスタイルはママに似てね。でも、運動神経はパパ似で!」って、全部聞くの大変だろうなと思いつつ、夫婦でたくさんわが子に要望しています。
女の子とわかったときの顔が、パーツのすべてが私に似ていて。「一回整理しよ!まだ間に合うよ」って話しかけたら、次の健診のとき鼻がシュッと高くなったりして、本当にちょっと雰囲気が変わったんです。
▲これが“もうダメかも”と思ったとき。健診時に号泣したので、ドクターが心臓の動きがわかる数値も入れてくれました。ちゃんと心臓動いているよって言ってもらえて安心したなぁ。
▲女の子とわかったとき。自分の赤ちゃんのときの顔とそっくりでビックリ!性別もわかり、胎動も感じるようになったころなので、本当におなかに命が宿っているんだと神秘的でした。
▲妊娠9ヶ月で、赤ちゃんも2キロに!夫似になり、夫婦で希望をおなかに話しかけていたころ。このちょっと前には名前も決まり、家族や親しい友だちに報告しました。
聞いてくれているかなぁと想像しながら、いまは出産に向けて「あと何週間はおなかにいてね」とか「明るい方向に向かって、頭からつるんと出てきてね。すぐママに会えるからね」って伝えています。取り上げられるとき、医療用マスクをしている人を最初に見たら、「誰?」って驚くしこわいと思うから。
私たちが話しかけるとポコポコとよくけって動くので、答えてくれているような気がしてうれしくなります。私と夫以外では、あまり動かなくて。かなりの人見知りなのかな?そうやって毎日会話して、会える日を楽しみにしています。
【産後の家族写真】おなかの中にいた赤ちゃんはこんなお顔でした♡