1歳6ヶ月~2歳ごろ
言葉をどんどんため込んで、大爆発!
歩き方がしっかりし、走ることもできるようになります。手先の動きも器用になり、スプーンやフォークで幼児食をパクパク。
言葉の面では、ため込んでいた言葉が一気に出現する時期を迎えます。語彙も増え、「わんわん、きた」などの2語文も出始めます。
●運動●・階段を上る(~2歳)
・ジャンプする(1歳8ヶ月~)
・ボールを蹴る(1歳6ヶ月~)
・走る(~1歳7ヶ月)
●手先の動き●・スプーンを使う(~1歳8ヶ月)
・2個の積み木を積む(~1歳7ヶ月)
●言葉&コミュニケーション●・「ママ」「パパ」以外に2語を言う(~1歳8ヶ月)
・人形ごっこが始まる(~2歳)
・「ワンワンは?」などと聞くとその絵を指す(2つ)(1歳6ヶ月~)
・「ブーブーきた」など2語文を言う(1歳7ヶ月~)
・手を洗って拭く(1歳6ヶ月~)
・洋服を自分で脱ぐ(1歳6ヶ月~)
・靴を履く(1歳10ヶ月~)
2歳~3歳
「自分が!」「自分で!」強い主張は自我の芽生えジャンプしたり、片足立ちをしたり、難しい動きもできるように。言葉も増え、知っている単語を並べて会話もできます。語彙数は2歳ごろで300語、2歳6ヶ月ごろで500語、3歳前後で1000語に。
「自分でできる」という思いや、「これがしたい」というこだわりが強くなり、かんしゃくを起こして困らせることも。「コレはボクの!」などと自分の領域を大きくしようとする「自我の形成」時期で、他者を受け入れられるようになってくる「自我の充実」時期でもあります。
●運動●・ジャンプする(~2歳5ヶ月)
・片足立ちする(2歳4ヶ月~)
・1秒片足立ちする(2歳6ヶ月~)
育脳ポイント:外に出て体を動かし「できる!」の喜びを
運動能力が飛躍的に向上する時期です。「自分でやる!」という意欲も高い時期なので、公園や自然の中に連れ出して、さまざまな動きに挑戦させましょう。
●手先の動き●
・シールを貼る(2歳2ヶ月~)
・〇(丸)を描く(2歳6ヶ月~)
育脳ポイント:手、指、手首の連動を促す遊びを
手首をひねったり、小さな穴に入れたりなど、手先の器用さが高まります。おもちゃ遊びだけでなく、手遊び、砂場遊びなど、遊びのバリエーションを豊かにしていきたい時期。
●言葉&コミュニケーション●・靴を履く(~3歳)
・友達の名前を言う(2歳~)
・色の名前が4つ言える(2歳5ヶ月~)
・手を洗って拭く(~2歳6ヶ月)
・洋服を自分で脱ぐ(~2歳6ヶ月)
・自分で洋服を着る(2歳6ヶ月~)
育脳ポイント:身支度の仕方や手洗いを教えよう
手や指先が器用になる時期なので、着替えや食事、手洗いやうがいの方法も教えていきましょう。親は後ろに回って手を添えて、できるだけ自分でやっている気分にさせてあげてください。
3歳~4歳
人の気持ちが少しずつわかり始めるボタンをとめたり、はさみを使ったり、クレヨンで〇を描いたり、手先の器用さが増してきます。体も自由に動くようになります。
知的な面も飛躍的に発達し、人の気持ちも少しは察することができ、「どうして〇〇なの?」という質問も次々に飛び出します。
●運動●・ケンケンする(3歳~)
・三輪車のペダルをこぐ(3歳~)
・2秒片足立ちする(3歳~)
・3秒片足立ちする(3歳6ヶ月~)
●手先の動き●・はしを使う(3歳~)
・〇〈丸〉を描く(~3歳9ヶ月)
・人物の3部分〈輪郭、目、口など〉を入れた絵を描く(3歳~)
・シールを貼る(~3歳6ヶ月~)
●言葉&コミュニケーション●・前後上下がわかる(3歳~)
・5まで数える(3歳6ヶ月~)
・色の名前が4つ言える(~4歳)
・自分で歯を磨く(3歳~)
・自分で洋服を着る(~3歳6ヶ月)
育脳ポイント:絵本を読むだけでなく会話の中で発展させて
読み聞かせは脳育てに最適な遊びですが、聞かせるだけでなくお話の内容についておしゃべりすることで脳はさらに活性化します。物語の世界を2倍楽しみましょう。
4歳~5歳ごろ
ルールや約束を理解して、友達関係も豊かにひとりで身支度をしたり、ルールのある遊びをしたり、お友達とケンカしても仲直りできるようになります。運動能力も高まり、スキップしながら踊ったり、ジャングルジムによじ登ったりもできるように。
「もっと遊びたいけど…貸してあげる」など自制心が生まれ、幼稚園での集団活動も楽しめる時期になります。語彙数は4歳で1500語、5歳で2000語にまで増えます。
●運動●・スキップする(4歳~)
・5秒片足立ちする(4歳~)
・6秒片足立ちする(4歳6ヶ月~)
●手先の動き●・はしを使う(~3歳6ヶ月)
・□〈四角〉を描く(4歳~)
・人物の3部分〈輪郭、目、口など〉を入れた絵を描く(~3歳6ヶ月)
・人物の6部分〈輪郭、目、口など〉を入れた絵を描く(4歳~)
●言葉&コミュニケーション●・前後上下がわかる(~4歳6ヶ月~)
・ひとりで絵本をながめる(4歳~)
・5まで数える(~5歳)
・自分で歯を磨く(~5歳)
育脳ポイント:「やりなさい」ではなく見守りが必要です
自分のことが自分でできるようになるものの、まだ完璧ではありません。やる気にもムラがあるので、見守りながら「がんばっているね」と励まして応援しましょう。
_______
子供の成長や発達は個人差が大きく、ここで紹介した流れはあくまで目安ですが、「今、目の前にる赤ちゃんにどう接すればいいか」「もう少し大きくなったときにどう向き合えばいいか」のヒントになるはず。子供の「できそう!できた!」を応援してあげたいですね。
記事を読む⇒⇒⇒
【専門家監修】赤ちゃんの性格はいつから決まる?親から遺伝する?記事を読む⇒⇒⇒
赤ちゃんの「サイン」はこんな意味!泣き方・クセ・しぐさ