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2022.11.25

SDGs

モンテッソーリ?プリスクール?それとも…私が幼稚園選びで大切にしたこととは?|SDGsな子育てがしたい #2

4歳の娘と3歳の息子の子育てをしているフリーアナウンサーの伊藤未奈です。

5年先が予想できないと言われている不確実な世界でも、我が子には自分で未来を切り拓いて、幸せな人生を送ってほしい。

親としてのそんな願いを実現する一つの手段として、私は自然の中で子どもを自由に遊ばせ、そこからの「学び」を最大限に活かす「森のようちえん」に3歳の息子を通わせています。

➤➤「森のようちえん」って何? わが子を通わせて気づいたことと驚きの変化|SDGsな子育てがしたい #1

が、はじめから「森のようちえん」一択だったわけではなく。

特に、もうすぐ5歳になる娘のときには、まだ「森のようちえん」の存在を知らなかったので、色々な園を見学に行きました。(現在年中の娘は、森のようちえんではなく、裏山やビオトープなど豊かな自然がある私立幼稚園に通っています)

私にとっては、見学するどの園も魅力的に思え、一つに絞るのが難しく…だからこそ幼稚園選びを通して、「子育てにおいて一番重視することは何か」の軸を見つけられた気がしています。

今回のテーマは「私が幼稚園選びで大切にしたこと」、参考になれば嬉しいです。

モンテッソーリの園で感じたこと

幼稚園探しで最初に見学したのがモンテッソーリの幼稚園。行く前から「ここに決める」くらいの心意気でした。

子どもがやりたいことを思う存分やれるように、集中できる環境や、使いやすい道具などを揃え、時間を区切って遊びを中断することのないモンテッソーリ。お花の水やりなど、「おしごと」と呼ばれる小さなお手伝いも用意されていて、子どもたちは達成感を感じながら自然と自立していくそうです。

さて、見学当日。期待値たっぷりで、園児たちがいる教室に入ろうとした私は、一人の先生にこんな言葉をかけられました。

「子どもたちの集中を乱さないように、お子さんも、静かに見学させてくださいね。」

 幼稚園で、静かにする…?びっくりしました。私の中での幼稚園は、子どもたちがキャーキャーはしゃぎまわる、騒がしいイメージだったので。

自分の子どもが静かにできるのかドキドキしながら教室に入ると、2〜3歳(プレの学年)の子どもたちが椅子に座り、一人一つずつ、指先を使う知育おもちゃ(教具)に黙々と取り組んでいました。

マイワールドがすでに確立されているような集中力が素晴らしかったです。大人に中断させられることなく、自分のやりたいことに没頭できるこの環境に、子どもたちは安心しているのだろうなと感じました。

と同時に、少し気になることも。午前中ずっと見学させてもらっていましたが、子どもたちは激しい動きをすることはあまりなく、教室の外に出る時間もありませんでした。

年齢的なものもあると思うのですが、お友だちと関わる時間も少なかったと思います。

「お外に出て、お友だちと体を動かすこともあるのですか」と質問したところ、外に行く時間もあるが、基本的には子どものしたいことが優先されるとのことでした。

モンテッソーリ教育で培われる集中力や達成感は素晴らしい!と思ったのですが、私たちはこの園を受験しませんでした。

幼少期は外で体を動かした方がいいのでは?
お友達と喧嘩をしたり、仲直りしたりしながら、社会性を身につける時期なのでは?

そんな思いが少しずつ、私たち親の中で芽生えた出来事でした。

プリスクールを辞退した理由

娘は、家の近くにあるインターナショナルスクールのプリスクールを受験したこともあります。

日々の活動はほとんど英語で、園児も多国籍な場合が多いプリスクール。ネイティブと同じ英語耳と国際感覚を身につけられるとあって、近年、入園を希望する家庭が急増しているそうです。

我が家は将来、海外駐在になる可能性が高く、いずれ英語は必要になると考えて受験することにしました。

しかし、いざ合格して通うことが決まると、はじめは小さな気掛かりだったことが、徐々に私たち親の中で大きくなっていきました。

園庭がない

プリスクールはアクセスを重視して駅近や都心にあることが多く、広い園庭を確保できない園が多いそう。娘の園も、人工芝の屋上が唯一の外遊び空間でした。

私たちが住む地域にはまだまだ自然が残っているだけに、それを堪能できないのは残念だなと思うようになりました。

そのほかにも、娘の日本語の発語が遅かったことや、卒園後の進路など、理由はあるのですが、私たちは悩んだ末、合格を辞退することにしました。

私が幼稚園選びで大切にしたこと

私は子どもに与えたいこと、してあげたいことがたくさんあったのですが、実際にいくつかの園を見学してみてはじめて、「本当に大切にしたいこと」がくっきり浮かび上がった気がしています。

幼児期は外の空気を吸いながら、めいっぱい体を動かして、花でも虫でも、本物に触れてほしい。
お友達とたくさん関わり、ときには喧嘩をしたり仲直りしたりしながら、多様性を感じてほしい。

そうやって得た本物の経験は、自主性や探究心、協調性を育み、今後、子ども自身が何かを本気で学びたいと思ったときに、一番のアクセルになるのではないかと思っています。

私にとっての軸は「自然の中での学び」でしたが、親御さんによっては早期の知育こそが一番だと考える人もいるでしょう。通いやすい駅近の園や、日常的に英語に触れる環境を第一と思う人もいるでしょうし、価値観は本当に人それぞれだと思います。

あなたが幼稚園選びで大切にすることは、どんなことですか。少しでも、幼稚園探しの参考になれば嬉しいです。

次の話➤➤子どもの心を強くする!生きるチカラを育む! 自然との触れ合いが教えてくれたこととは|SDGsな子育てがしたい #3

伊藤 未奈 エシカルアナウンサー/2児の母

SDGsな子育てとエシカルな情報を発信中。4歳娘・3歳息子・エコ好き主人・ワンコ1匹。日本テレビ系列局元アナウンサー。 Instagram

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