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2022.09.29

育脳・知育

【0歳からのSTEAM教育】子どもの「好き」を最大限に伸ばすために親が知っておきたいこと

STEAMの目的は、子どもが社会を生き抜くための学びを得ること

アメリカやヨーロッパではよく知られた存在ですが、日本ではまだまだ認知度が低い。それでも、2018年頃から文部科学省がSTEAM教育の推進を始めてからはだいぶ広がってきているのかなとは思います。

ただ、STEAM教育の本質は「試験勉強のための学問」ではないので、それだと意味がなくて。今の時代は何が大事で、それにSTEAMをどううまくつなげていくかということが大切だと思っています。

たとえば「数学」と聞いたときに残念ながら今は「苦手」「難しそう」と感じる人もかなりいますよね。一方で「音楽」というと、「明るい」「楽しそう」と感じる人が多い。言葉には、その社会や文化の中でまとう空気感のようなものがあります。

それと同じように「STEAM」と聞いたときに「楽しい」「わくわく」するものであってほしいと思っています。(本当は「数学」も!)

砂場で遊んだり、導電性のあるものをつないで光がつくとか、あるいは花を摘んで観察したり。いろんな色を混ぜ合わせてみたり、消える文字を書いてみたり…

この先、STEAM教材やSTEAM教室というものもどんどん出てくると思います。もちろん、選択肢の一つとしてそれらを選ぶことは問題ないと思うんです。

ただ、「行くこと」が目的なのではなく、「子どもが社会や人生を生き抜くための心躍る学びを自ら得ること」が目的であることを忘れないでほしいなと思います。

子どもが「行ってみたい!」というなら、もちろん参加してOK。でも、その喜びは習い事ではなく、自然の中から見つけることができるかもしれない。ゴミ拾いだったり、新聞紙や包装紙で遊んだりするだけでも、新しい発見は見つかるものです。

「あなたは、研究者で、発明家で、芸術家で、もしかしたら起業家でもある」。そんなつもりで子どもに接してあげることが大事で、0~2歳の時期こそ、その人の人生の根源的な思想や感覚を養う大事な時期でもあると思います。
中島さち子中島さち子音楽家・数学研究者・STEAM教育者。株式会社steAm代表取締役、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、内閣府STEM Girls Ambassador、東京理科大学数学体験館副館長。国際数学オリンピック金メダリスト。音楽数学教育と共にアート&テクノロジーの研究も進める。https://steam21.com/


Baby-mo〈ベビモ〉編集部

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