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2021.08.25

成長・発育

赤ちゃんの「サイン」はこんな意味!泣き方・クセ・しぐさ

赤ちゃんは言葉を話せない分、いろいろなサインを出しています。赤ちゃんとの生活の中で、ママにはだんだんとわかってきますが、まだまだ不思議に思うこともありますよね。そんな赤ちゃんの、体のサインの意味について、中野こどもクリニック院長の中野康伸先生にお聞きしました。

赤ちゃんにとって「泣き」はコミュニケーションです

赤ちゃんは話すことができないので、ママに何かをしてほしいとき、どこかが痛いとき、おなかがすいているときなど、なにかにつけて泣いてアピールします。グズグズ泣く子もいれば、ギャンギャン泣く子もいますが、実は、赤ちゃんの泣き方の違いには、あまり意味はありません。泣き方は、その子のキャラクターによるところが大きいといえるでしょう。大人でも、なんでも強い調子で話す人、控えめな人などさまざまなタイプの人がいますよね。赤ちゃんの泣き方には、その子の個性があらわれているのです。

成長につれて社会に慣れると泣き方にも変化が

泣くことは赤ちゃんが自分の意思を伝える手段ですが、成長にともなってだんだんちょっとしたことでは泣かなくなったり、泣き方が変わってきたりします。 新生児のころは、おなかがすいたら泣いて知らせていたのが、おすわりできるころにはテーブルをたたいて食べたい気持ちを表現したりするようになります。成長するにつれて、たとえば「甘え泣き」と「空腹で泣いている」泣き方の違いにママが気づくようになることもありますね。赤ちゃんはさまざまなことを学習しながら脳を発達させています。泣かなくなる、泣き方が変わる、というのは、赤ちゃんが社会に適応していくプロセスでもあるのです。 ただし、どんな月齢でも、ふだんの泣き方とは全然違う泣き方をする場合は、病気の可能性もあります。ママの勘は、意外と当たるもの。「おかしいな」と思ったら、早めに受診しましょう。

こんなときは受診すべき? 心配な泣き方 チェックリスト

・ふだんと違う泣き方。苦しそうな泣き方

いつもと泣き声が違う、泣き声が弱々しい、逆に異常に大きい、見ていて苦しそう、などの場合は、体調が悪いことも考えられます。きょうに限って寝る前に泣きやまないなど、いつもと様子が違う場合も同様です。早めに受診するようにしましょう。

・ひどく泣く、泣きやむを繰り返す

腸の一部分がほかの部分にもぐりこんでしまう腸重積という病気の可能性があります。最初は1〜2時間おきに泣きますが、だんだんその間隔が短くなってくるのが特徴です。命にかかわることもあるので、大至急受診を。

・泣きながらひきつけ!

赤ちゃんは泣きすぎてうまく息ができなくなり、ひきつけを起こすことがあります。これは「泣き入りひきつけ」といいますが、特に心配はいりません。息をする間もなく泣き続けていると起こしやすいので、抱っこするなどして、なだめてあげてください。

読者発! 体調が悪いときの表情はこう違う

甘えたいだけのときとは違う表情になります

赤ちゃん 体調悪いときの顔娘は、甘えたいときと調子の悪いときでは泣き方がぜんぜん違います。ちょっと機嫌が悪くて甘えたいときは、泣き方もおだやかなもの。目には涙をためていますが、抱っこするとニヤッとします。調子が悪いときは目からは涙、鼻からは鼻水。抱っこをしてもムズムズと落ち着かない様子で、なかなか泣きやみません。(Hちゃん・1才のママ)

突然の大泣きが、じんましんのサイン!?

夜、突然大泣きが始まり、顔が真っ赤になっていたので熱をはかったら38度台。そのうち、顔全体にポツポツが出始めました。最初は「突発?」と思いましたが、「熱が出てすぐだから違うか……」と思い直し、翌日かかりつけ医へ。結局、「ストレスや疲れが原因のじんましんではないか」ということでした。(Rくん・1才2カ月のママ)

ママがイライラしてると、寝つきが悪くなる!?

