「藤」を使った名前
春(4月中旬~5月上旬)になると薄紫や白の花を咲かせる藤の木。
垂れ下がるように花が咲いた姿はとても優美で、昔から多くの人に愛されてきた植物です。
藤の花の花言葉は「優しさ」「歓迎」など。藤の花房の垂れ下がっている様子が、おじぎをして客人を迎えている優しい女性のように見えることから付けられたそうです。
【男の子】・藤吾 藤悟(とうご)
・藤馬(とうま)
【女の子】・藤(ふじ)
・藤依(ふじえ)
・藤佳 藤花(とうか)
・藤子(とうこ・ふじこ)
・藤菜(ふじな)
「菫(すみれ)」を使った名前
春になると道端で花を咲かせる野草の一種で、深い紫(菫色)の花を咲かせます。
花言葉は「謙虚」「誠実」などがあり、野草として健気に咲いている様子から、素朴でほっこりする、可愛らしい印象があります。
そのままで「すみれ」と読むほか、「すみ」や「きん」と読むこともできます。
【男の子】・菫也(きんや)
・菫太郎(きんたろう)
・菫音(すみお)
・菫斗(すみと)
・嘉菫(よしすみ)
【女の子】・香菫(かすみ)
・すみれ
・董子 菫礼(すみれ)
・菫音(すみね)
「菖(あやめ)」を使った名前
アヤメ科の多年草で「はなしょうぶ」の別名があり、5月頃に上品な紫の花を咲かせるため春~初夏の植物として知られています。
5月5日の端午の節句では昔から「菖蒲湯に入って無病息災を願う」言い伝えがあります。「子供がすくすくと成長しますように」の願いを込めて「菖」の漢字を使うのもいいですね。
女の子は「あやめ」、男の子は「しょう」で使われることが多いです。
【男の子】・菖(しょう)
・菖太(しょうた)
・菖太郎(しょうたろう)
・菖真(しょうま)
・菖陽(しょうよう)
【女の子】・菖乃(あやの・しょうの)
・菖 菖芽 菖愛(あやめ)
・菖子(しょうこ)
【椿】を使った名前
古事記や万葉集に出てくる、木へんに春と書く椿は、古くから日本で愛されている花。12~4月の冬から春にかけて開花するのが特徴です。
冬の寒さの中でも美しい花を咲かせることから、強くたくましく美しく生きて欲しいという意味も名付けに込められています。
赤や白、ピンクの美しい花を咲かせ、その色によって花言葉も変化しますが、「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」「申し分のない魅力」「控えめな愛」「慎み深い」などがあります。
「つばき」の他に「ちん」と読むこともできますが、名付けに使う場合は「つばき」や「つば」と読むことが多いです。
【男の子】・椿樹 椿貴 椿希 椿基(つばき)
・椿早(つばさ)
【女の子】・つばき
・椿姫(つばき)
・椿沙(つばさ)
・菜椿芽(つばめ)
・実椿(みつば)
「リラ」「つくし」個性的な春の植物の名前も素敵!
春の植物の中に「リラ」や「つくし」もあります。カタカナやひらがなをそのまま使ってもいいですし、漢字を使って個性を出すのもいいですね。
「リラ」の名前
リラ(ライラック)はヨーロッパ原産の落葉樹。春~初夏にかけて、紫や白色の小さな花を穂のようにまとめてつけます。花言葉は「思い出」「青春の喜び」「友情」「純潔」など。
【男の子】・流来
・梨良
・璃良
・吏羅
・理楽
【女の子】・りら
・リラ
・莉來
・璃来
・里來
・理羅
・莉羅
「つくし」(土筆)の名前
つくし(土筆)は春になると土の中から顔を出し、真っすぐにぐんぐん伸びていくつくし。その様子から「努力」「向上心」といったポジティブな花言葉があります。
【男の子】・土筆
・創士
・愛士
・作心
・尽士
・筑紫
・造志
【女の子】・つくし
・つく詩
・創詩
・尽紫
・津来志
・都久詩