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2023.01.26

SDGs

子どもの心からの笑顔と「あぁ楽しかった♪」。 あなたは何回引き出せていますか?|SDGsな子育てがしたい #5

5歳の娘と3歳の息⼦の⼦育てをしているフリーアナウンサーの伊藤未奈です。

5年先が予想できないと⾔われている不確実な世界でも、我が⼦には⾃分で未来を切り拓いて、幸せな⼈⽣を送ってほしい。親としてのそんな願いを実現する⼀つの⼿段として、私は⾃然の中で⼦どもを⾃由に遊ばせ、そこからの「学び」を最⼤限に活かす「森のようちえん」に3歳の息⼦を通わせています。

➤➤「森のようちえん」って何? わが子を通わせて気づいたことと驚きの変化

息⼦が通う「森のようちえん」では、⾃然環境と同じくらい⼤切にしていることがあります。それは保育者や保護者の、⼦どもへの関わり⽅。⼦どもたちにとって「本当に安⼼できる場所」をつくるために⼼掛けていること。「安⼼」「信頼」が⼟台にあってはじめて⼦どもは⼼底笑えるのだそうです。

「SDGs な⼦育て」最終回は、ご家庭でも取り⼊れやすい内容かと思いますので、参考になればうれしいです。

感情にふたをしない

息⼦が通う「森のようちえん」では、⼦どもたちの感情にふたをせず、そのときの気持ちを出し切らせることで、「この場所では我慢しなくていい」「ありのままを受け⼊れてもらえる」と安⼼してもらえるように働きかけていると教えてもらいました。

例えば、お友達同⼠で喧嘩になってしまったとき「喧嘩しないで」とすぐに⼤⼈が仲裁に⼊るのではなく、⼀旦⾒守る。怒りの感情を引き起こしている「悔しい気持ち」や「悲しい気持ち」を、⼦ども同⼠で素直にぶつけ合うことで、だんだん信頼関係が築いていけるのだそうです。

ヒートアップしてしまったら⼤⼈が間に⼊るのですが、そのときも、気持ちを吐き出したり、整理したりできるように促しています。

「何があったのか?」
「どう思っているのか?」
「どうしたらいいと思うか?」
と⼤⼈が質問していくと、頑なだった⼦もポロポロと気持ちを⼝にするようになったり…。

⼤喧嘩をして、「嫌な気持ちが1mくらいある!!!」と激怒していた⼦が、最終的には「今の嫌な気持ちはこれくらい」と指で1cmくらいを⽰してニコッと笑ったのを⾒たときは、こちらまで晴れやかな、スッキリとした気持ちになりました。

⼤⼈が間に⼊って代わりに解決することは簡単ですが、少し時間をかけて気持ちを全部吐き出させ、それを受け⽌めることで、⼦どもは⼼から納得し、周りの⼤⼈やお友達を信頼していくのだということに気づかせてもらいました。

泣いてしまった⼦に対しても同じこと。泣きたいときは無理に泣き⽌ませたりせず、思う存分泣かせてあげたり、気持ちを代弁したりしてあげると、⼦どもは「受け⼊れてもらった」と感じて安⼼するそうです。

娘が変わった⽇

⾃分の気持ちを受け⼊れてもらえた⽇というのは、⼦どもにとってすごく清々しい⽇として記憶されるんだなと思ったことがあります。主⼈が出張でいなかった⽇、「もう帰ろう」と⾔わずに、暗くなるまで⼦どもたちと公園で遊んだ⽇がありました。

夏だったので夜7時は過ぎていたと思うのですが、「だめ!」や「やめて!」をなるべく⾔わず、⼦どもたちと同じ⽬線でやりたい遊びにとことん付き合いました。私も全⼒です。

暗くなってからのかくれんぼはスリルがあり、私までワクワクしたのを覚えています。全⼒で遊びきってお腹も空いたのでしょう。⼦どもたち⾃ら「帰ろう」と⾔い出し、帰路にある坂道をゆっくりと下りていたとき。

娘が「あぁ〜〜〜!今⽇は楽しかったねぇ〜、ママ!!」と⼤きな声で⾔ってくれました。その時の満⾯の笑顔が今でも⽬に焼き付いています。

⼦どもたちが求めているものはこれだったのかと気づきました。

いろんな感情を出し切り、受け⼊れてもらって、⼦どもは初めて⼼から笑える。⽉に1回でもいい。1シーズンに1回でもいい。⼦どもが⼼の底から⾔う「あぁ楽しかった!」を引き出してあげてほしい。と「森のようちえん」の保育者さんが⾔っていたことを思い出しました。
__________

⼦育てをしているとどうしても、「お利⼝にできる」「グズらない」「友達におもちゃを貸せる」⼦が理想だと思いがちですが、でも本当は、感情を素直に表現して、怒りも悲しみも爆発させることの⽅がずっと難しいのだそうです。

初めての場所や、初対⾯のお友達相⼿だと、萎縮してしまう⼦が多いですよね。そのことからもわかるように、⼦どもがイヤイヤ、グズグズできるのは、安⼼できる場所、信頼している相⼿だからこそ。「家庭」という信頼できる場所があって、はじめて⼦どもたちは外の世界へ冒険に⾏けるのだそうです。

そしてできることならその冒険は、家族ぐるみで仲良くしているお友達と、⾃然がたくさんある場所で、少しだけ背伸びすれば届くような壁にチャレンジしてみる、そんな経験が◎。
私にも、海や川に⼀緒に⾏ってくれるお友達家族がいますが、怖がっていたものを克服できた瞬間には、いつもこのお友達家族がいました。

家族が⾒守る安⼼できる環境で、お友達と刺激しあいながら、いつもと違うことに挑戦するという経験は、⼦どもの⼼をグッと成⻑させ、⾃信をつけてくれます。そして⼼からの満⾜感と「あぁ楽しかった♪」につながっている気がしています。

➤➤モンテッソーリ?プリスクール?それとも…私が幼稚園選びで大切にしたこととは?

伊藤 未奈 エシカルアナウンサー/2児の母

SDGsな子育てとエシカルな情報を発信中。4歳娘・3歳息子・エコ好き主人・ワンコ1匹。日本テレビ系列局元アナウンサー。 Instagram

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