日中は機嫌がよく、寝つきもよいのですが、1才を過ぎるころから夜中に3〜4回ぐずって泣くようになりました。昼間の授乳をやめていたので、「量が足りないのかも」と思い、夜寝る前に牛乳を足すようにしたら少しましになりました。なんとなくですが、夫とケンカして私がイライラしていると泣き方がひどくなる気がします。(Tくん・1才1カ月のママ)

のけぞって泣くのは、寝るタイミングを逃したとき

いつもは泣いてもすぐに泣きやむのですが、「ギャーッ!」と顔を赤くしてのけぞって泣くことも。6カ月ごろからときどきそういうことがあったのですが、どうも「自分は眠いのに、外出していてうまく眠れない」「テレビを見てしまって眠れない」など、寝るタイミングを逃すとそうなるようです。(Aくん・1才のママ)

朝起きて泣きだした! その原因は・・・

体調悪い マンガ1才ぐらいのときの休日の朝、いきなり泣きだしました。あやしたり、抱っこしたりしてもダメ。それまで一度もそんなことはなく、「どこか痛いのか」と心配になったのですが、ふと「ミルク飲む?」と聞いたら、手をたたき始め、飲んだらケロッと機嫌が直りました。休日でいつもより起きるのが遅かったので、おなかがすいていたみたいです。(Sくん・1才3カ月のママ)

体調が悪いと目がうつろで二重に!?

育児マンガ 病気体験体調が悪いときは、いつもは泣かないようなことで泣いたり、好きなことをしても興味を示さなかったりします。たいてい、夜には熱が出ます。顔つきも元気がなくなり、目がぼんやりとうつろになり、二重まぶたに。(Yちゃん・1才1カ月のママ)

嘔吐していたのは離乳食の形状のせい

2回食の初期に、2日に1回ぐらい、食べたあとに吐いていました。しばらく様子を見ていたのですが、全部ゲローッと吐くので心配になり、受診。「食べ物が大きいのでは」と言われ、こまかくしたら吐かなくなりました。(Mちゃん・1才2カ月のママ)

大丈夫? 「赤ちゃんの気になるしぐさ」にDr.がアドバイス!

ほとんどの場合は赤ちゃんの単なるクセです

しぐさには、「数秒間ぼんやりして、その後なにごともなかったように元どおりの動作を続ける」「呼びかけに答えない」「手足を突っ張らせ、リズミカルにうなずくような動作をする」などがあります。こうしたしぐさをするのは、「てんかん」という神経系の病気の可能性が。専門医を受診して、検査をしてもらいましょう。

不思議なしぐさの多くは心配のないもの

しかし、赤ちゃんがするしぐさは単なるクセであることがほとんど。「意識がなくなる」「意識が飛ぶ」という様子が見られないなら、まず心配はありません。 たとえば、かなり長い時間同じ姿勢で足を屈伸させる、床に寝ころんで足をバタバタさせ続ける、背泳ぎスタイルや片足だけを立てて進むはいはいなど、大人から見て少し不思議に見えるしぐさであっても、多くはある程度の時間がたてばしなくなります。どうしても気になる場合は、まずかかりつけ医に相談してみるといいでしょう。

頭を壁にガンガンとぶつけるのは、よくあること

床や壁に頭をぶつける赤ちゃんは、ときどき見かけます。ほかに変わった様子がなければ多くの場合は心配いりません。ただし、なかには神経系の病気が隠れているケースがあります。健診の際などにかかりつけ医に相談してみましょう。小児神経科の専門医のいる病院が受診できればベスト。

丸くなって寝るのは胎児期の記憶

胎児ポーズこれは赤ちゃんの胎児期の記憶といえるでしょう。胎児のころ、赤ちゃんは子宮の中で体を丸めた姿勢になっています。そのころの記憶が残っていて、その子にとっては丸まった姿勢がいちばん落ち着くのではないでしょうか。成長とともに寝るときの姿勢も変わっていくので、そのままにしておいて大丈夫です。

うんちの色はこう判断する

便が発するサインでもっとも気にしなければならないのは、「色」。特に白・赤・黒の便は、要注意です。白い便で考えられる代表的なものに、ロタウイルス性腸炎があります。クリーム色がかった水のような便が出ます。生まれつきの病気である胆道閉鎖症の場合も、灰色がかった白い便が出ます。 赤い便は腸炎のほか、腸重積の可能性も。これは腸の一部分がほかの腸の部分にくい込むもので、いちごゼリーのような便が出ることがあります。ほうっておくと命にかかわることもあるので、大至急受診しましょう。 また、腸の上のほうから出血している場合は、便が黒っぽくなることもあります。「出血=赤」というわけではないので、気をつけましょう。

うんちをするときに泣き叫ぶときは

うんちがかたくなって肛門の粘膜が切れる「肛門裂傷」を起こしているのでは? いわゆる「切れ痔」で、大人でもつらいものです。ひどくなる前に受診しましょう。食物繊維たっぷりのメニューを心がけ、水分を多めにとらせて。歩き始めると運動量が増え、便秘は次第に解消されていくでしょう。

ボーッとしたり顔がむくむのは、病気のサイン

大人でもかぜをひいて熱があるときは、ぼーっとしたり、目がとろんとしたりします。さらに症状が重くなると、目が落ちくぼんでくることも。赤ちゃんも同じなので、こうした様子が見られたときは、すぐに受診しましょう。「少しの間ぼーっとしているが、しばらくすると元に戻って動作を続ける」というような場合は、何か神経系の病気の可能性もあるので、専門医を受診してください。 また、顔がむくんでいる場合は、ネフローゼ症候群という腎臓の病気や接触性皮膚炎、薬の副作用などが考えられます。いずれにしても治療や薬の変更などが必要になるので、受診して医師の指示に従いましょう。

よく目やにが出まるときは・・・

目から鼻にかけて通っている「鼻涙管(びるいかん)」が閉じたままだと、目頭にしずくのような目やにが出て、なかなか止まりません。処方された点眼薬の使用や目の内側をマッサージするだけでほとんどは自然に治りますが、心配なら早めに受診を。冷たい風に当たって涙が出るのは、一時的なことで特に心配ありません。

ふだんの量の半分程度しか食べなかったら要注意

食欲が落ちるのは、赤ちゃんでも大人でも体調が悪いというサインの一つ。いつも飲んだり食べたりしている量の半分程度しか食べないような場合は、受診したほうが安心です。 また、体重がまったく増えなかったり、減ってきたという場合も受診が必要ですが、1才を過ぎると、身長や体重の伸びは通常鈍くなります。母子健康手帳にある成長曲線と照らし合わせて、極端に離れていなければ、様子を見ていて大丈夫です。

食欲がなくなるのは発熱の証拠

11カ月で突発性発疹にかかったとき、ふだんはたくさん食べるのに食欲がなくなり、水分ばかり欲しがりました。その経験から、食欲がないときは「熱があるな」とわかるようになりました。だいたい38度以上だと、食べ物より水分を欲しがるように思います。

朝だけ食欲がなく、離乳食をあまり食べないときは

赤ちゃんの夕食の時間が遅いのかもしれません。大人でも夜遅く食事をすると、翌朝食欲があまりないのと同じです。赤ちゃんは、夜6時ぐらいまでに夕食を終わらせるのが理想的。大人の時間に合わせて夜型の生活をしていると生活リズムが乱れてしまうので、赤ちゃんに合わせた生活を心がけて。

記事を読む⇒⇒⇒最初に教えたい!はじめてベビーサイン8種類

イラスト/あさだじゅんこ

Baby-mo〈ベビモ〉編集部

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